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今期のケニアがとにかくすごい!
今回スポットを当てるのは人気産地「ケニア」。
堀口珈琲では長年に渡って良質なケニア産コーヒーを追い求め、最高峰のケニアをお届けしてきたという自負がありますが、意外にも(?)ケニア単体で特集を組むのは初の試みです。
なぜ、いまこのタイミングでケニア特集なのか。
それは「今期のケニアがすごい!」からに他なりません。
ここまでの出来は5年に1度、いや10年に1度かもしれません。
華やかな酸、ジューシーな果実味、濃厚なコクと甘み。
素晴らしすぎる作柄で届いた今期のケニアを「とにかく体験してほしい!」。
そんな想いから、今回は4種類の焙煎度でお届けし、お得な飲み比べセットもご用意しています。
風味の特徴はもちろん、おいしさの背景も深掘りしていきたいと思います!
じっくり楽しむ
単品紹介
- 「カラツファクトリー」
シティロースト 200g
品切れ - ケニアの「ジューシーな酸」を堪能できる一杯。柑橘、プラム、ベリー系などの充実した果実感。
- 「カラツファクトリー」
フルシティロースト 200g
品切れ - 数年ぶりに販売するケニアのフルシティ。ここまで華やかで果実味豊かなフルシティは中々体験できません!
- 「カムワンギファクトリー」
フレンチロースト 200g
1,900円(税込2,052円) - ケニアの「分厚いボディ」や「芳醇な香り」を堪能できる濃厚な深煎り。
- 「カイナムイファクトリー」
イタリアンロースト 200g
1,900円(税込2,052円) - 極深煎りに仕上げてもケニアの「華やかさ」は健在。まるで熟成された赤ワインのよう。
- 「【ロス・クレストネス】
エル・セロ SL」
フレンチロースト 200g
品切れ - なぜケニア特集の中にコスタリカのコーヒーが?!その理由は後述します!
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ケニア産コーヒーの風味の特徴
2−1 風味の特徴
華やか、ジューシー、芳醇、濃厚。
様々な言葉を駆使して表現されるケニアの独特なキャラクター。
その風味の特徴を以下に解説していきましょう。
<明確な酸>
特徴としてまず挙げられるのは「明確な酸」です。 他国のコーヒーと比較してケニアのコーヒーにはより輪郭のはっきりとした酸を感じることができます。それは「すっぱい」「きつい」といったネガティブなものではなく、「華やか」「明るい」といった印象の良質な酸味です。
<しっかりとしたコク>
続いてあげられるのが、「しっかりとしたコク」です。ケニア産コーヒーはボディが強く、また黒蜜や黒糖、あんずジャムなどを連想させる甘みがあり、口に含むと「しっかりとしたコク」が感じられます。
<豊かな果実感>
明確な酸味、力強いボディ、濃厚な甘み。ケニア産コーヒーに感じられるこれらの特徴は、様々な果実を連想させてくれます。グレープフルーツやオレンジといった柑橘果実、ラズベリーやブルーベリーなどのベリー系果実、カシスやプルーンなどの黒い果実。浅めの焙煎ではトマトのような風味を感じることもあります。その複雑にして豊かな果実感は、さながら「風味のデパート」です。
✔ 優れたケニアコーヒーからは良質な酸としっかりとしたコクが感じられる
✔ 複雑にして豊かな果実感は、まるで「風味のデパート」
2−2 焙煎度による違い
上述した風味は、焙煎度の違いによって表情を変えていきます。
浅めの焙煎度では柑橘や赤い果実のジューシーな酸味を特徴的に感じることができ、焙煎が深くなるにつれ黒い果実や熟した果実を連想させる華やかで甘い果実味が感じられ、ボディの強さも際立っていきます。
今回の販売する「カラツファクトリー」シティローストではケニアらしいジューシーな酸を、「カラツファクトリー」フルシティローストでは華やかで上品な果実味を、「カムワンギファクトリー」フレンチローストでは厚みのあるボディと濃密な甘みを、「カイナムイファクトリー」イタリアンローストでは重量感のある触感と熟成された赤ワインのようなニュアンスを。
焙煎度の違いによって魅せるケニアの多彩な表情をお楽しみください。
✔ 焙煎度の違いによってガラリと表情を変えるケニアコーヒー
✔ 浅めの焙煎度では柑橘や赤い果実のジューシーな酸味が特徴的
✔ 焙煎が深くなるにつれ黒い果実や熟した果実を連想させる果実味が表れる
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風味の独自性をもたらすSL品種
上述した独特な風味をもたらす要素の一つとしてあげられるのが「SL品種」です。
「SL」とは20世紀初頭、東アフリカ初のコーヒー研究所としてイギリス統治下のケニアに設立され「スコットラボラトリー(Scott Laboratories)」の頭文字です。ここでは当時世界的に問題となっていたコーヒーの「さび病」や、東アフリカ特有の厳しい「乾燥」などに耐性を持つ品種を生み出すべく、積極的な品種選抜・改良が行われていました。
この過程で生まれたのがSL28およびSL34。ケニアの栽培環境に適応したこの品種は、優れた風味を備える点も高く評価され、現在のケニアコーヒーを支える一つの大事な要素となっています。
そんなSL品種に目を付けたのは、高品質コーヒー市場で勝負する中米の生産者達。
ユニークかつ多様な香味のコーヒーを生産し、自分たちの商品の付加価値を上げるべく様々な品種にチャレンジする彼等は、特徴的な香味を放つ「SL品種」にも注目し、2000年代初頭から栽培を始める生産者が増えていきました。今では多くの生産者がこの品種の栽培に挑戦し、COE(コーヒー品評会)における上位入賞にSL品種が並ぶことも珍しくありません。
今回のケニア特集にあわせて、コスタリカで栽培されたSL品種のコーヒーもご用意しました。
ケニアから中米に渡ったSL品種がその土地や土壌や環境、生産者と出会うことでどう“融合”し、新しい香味を備えるのか。そんな点に注目しながらコーヒーを飲み比べてみると、より「おもしろい」コーヒー体験になるのではないかと思います。
✔ ケニアの栽培環境に適応し、特徴的な風味を備えるSL品種
✔ SL品種は中米の生産者の興味を掻き立てている
✔ コスタリカで栽培されたSL品種にご注目ください!
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堀口珈琲とケニア
4−1 20年以上の積み重ね
良質なケニア産コーヒーの香味は、堀口珈琲がスペシャリテとするブレンドにおいても欠かせない存在。堀口珈琲が最高品質のケニアを追求し、買い付けを行ってきた歴史は20年以上に及びます。
当時ケニアのコーヒーはオークション経由での買い付けがメインだったため、時季になると毎週何十種類にも及ぶサンプルをカッピングし、品質の高いものを選んでは落札をしていました。そのような毎年の経験からケニアの中でも品質の高いコーヒーを生産する優良なエリアやファクトリーの傾向が見えてきます。さらには実際に現地を訪問し、農家やファクトリーの状況や働く人々の様子を確認することで、継続的に高品質なコーヒーを生産できる条件もわかってきました。
今回お届けするカイナムイ、カムワンギ、カラツといった優良なファクトリーのコーヒーはこのような知見の蓄積の中で出会い、高品質なコーヒーとしていち早く評価し、継続的な関係性を構築してきました。私たちが品質を軸にした買い付けを継続することは、各ファクトリーによる農家への物質的・金銭的・技術的なサポートの継続に繋がります。それは、結果としてコーヒーの品質を支えることに繋がります。
ここ数年、気候条件などの影響によりケニア全体の作柄が思わしくなく、良質なコーヒーを適正な価格で買い付ける事が困難な状況が続いていました。そのような中でも、品質を軸にした生産者との「パートナーシップ」が、良質なケニアのコーヒーをお届けすることを可能にしていました。
そして、気候的な条件が良好で数年ぶりにケニア全体の作柄が良い今期。高品質なコーヒーを継続的に作り続けてきた生産者たちから届いたのは「すごい!」と感嘆してしまう程の素晴らしい品質のコーヒーたちでした。
✔ 堀口珈琲は20年以上ケニアというコーヒー産地を深めてきた
✔ 品質を軸にした「継続的な関係性」が非常に大切
✔ 今回ご紹介するのは長年の知見と信頼関係から生まれた最高峰のケニア
4−2 もっとケニア!
ケニアファンの皆様も、ケニアのコーヒー未体験の方々にも、今期のケニアをとにかく飲んでみてほしい。そんな想いから、お届けした今回の特集。4種類全てを飲み比べてみるもよし、お好みの焙煎度のコーヒーを1つ試してみるもよし。この機会にケニアのコーヒーを存分に楽しんでいただければ幸いです!
そして「ケニアのことをもっと知りたい!」というケニアファンの皆様へ。
コーヒー産地ケニアについて、最新の情報も反映させた記事をブランドサイトに公開しました。そもそもケニアってどんな国?コーヒー生産における特徴は?コーヒー農家が置かれている困難な状況とは?
ケニアのコーヒーを飲みながらご覧いただけますと幸いです。
コーヒー産地ケニアってこんな国!
私たちが過去に産地訪問した際の写真を交えながら、コーヒー産地ケニアをご紹介。どのような環境においてコーヒーが生産され、生産者の方々はどのような状況に置かれているのか。その背景を知ることで、皆様のコーヒー体験がより味わい深いものになれば幸いです。 。
コーヒー産地ケニアってこんな国!
私たちが過去に産地訪問した際の写真を交えながら、コーヒー産地ケニアをご紹介。どのような環境においてコーヒーが生産され、生産者の方々はどのような状況に置かれているのか。その背景を知ることで、皆様のコーヒー体験がより味わい深いものになれば幸いです。 。