タンザニア 「ハイツ農園」 フレンチロースト 200g
1,700
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当社が期待するタンザニアの超新星
滑らかな触感に黒系果実のフレーバー
タンザニア・ンゴロンゴロ。世界遺産にも登録されている自然保護区が有名なこのエリアを堀口珈琲は“スペシャルティコーヒー保護区”として再注目しています。インパクトのある味わいが偏重的に評価される近年のスペシャルティ市場の中で、「繊細で滋味深いおいしさ」「バランスのとれた端正なおいしさ」といったスペシャルティコーヒーらしさを維持できている貴重な産地であるからです。
再注目するきっかけになったのがこちらの「ハイツ農園」。堀口珈琲のタンザニアと言えばブラックバーン農園一強という状態が何年も続く中で、2023年に登場した期待の新星です。その魅力は「力強いけれど主張し過ぎない」マイルドな味わい。特集「ンゴロンゴロ・コーヒー保護区」ではハイツ農園のコーヒーを3つの焙煎度でご用意して味わいを解説し、2024年8月に現地訪問した様子も交えながら産地を紹介しています。こちらのフレンチローストとシティローストは期間限定での販売です。
POINT
✔ タンザニア・ンゴロンゴロ地区のコーヒー
✔ シティ・フレンチ・イタリアンの3種類同時販売
✔ 滑らかな舌触りと濃厚な甘みの深煎り
産地の紹介
日本では「キリマンジャロ」という特定銘柄で有名なタンザニアのコーヒー。そのブランド力も手伝って、タンザニアのコーヒー輸出先において日本は常に上位に位置しています。知名度が高く流通量は多い一方で、品質に関しては当社の基準を満たすものになかなか出会えないのが現状です。
そんな中であった「ハイツ農園」はタンザニア北部、ケニアとの国境付近に位置しています。アフリカ最高峰キリマンジャロ山(5,895m)にもほど近いオルディアニ山(3,188 m)の西側斜面にある「ブラックバーン農園」からおよそ20kmほど離れたところにあります。隣接するエリアには自然豊かで世界遺産にもなっている「ンゴロンゴロ自然保護区」もあります。
販売予定期間
2024/11/13 〜 2024/12月下旬
産地情報
- 生産者:
- ヴィマックス・アミン氏
- 地域:
- アルーシャ州カラツ県
- 標高:
- 1,600〜1,800m
- 品種:
- ブルボン、N39、KP423
- 精製:
- 発酵槽を使用したウォッシュト
タンザニアは東アフリカに位置しており、隣国にはコーヒー栽培が盛んなケニア・ルワンダがあります。タンザニア国内にある農園の数は広い国土に反して多くなく、国全体でおよそ50〜60程です。そのうち約半数の農園が北部のアルーシャ州に集中しています。
有名産地としては南部のムベヤやムビンガ、西部のキゴマ、北部ではキリマンジャロ山周辺のアルーシャやモシが挙げられます。そして、今回ご紹介するハイツ農園が位置するンゴロンゴロ地域です。
ンゴロンゴロの多くの農園は、国立公園であるンゴロンゴロクレーターを囲う外輪山の山麓部分や、クレーターの南東側に位置するオルディアニ山の山麓に分布しています。今回販売するハイツ農園は、当店でもおなじみのブラックバーン農園から北東に20km離れた場所に位置しています。
こちらは農園主のヴィマックス・アミンさん。1980年代に現在の農園主であるヴィマックスさんの父親がこの農園を購入しました。現在のオーナーはヴィマックスさんですが、数年以内に彼の息子であるアクシャさんに引き継ぎたいと考えているため、彼に対して農園管理や事務・会計業務のトレーニングを行っているそうです。農園内の隅々にまで目を配り、ウォットミルの改修を計画しているなど品質向上にも前向きです。
こちらが今回販売するコーヒーが栽培されている「ブルーリボン」区画。農園の最上部区画に位置しています。農園内の標高差はトップとボトムで100m程度しかありませんが、下の区画に比べてブルーリボンの方がチェリーの熟すスピードが1か月も遅く、実際の気温差はそれなりにありそうです。この影響か、ゆっくりじっくり糖度を蓄えたチェリーが生まれています。
品種は主にブルボンです。生産性や耐病性に特化したハイブリッド系品種への植え替えが世界的に進む中、このような伝統品種が残っていることは珍しくとても貴重な存在です。この地に彼らが移民してきた頃から大切に大切に受け継がれてきたと言います。そして、この品種の優れた風味の観点から、これからも保存していきたいと考えているそうです。
こちらがウェットミル。現状問題なく稼働していますが、品質と生産性の向上を目的として改修を計画しています。ヴィマックスさんからは、他の優良農園でウェットミルのモデルケースはないか、どのような機械・構造にしたらより良くなるか、と積極的に質問され、彼の品質への高い意識を感じました。
農園近くには「ンゴロンゴロ自然保護区」が広がっています。
1979年に自然遺産として世界遺産に登録され、2010年には複合遺産としての拡大登録が認められています。動植物の保護を目的として指定されている保護区ですが、コーヒー生産にとって一番の利点は豊富な水源が確保されているということです。精製や灌漑など、コーヒー生産にはたくさんの水を使用します。干ばつや水不足の際、精度の高い生産を滞りなく行うためにも、近くに豊富な水源があることは非常にメリットです。
特集「ンゴロンゴロ・コーヒー保護区」では味わいを解説や抽出のコツ、2024年8月に現地訪問した様子も交えた産地紹介など、ンゴロンゴロのコーヒーを掘り下げています。