TOP > Viva!Brazil! 〜ブラジルの魅力、再発見〜
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高品質なブラジルを通年でご紹介します!
今期はブラジルから複数種類のコーヒーが届いています!
いずれの品質も良好で、一定の数量も確保することができました。今年はブラジルをたくさん楽しんでいただきたい!
そこで、今年は良質なブラジル産コーヒーを順番にご紹介していく特集を通年でお届けします!
タイトルはその名も「Viva!Brazil!」。
世界第一位の生産量を誇るブラジルにおいて、20年以上に渡って “品質”を追求してきた堀口珈琲による、初のブラジル特集です。
今回のために生産者への取材も実施し、おいしさの背景を深掘りしていきます。未体験の方はもちろん、長年のブラジルファンの方にも新たな魅力を発見していただけるような内容をお届けいたします!
現在販売中のブラジル
「マカウバ・デ・シーマ農園」
ブラジル 「マカウバ・デ・シーマ農園 ウォッシュト」 フルシティロースト 200g
販売価格:税込1,620円
口に含んだ瞬間から余韻まで続くスムースな触感。
ローストアーモンドを思わせる甘みが心地よく感じられます。
ブラジル 「マカウバ・デ・シーマ農園 ナチュラル」 フレンチロースト 200g
販売価格:税込1,620円
ほろ苦さと共に感じられる豊かな甘みとビターチョコレートの様な滑らかな触感。
ほのかにプルーンを思わせる華やかなフレーバーがあり、品の良さも備わっています。
リキッドコーヒー DARK 1000ml
販売価格:税込1,080円
本格的な味わいを手軽にお楽しみいただける「リキッドアイスコーヒー」。
重厚感のある苦みと濃密な甘みがお楽しみいただける「DARK」にはマカウバ・デ・シーマ農園の極深煎りを使用しています。
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3つのポイントから知る
ブラジルのコーヒー
まずはコーヒー産地ブラジルについて、簡単にご紹介しましょう。
2−1 コーヒー産地ブラジルの地理的特徴
こちらは南米のマップです。
地図で見ると大きな国ですね。南米大陸最大の国で、面積は日本の22.5倍。
北部に赤道が通り、南回帰線が南部に位置するサンパウロ付近を通ります。つまり国土の大半がいわゆる「コーヒーベルト」の範囲内に含まれています。
とは言ってもブラジル全域でコーヒーが栽培されている訳ではなく、コーヒー栽培に適した気候や標高などの条件が揃う南東部のミナスジェライス州、サンパウロ州、パラナ州、バイーア州で主にコーヒー生産が行われています。
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同じ南米大陸のコロンビアでは農地の標高が2,000m付近のコーヒーもありますが、今回の特集でご紹介するブラジルの標高はいずれも1,000m‐1,200m付近。
標高が低い=品質も低い? と思われるかもしれませんが、重要なのは標高そのものではなく、標高によって生じる昼夜の寒暖差。ブラジル南東部は緯度が高いため、標高1,000m付近でもしっかりとした寒暖差が生まれます。
2−2 ブラジル産コーヒーの風味傾向
他の生産国のコーヒーと比較して、酸味が穏やかなブラジルのコーヒー。良質なブラジルにはほどよいボディにローストアーモンドのような香ばしさを伴う甘みが感じられ、深めに焙煎するとカカオやチョコレートのようなニュアンスが引き立ちます。
酸味のある華やかなコーヒーより、コクのあるコーヒーを楽しみたいという方には特に好まれる産地です。
2−3 精製方法の違いとその風味


今回のブラジル特集では3つの精製方法(ナチュラル、パルプトナチュラル、ウォッシュト)のコーヒーを楽しんでいただきます。
伝統的にはナチュラル精製が採用されてきた産地ですが、品質向上(未熟豆の選別・除去)を目的としてパルプトナチュラルが実用化され、一部農園ではウォッシュト精製も行われています。
小規模生産者が香味の多様化を追求して複数の精製方法に挑戦するコスタリカとは違い、ブラジルでは大規模生産者が品質の向上を目的としてパルプトナチュラルやウォッシュトを実用化していった背景があります。
複数の精製方法が採用されているエチオピアやコスタリカ等と比較すると、精製方法による風味の違いは穏やかに感じられます。ウォッシュトは上述したようなナッツやカカオの風味が感じられ、ナチュラルはそこに熟した果実の風味がほんのりと加わります。
派手なナチュラルの香味はちょっと苦手という方もぜひ試してみてください。
>好みのコーヒーに出会うために知っておきたい4つの精製方法と味わい–(ブランドサイトへ)
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堀口珈琲とブラジル
ブラジルは世界最大のコーヒー生産国であり、そのシェアは全世界の1/3にも上ります。世界のコーヒー文化を支える最重要生産国と言っても過言ではありません。もちろん日本のコーヒー輸入量もブラジル産が第1位。
汎用品として幅広く流通してきたため、私たち日本人にとってもブラジル産コーヒーはなじみのある風味でしょう。
そんな生産量に注目が注がれるブラジルにおいて、堀口珈琲は「品質の追求」をしてきました。創業当初から現地訪問の回数は数知れず、これまで約20種類のブラジルを扱ってきました。私たちが追求してきたのは、クリーンでキャラクターの明確なブラジルです。
それは「量の産地」ブラジルにおいて、品質を追求する生産者と巡り合えたからこそ実現できたことでもあります。


今回の特集ではそんな生産者達にフォーカスを当てていきます。最初にご紹介するのは、当店初のパートナー生産者にして20年以上の付き合いにもなる「マカウバ・デ・シーマ農園」。堀口珈琲のブラジルといえばこちらの農園を思い浮かべる方も多いでしょう。これまでに何度も現地を訪れていますが、今回はリモートで農園主のグラウシオさんにお話しを伺いました。
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「マカウバ・デ・シーマ農園」
そのおいしさの背景に迫る
4−1 マカウバ・デ・シーマ農園とは
ブラジルの南東部に位置するミナスジェライス州。世界最大の生産量を誇るブラジルにおいて、その総生産量の約半分を占めるほどの一大コーヒー生産エリアです。このミナスジェライス州のセラード地区に「マカウバ・デ・シーマ農園」はあります。


セラード地区におけるコーヒー生産は、日本とも所縁があります。1979年、ブラジル政府と共同でセラード地区の土地開発プロジェクトを進めたのは日本のJICAでした。やせた土壌のセラード地区を開発するにあたり、日本の土壌開発技術が注目されたそうです。この開発事業に伴い、多くの日系移民たちが活躍しました。


こちらが農園主のグラウシオさん。堀口珈琲最古参のパートナー生産者です。クリーンなブラジル産のコーヒーを20年以上に渡って供給し続けてくれています。グラウシオさんのコーヒーは当店のシングルオリジンにおいて絶大な人気を誇ります。


農地の様子です。総面積505haで、コーヒー栽培面積は312ha。ヘクタールだとピンとこないかもしれませんので東京ドームで換算すると、総面積は東京ドーム109個分です。この広大な農地の一角に堀口珈琲専用の区画があり、そこでは私たちの要望に応えてブルボン品種を栽培してくれています。
4−2 農園主グラウシオさんへリモート取材!


今回の特集にあたり、ブラジルとリモートでつないで取材をさせてもらいました。地球の裏側ですので、日本時間の夜20時、ブラジルは早朝からスタートした取材は盛り上がり、3時間以上に及ぶ充実した時間になりました。
その全てはお伝えしきれないので詳細は当社ブランドサイトのHORIGUCHI COFFEEチャンネル記事「マカウバ・デ・シーマ農園 リモート取材レポート‐高品質と安定性を支える背景に迫る‐」に譲りつつ、ここでは中でも印象的だった話を2つに絞ってお伝えしたいと思います。それは「農地における雑草の活用」と「ドライミルにおける選別の強化」です。どちらも意外(?)なトピックかもしれませんが、グラウシオさんならではの取り組みなんです。


【農地における雑草の活用】
通常、農地の雑草対策として除草剤を撒くことが一般的ですが、マカウバ・デ・シーマ農園ではあえて雑草の種を蒔き、肥料を与えて育てています。これにより、以下のような効果が望めるといいます。
・土壌が柔らかくなり、コーヒーの木の根の伸長が促進される
・根からの土中成分の吸収量が多くなり、チェリーに養分が行き渡りやすくなる
・雑草がコーヒーの木にとっての害虫の天敵となる虫の住処となり、農薬の使用も低減できる
・一定程度育った雑草は刈り取って有機肥料として活用できる
最初は「なぜ雑草を?!」と驚きましたが、サステナブルかつ有効な方法であると感じました。この方法をセラード地区で初めて取り入れたのがグラウシオさんで、今では約2割の農家がこの方法を採用しているそうです。


【ドライミルにおける選別の強化】
農地で収穫されたコーヒーチェリーは農園内のウェットミルで被覆物の除去と乾燥が施されたのち、ドライミルへ運ばれて脱殻、選別がおこなわれます。私たちが商品ページにてコーヒーの紹介をする際、農地での取り組みやウェットミル工程に比べると、ドライミル工程を紹介することは少ないのですが、コーヒーの品質に影響を及ぼす大事な工程です。


なぜここでドライミルについて取り上げるかといえば、グラウシオさんがセラード地区のドライミルの管理等を行う組合の会長を務められているからです。2020年に会長に就任したグラウシオさんは、スペシャルティコーヒーの生産ラインの強化に取り組みます。1台しかなかった比重選別機を7台に増やし、処理能力を向上させます。また、ただ単に機械を増やすだけではなく、機械オペレーターへの教育など人的な面でも強化を図りました。


これにより生産量と選別のクオリティが飛躍的に向上します。実はここ数年、私たちがマカウバ・デ・シーマ農園から買い付けをする生豆の量が増えていたのですが、背景の一つにはドライミルにおける処理能力と精度の向上がありました。


コーヒー生産を始めた当初からいまもなお、品質向上のために新しいことにチャレンジし続けている真面目な情熱家、グラウシオさん。その姿勢こそが、高品質かつ安定的なコーヒー生産を支えているのだなと、今回の取材を通じて実感しました。
今回の取材の詳細を当社ブランドサイトのHORIGUCHI COFFEEチャンネル記事「 マカウバ・デ・シーマ農園 リモート取材レポート‐高品質と安定性を支える背景に迫る‐」に掲載しています。グラウシオさんのおいたちや、農地での取り組みを伺いました。マカウバ・デ・シーマ農園のコーヒーを飲みながら、是非ご覧ください。
マカウバ・デ・シーマ農園 リモート取材レポート
‐高品質と安定性を支える背景に迫る‐
農園の紹介からおいしさの背景まで、加えて他の農園とは違う独特な農法も!?リモート取材した内容をたっぷりお届けいたします。さらにはグラウシオさんから皆様へ向けてメッセージ動画も!
マカウバ・デ・シーマ農園 リモート取材レポート ‐高品質と安定性を支える背景に迫る‐
農園の紹介からおいしさの背景まで、加えて他の農園とは違う独特な農法も!?リモート取材した内容をたっぷりお届けいたします。さらにはグラウシオさんから皆様へ向けてメッセージ動画も!
現在販売中のブラジル
「マカウバ・デ・シーマ農園」
ブラジル 「マカウバ・デ・シーマ農園 ウォッシュト」 フルシティロースト 200g
販売価格:税込1,620円
口に含んだ瞬間から余韻まで続くスムースな触感。
ローストアーモンドを思わせる甘みが心地よく感じられます。
ブラジル 「マカウバ・デ・シーマ農園 ナチュラル」 フレンチロースト 200g
販売価格:税込1,620円
ほろ苦さと共に感じられる豊かな甘みとビターチョコレートの様な滑らかな触感。
ほのかにプルーンを思わせる華やかなフレーバーがあり、品の良さも備わっています。
リキッドコーヒー DARK 1000ml
販売価格:税込1,080円
本格的な味わいを手軽にお楽しみいただける「リキッドアイスコーヒー」。
重厚感のある苦みと濃密な甘みがお楽しみいただける「DARK」にはマカウバ・デ・シーマ農園の極深煎りを使用しています。