ケニア 「カイナムイファクトリー」 イタリアンロースト 200g
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3月9日8:00販売終了素晴らしい出来のケニアを極深煎りでも
シロップの様な触感 完熟果実の華やかさ
今期のケニア、すごいです。ここまでの出来は5年に1度、いや10年に1度かもしれません。素晴らしすぎる作柄で届いた今期のケニアをとにかく味わってみてほしい!そんな想いから3種類のケニア産コーヒーをご紹介する特集「AMAZING KENYA!‐今期のケニアがすごい!‐」を開催中です!
ケニアはここ数年は天候不順などの影響で不安定な作柄が続いていましたが、その様な中でも毎年安定して高品質なコーヒーを届けてくれていた「カイナムイファクトリー」。その唯一無二の個性からCOEDOブルワリーとの共作「克一黒」(傑作!)の素材にも抜擢しています。今回は当店のラインナップの中で最も焙煎度の深いイタリアンローストにてお届けいたします。重厚なボディと濃厚な甘み、そして極めて深く焙煎してもなお感じられる華やかな果実感は圧巻です。定番ブレンド#9と併せて是非お試しください。
こちらの商品は3月9日(木)午前8:00で販売を終了いたします。最終お届け日は3月11日(土)です。この日より先の配送希望日をご指定の場合は、商品の都合上、最終お届け日に自動変更されますのでご注意ください。また、在庫が限られておりますので、期限内よりも早く販売を終了することがございます。何卒ご了承ください。まだ購入されていない方はもちろん、また飲みたいと考えていた方はぜひお買い逃がしのないようお早めにご注文ください。
産地の紹介
北にエチオピア、南にタンザニアと接するケニア。国のほぼ中心を赤道が貫きます。国土面積は586,600平方キロメートルで、日本の約1.5倍。人口は5,377万人と日本のおよそ半数です。主要な産業は農業でGDPの約3割、雇用の約6割を占めます。主な農産物はお茶、コーヒー、トウモロコシ、切り花など。コーヒーの生産量は約35,000tで世界25位(注1)。隣国のエチオピアやタンザニアと比較すると生産量は少なく、また減少傾向にもありますが、独特の香味から世界中のコーヒーファンに愛されている産地です。それ故にコーヒー生豆の価格は高額で取り引きされる傾向にあります。
上述の通り、農業が経済を支えている国ですが、重点経済政策として製造業に力を入れており、工業化が進んでいます。堅調な経済成長を続けており、2015年には途上国を脱し、中所得国入りを果たしています。 こういった背景はケニアのコーヒー農家が置かれる状況にも影響を及ぼしています。当社HP内の記事「コーヒー産地ケニアってこんな国!」にて詳しく解説していますので是非ご覧ください。
注1)GLOBAL NOTE 世界のコーヒー豆 生産量 国別ランキング・推移
販売予定期間
2023/2/1 〜 2023/2月下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。
産地情報
- 地域:
- 中央州キリニャガ東部Gichugu地区Ngariama
- 標高:
- 1460〜1750m
- 品種:
- SL28, SL34, Ruiru11
- 精製:
- 発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュト
カイナムイファクトリーはケニア最高峰のケニア山の南麓に位置しています。当店でも扱いのあるキウニュファクトリーとは10キロも離れていません。カラツファクトリーとは少し離れています。(地図データ: Google、DigitalGlobe)
カイナムイファクトリーはキリニャガの東部kiamutuguという町から3kmほどにあり、ケニア山の南麓に位置します。設立から50年ほどの歴史があるファクトリーです。
農家の方が収穫したコーヒーチェリーを持ち込んでいました。この作業は換金する前に選別している様子。
ファクトリーマネージャーのパトリック・カムリさん。
ファーメンテーションを終えたパーチメントコーヒーは水路で水洗していきます。カイナムイは水洗工程時に非常にきれいな水を使っています。
特に力をいれていたのが、パーチメントコーヒーの乾燥です。乾燥工程が適切に行われないと品質に影響が出て、商品の価値が下がってしまうため、カイナムイでは水分計を使って科学的に水分値を図り、乾燥状態を見極めていました。水分値が10.5〜11%になるまで乾燥させるそうです。この水分計は各テーブルにつき1つ置かれていました。
アメリカナイズされた若者がハンドソーティングしていました。やはり乾燥工程には神経をつかっているのか、木製の棚やパーチメントコーヒーを広げるための網もまっすぐきれいに貼られていました。歪みやへこみがあるとその部分に豆が溜まってしまい乾燥ムラの原因となることがあります。
乾燥後はこの倉庫で保管されます。レスティングと呼ばれ、豆の水分値や温度を安定化させて豆へのストレスを軽減させる効果があります。
ファクトリーの脇には川が流れており、ここから精製に使用する水を確保しています。ファクトリーやウォッシングステーションの近くには必ずと言っていいほど川があり、また川に向かう傾斜を利用して乾燥ベッドを並べることが多いです。
ファクトリー近くの農地。シェードツリーはサイプレスやグラビレアが使われています。
ナーサリーではケニアで一般的なSL品種に加え、バティアンという品種も育てられていました。苗の割合としてはSLが1に対し、バティアンは5。バティアンは病気に強いといわれ、また、酸が強く感じられることからここ数年ケニアで栽培されている品種です。バティアンを植えて安定した収量を求めたい生産国と、一方、SLの複雑で濃縮感のあるカップキャラクターをケニアの魅力と捉え、SL品種などカップキャラクターに優れたコーヒーを植えてほしいと願う消費国の考えにギャップが生まれてしまうことを懸念しています。