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コスタリカ 「【ロス・クレストネス】エル・セロ SL28」 フレンチロースト 200g

1,836 (税込)

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「チリポ」を代表するマイクロミル
柑橘の果実やカシスを思わせる濃縮感

コスタリカのチリポエリアにおいて高品質コーヒーを牽引するマイクロミル【ロス・クレストネス】。堀口珈琲は日本のロースターとして初めてチリポに足を踏み入れ、一緒により良いコーヒーを作るパートナーとして、品質のみならず、農地の様子や精製施設、商品設計に至るまで、彼らと積極的な情報交換を続けてきました。

こちらの「エル・セロ」は【ロス・クレストネス】の管理責任者であるエルメス・カルデロンさんが手掛けたコーヒーです。お届けするのはSL品種。ケニアを中心に栽培されてきた品種ですが、そのユニークな香味から中米においても栽培にチャレンジする生産者が増えています。高標高のエル・セロ農地ならではの滑らかなコクに、SL品種由来の華やかな香味が感じられるユニークな一杯です。

産地の紹介

今では当店のコスタリカコーヒーに欠かせなくなったチリポ地域。首都を擁し、海岸線に沿って南東方向に伸びるように広がるサン・ホセ州の東端に位置しています。ここはコスタリカ最高峰のチリポ山に抱かれた、都市部とは違い山と森が大部分を占める自然豊かな地域です。 毎年のようにご紹介している【コラソン・デ・ヘスス】や、おなじみ【ロス・クレストネス】、【インペリオ・ロホ】など品質意識の高い熱意ある生産者がたくさんいます。ICAFE(コスタリカコーヒー協会)の生産エリア区分においてこの地域はかつて「ブルンカ」と呼ばれており、主に汎用品のコーヒーを生産するエリアとして認知されていました。

しかし、2000年代初頭から一部の生産者のなかで付加価値を付けた高品質なコーヒーで市場に打って出ようという機運が高まりました。小規模農家がミルの設立資金を集めコーヒーの買い手を探すのは非常に大変なことですが、情熱と努力をもってあきらめず活動を続けたこと、さらに政府の施策やNGOの協力もあり、今では高品質なコーヒーを生産するエリアとして非常に注目されています。堀口珈琲は日本のロースターとして初めてチリポに足を踏み入れ、以降も二人三脚で良いコーヒーのために努めてきました。

ブレンダーコメント

クリーンかつしっかりとした口当たり。品種由来と思われる柑橘の果実はじめカシスのような濃縮感とほのかにスパイシーな風味も感じさせます。冷めるとほのかに華やかな広がりも感じさせます。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2023/2/1 〜 2023/2/下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
エルメス・カルデロン・ヒメネス
地域:
サンホセ州ペレスセレドン市リバス地区ピエドラ
標高:
1,830〜1,910m
品種:
SL28
精製:
機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

クレストネスミルがあるピエドラ集落を農園から撮影しました。南にある町リバスから入るルートと山越え谷越えの北側から入るルートがあります。

この地域の特徴として、午前中は日が差しているのですが、午後になると雲や霧が立ち込めて日光を遮ります。撮影した日も最初は晴れていたのですが、次第に雲がでてきました。

コスタリカの主要な生産地域から離れたチリポを一躍有名にしたクレストネス生産者組合。定期的に勉強会を開くなど、メンバーは品質向上に積極的。設備投資もしっかり行っています。

収穫されたチェリーはパルパーで果肉を削ぎ落した後、ミューシレージリムーバー(機械式)によって豆を覆う粘着質(ミューシレージ)を除去します。驚くべきはこの清潔さです。隅々まで非常に丁寧に清掃されています。

ここまで清潔なミルはなかなかありません。経年劣化はありますが、一粒のチェリーも一かけらのパルプ(果肉)も落ちていません。

そして乾燥場に運ばれます。多段式の乾燥棚とパティオを使い分けていますね。乾燥棚は多いところでは5段になっており、乾燥の進行によって細かな高さ調節が行われています。5段は他のウェットミルでもなかなかありません。

乾燥後のパーチメントコーヒーを保管する倉庫です。ここもしっかり農園ごと、ロットごとに管理されています。

ドライミルにはパーチメントコーヒーをレスティングするための倉庫や脱殻機が整備されています。脱穀後は、カタドーラと呼ばれる風力を利用した簡易的な選別機にかけられたのち、サン・ホセまで運ばれます。脱殻まで行うことで一度にたくさんの豆を運搬できるようになりました。

エルメス・カルデロンさん。【ロス・クレストネス】マイクロミルの管理責任者で精製工程を中心に運営を取り仕切っています。

そんなエルメスさんが自身でもコーヒー栽培を始めるべく、所有する牧草地の中で標高の高いエリアをコーヒー農地として開墾したのが農地「エル・セロ」です。

「エル・セロ」のコーヒーは高標高農地ならではの厚みのあるボディが特徴的。エルメスさんはとても物静かで一見強面ですが、話すととても優しい方ですよ。