TOP > How to enjoy ETHIOPIA エチオピアを楽しむ3ステップ‐
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【商品紹介】6種類の個性！‐多彩なエチオピア‐
堀口珈琲のエチオピアに、新たに2種類のコーヒー「ファロ」と「ゴロ・ベデッサ」がラインナップに加わりました！これによって、エチオピアを楽しむ幅がさらに広がりました。
そこで、特集テーマは「エチオピアの楽しみ方」。
エチオピアを扱うロースターは数多くあれど、最高品質のエチオピアを、さらにはエチオピアの中でも“違い”を感じ、「コーヒーの多様性」まで楽しめるのは堀口珈琲ならではの体験です。
今回は6種類（！）のエチオピアをご紹介し、「精製方法」「生産エリア」「ブレンド」の３つのステップで、楽しみ方をご提案いたします！
商品紹介
- NEW！
「ファロ」
ハイロースト 200g
1,700円（税込1,836円） - 堀口珈琲として初めて扱うシダマ州のコーヒー。華やかな香りに、瑞々しく爽やかな果実感。注目のニューカマーです！
- 「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」
ハイロースト 200g
ご好評につき完売しました - 標高2,400m！理想の地に新設されたステーションから初めて届いたナチュラル。プリマヴェーラブレンドの素材としても活躍中！
- 「【ウォルカ】ハロ・ハディ」
シティロースト 200g
1,700円（税込1,836円） - 華やかな果実感に、ほのかにスパイシーなニュアンスも。複雑なフレーバーが魅力の【ウォルカ】ハロ・ハディ集落のウォッシュト。
- 「【ウォルカ】クレイウォット ナチュラル」
シティロースト 200g
1,750円（税込1,890円） - 瑞々しく豊かな果実感が特徴的な【ウォルカ】クレイウォット集落のナチュラル。ベリー系や白系果実の華やかさ。
- 「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」
シティロースト 200g
1,750円（税込1,890円） - クリーミーで心地よい質感と甘みが魅力の【ウォルカ】アダメ・マゾリョ集落のナチュラル。熟した果実の複雑さ。
- 「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」
フレンチロースト 200g
1,750円（税込1,890円） - 根強い人気を誇るエチオピアのナチュラル深煎り。熟成された赤ワインのような華やかさ。
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【風味の特徴】世界屈指の『華やかさ』
まずはエチオピアの風味傾向について解説します。
高品質なエチオピア産コーヒーに共通するのは圧倒的な「華やかさ」。その印象はどのような風味によって感じられるのか、3つのキーワードで細分化してみましょう。
＜フローラル＞
まず、カップから立ち昇るフローラルな香りに注目です。ウォッシュト精製のコーヒーでは白い花のような香りが感じられ、ナチュラル精製のコーヒーではそこにベリー系果実の香りが加わります。口に含む前の香りの時点でうっとりするような華やかさを感じていただけます。
＜フルーティ＞
口に含むと、鼻に抜けていくフローラルな香りと共に、口いっぱいに果実味が広がります。レモンやライムなどの柑橘果実、ラズベリーや黒ブドウなどのベリー系、ライチやピーチを思わせる白い果実など、瑞々しく豊かな果実味がエチオピアらしい「華やかさ」を感じさせてくれます。
＜スパイシー＞
フローラルでフルーティ、そこに黒コショウやピンクペッパー、ジンジャー等を思わせるスパイシーなニュアンスがほのかに感じられることも。華やかな香りに“複雑さ”や“奥行き”が加わります。
これらの風味は焙煎度によって変化します。酸味を感じやすい浅めの焙煎度では瑞々しく明るい果実味が感じられ、深くなるにつれ熟した果実を思わせる甘い余韻が感じられます。
また、精製方法や生産エリアの違い等によっても、その風味は多彩な表情を魅せます。フローラルな印象が鮮烈なコーヒーもあれば、とびきりフルーティなコーヒーもあります。さらにはフルーティの中でも「ピーチ」のような甘みが特徴的なコーヒーがあれば、「レモン」のような爽快な酸に特徴を持つコーヒーもあります。
その“違い”を探り、その“多様性”を感じると、エチオピアを楽しむ幅がグッと広がるんです。
✔ エチオピアのコーヒーは世界屈指の「華やかさ」
✔ キーワードは「フローラル」「フルーティ」「スパイシー」
✔ 焙煎度、精製方法、生産エリアの違いによってみせる多彩な表情に注目
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【STEP1】精製方法の”違い”を楽しむ
さて、ここからはエチオピアの楽しみ方を３つのステップで紹介していきましょう。
まず、最初に楽しんでいただきたいのは「精製方法」による風味の“違い”。
エチオピアは通年で「ウォッシュト」と「ナチュラル」の2種類を販売している唯一の産地ですので、エチオピアを楽しむ第１ステップとしてまずは「精製方法」による香味の違いを飲み比べて感じていただきたいと思います。
＞好みのコーヒーに出会うために知っておきたい４つの精製方法と味わい（ブランドサイトへ）
一般的に、ウォッシュトの場合は果肉が取り除かれた状態で乾燥されるため、きれいな酸やクリアな味わいが特徴です。ナチュラルの場合、果肉をつけたまま乾燥されることが影響して、独特の香りと味わいのあるコーヒーに仕上がる傾向があります。熟したベリー系の果実、スパイス感、ワインやウイスキーを思わせる芳醇さ等、その味わいの表現は様々です。
おすすめの飲み比べは「ファロ」ハイローストと「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」ハイロースト。前者は白いお花を思わせる華やかな香りに、ライムやピーチなどを思わせる瑞々しい果実味を、後者はナチュラル精製らしいベリー系果実や熟した果実を思わせる風味が感じられます。
焙煎度はいずれもハイロースト（中浅煎り）。精製方法の違いによってみせる「華やかさ」の“違い”をわかりやすく感じていただける組み合わせです。
いずれも堀口珈琲が初めて扱う注目の新商品！既に「精製方法の違いは知っている」というエチオピアファンの皆様にも飲んでいただきたいコーヒーです。
✔ エチオピアは通年でウォッシュトとナチュラルの2種類を販売している唯一の産地
✔ ウォッシュトはきれいな酸にクリアな味わい、ナチュラルは熟した果実の複雑さ
✔ 精製方法の違いによってみせる「華やかさ」の“違い”を楽しもう
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【STEP2】生産エリアの”違い”を楽しむ
精製方法の“違い”を体感された方に、続いて楽しんでいただきたいのは「生産エリア」の“違い”です。
エチオピアという「国」で大きく括るのではなく、コーヒーが生産された地区、さらには収穫された集落によっても生じる風味の“違い”を楽しむ。これぞシングルオリジンならではの醍醐味です。
エチオピアといえば「イルガチェフェ」が世界的にも有名な生産エリアです。当店でもイルガチェフェには並々ならぬこだわりがあります。一方で、アラビカコーヒー発祥の地であり多くの在来品種が自生しているエチオピアには「もっと紹介すべき素晴らしいコーヒーがあるはずだ！」と、それ以外のエリアも積極的に開拓してきました。
今回は当店が主に扱う5つのエリアについて、その位置関係や特徴をご紹介いたします。
イルガチェフェ -世界的に有名な産地‐
エチオピア南部イルガチェフェ村周辺エリアの総称として主にスペシャルティコーヒー界では定着している「イルガチェフェ」。具体的には南部諸民族州ゲデオゾーン（郡）のウェナゴ、イルガチェフェ、コチェレ、ゲデブの4つのウォレダ（市町村）にわかれます。華やかで瑞々しい明るい酸が特徴的と言われますが、実際は様々な特徴を備えるコーヒーで溢れています。「ウォテ」や「ゴティティ」をはじめ、今回ご紹介する「ウォルカ」も括りとしてイルガチェフェになります。
●現在販売中のイルガチェフェ
「【ウォルカ】ハロ・ハディ」シティロースト
「【ウォルカ】クレイウォット ナチュラル」シティロースト
「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」シティロースト
「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」フレンチロースト
グジ ‐高品質なコーヒーが続々と‐
イルガチェフェと隣接するオロミア州グジゾーン。イルガチェフェの中心から南東に80�劼曚匹い辰燭箸海蹐帽�がるエリアです。当店を長くご利用いただいている方にはおなじみ「サワナ農園」がグジのコーヒーです。近年ではグジから「ハロワト」や「ベンチ・ネンカ」、「ディダオラブルカ」、「ハバシラサ」など素晴らしいコーヒーが毎年のように届いており、イルガチェフェと比肩するポテンシャルの高さを有する生産エリアです。
今回ご紹介する「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」もグジから届いた初登場のコーヒーです。
●現在販売中のグジ
「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」ハイロースト ご好評につき完売しました。
シダマ ‐注目の初登場‐
イルガチェフェの中心から北東約90�劼飽銘屬垢襯轡瀬渊�。2019年に新たに設置された「州」で、それまでは南部諸民族州に属するシダマ県でした。今回ご紹介する「ファロ」が堀口珈琲として初めて扱うシダマ州のコーヒーです。近年のコーヒー品評会ではシダマ州のコーヒーが上位入賞しており、今後の発展が楽しみな生産エリアの一つです。
●現在販売中のシダマ
「ファロ」ハイロースト
ジンマ ‐上品な華やかさ‐
イルガチェフェの中心から北西に約300�劼砲△襯�ロミア州ジンマゾーン。コーヒー産地ひしめくアビシニア高原を南北に走る大きな谷「グレートリフトバレー（大地溝帯）」を境として、高原西側の非常に高い標高（約2,200ｍ）に位置しています。「フンダ・オリ」や「ナノ・チャラ」といったエチオピアのなかでも質感が柔らかく、ほどよく華やかで上品な印象のコーヒーが多いエリアです。
ハラー ‐エキゾチックな魅力‐
古くからコーヒー生産が盛んにおこなわれてきたエチオピア東部に位置する山岳地帯です。ここのコーヒーは「モカハラー」という世界的にも有名なブランド名をもっています。当店では東ハラー地区の商品「ハラー」をご紹介したことがあります。コニャックのような芳醇な香りにドライフルーツを思わせる甘み。非常にエキゾチックなコーヒーでした。
今回の特集ではイルガチェフェ、グジ、シダマの3つのエリアを同時に体験できる貴重な機会です。グジとイルガチェフェのナチュラルを飲み比べてみる。もしくはシダマとイルガチェフェのウォッシュトを飲み比べてみるなど、生産エリアの“違い”を楽しんでみてください。
また、同じイルガチェフェの【ウォルカ】でも、収穫された集落によって風味の特徴は異なります。瑞々しい果実感の「クレイウォット」、華やかでスパイシーな「ハロ・ハディ」、クリーミーな質感の「アダメ・マゾリョ」、しっかりとしたボディに桃の様な果実味の「ウレインチニーチャ」。その“違い”を感じ、ぜひ推しのエチオピアを見つけてみてください。
✔ エチオピアはアラビカコーヒー発祥の地であり多くの在来品種が自生している
✔ スペシャルティコーヒーの産地として世界的に有名な生産エリアは「イルガチェフェ」
✔ エチオピアは「イルガチェフェ」だけじゃない！「グジ」「シダマ」など、エリアの多様さを楽しもう
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【STEP3】ブレンドにおけるエチオピアを楽しむ
「精製方法」や「生産エリア」の違いで多様性を楽しむことができる堀口珈琲のエチオピア。ここからはさらにもう一歩進んで、堀口珈琲ならではの楽しみ方を提案したいと思います。
それは「ブレンド」です。
私たちがなぜ並々ならぬこだわりを持ってエチオピアの品質と多様さを追求するのかと言えば、それはブレンド創りに欠かせない素材であるからです。さらに言えば、高品質かつ多様なエチオピアの登場がブレンドをさらなる高みへと押し上げ、2021年のブレンドリニューアルの実現に至り、また季節限定特別ブレンドの創作の幅を広げてくれています。
今回の特集をきっかけに「エチオピア好きかも」と思った方や、既に「エチオピアが大好き！」という方は、ぜひこの機会にブレンドとの飲み比べを楽しんでみてください。きっとお気に入りのブレンドとの出会いや、新たな発見があるはずです。
プリマヴェーラブレンド2023（ご好評につき完売しました）
使用しているエチオピア：ゴロ・ベデッサ ナチュラル」ハイロースト（ご好評につき完売しました。）
その年、その季節の素材で、その時のおいしさを表現する特別ブレンド【SEASONALS】。現在販売中の春の特別ブレンド「プリマヴェーラブレンド」の素材として抜擢しているのがエチオピア「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」です。今期素晴らしい出来のケニア「カイナムイファクトリー」の梅を彷彿とさせる濃縮感ある酸を軸に、エチオピアから初登場「ゴロ・ベデッサ ナチュラル」のしっかり熟した果物のニュアンスがブレンドに奥行きをもたせています。
ケニアとエチオピアのナチュラル、それぞれ異なる華やかさを持つ素材を掛け合わせることで感じられる華やかさは“今ならでは”、そして“ブレンドならでは”です。
＃１ BRIGHT＆SILKY
使用しているエチオピア：「ファロ」ハイロースト
“おいしい酸味”を追求した＃１ BRIGHT＆SILKYにおいて、主軸を担うのがエチオピアのウォッシュト精製のコーヒー。数あるエチオピアの中でも、瑞々しい果実感や爽やかな酸味に特徴を持つ素材を抜擢しています。現在使用しているのは「ファロ」ハイロースト。様々な果物を連想させる瑞々しい酸が、ブレンドにおける明るさや華やかさを創出しています。
#２ FRUITY＆LUSCIOUS
使用しているエチオピア：「【ウォルカ】クレイウォット ナチュラル」シティロースト／「【ウォルカ】ハロ・ハディ」シティロースト
コーヒーから感じとることができるさまざまなフルーツのニュアンスを盛り込んだ＃2 FRUITY＆LUSCIOUSは、正にエチオピアが主役のブレンドです。エチオピアのウォッシュトとナチュラル、精製方法の異なる2種のエチオピアをブレンドすることで醸し出される華やかさや果実味は“ブレンドならでは”の風味。エチオピア「【ウォルカ】ハロ・ハディ」の華やかさと瑞々しい果実感をベースに、エチオピア「【ウォルカ】クレイウォット ナチュラル」のもつ完熟果実やふくよかな質感を足すことで色々な果実を連想させる複雑なフルーティさが感じられます。
#４ AROMATIC＆MELLOW
使用しているエチオピア：「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」シティロースト
9種類ある定番ブレンドの中でも“香り”を追求した＃4 AROMATIC＆MELLOW。その複雑な香りの創出に、エチオピアのナチュラルが重要な役割を担います。数あるナチュラルのラインナップの中でも、より“複雑な華やかさ”を持つ素材を選定しています。現在使用しているのは「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」シティロースト。熟した果実を思わせる甘く華やかな風味に特徴をもつこのコーヒーが、他の素材と融合することでブレンドならではの“複雑な香り”を感じることができます。
＃６ WINEY＆VELVETY
使用しているエチオピア：「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」フレンチロースト
コーヒーでワイニーなニュアンスを表現した＃6 WINEY＆VELVETY。エチオピアのナチュラルを深煎りにすることで感じられる華やかで複雑な果実感やスパイシーな風味が、ブレンドのワイニーさを表現するための軸になっています。素材の選定においてはワイニーなフレーバーだけでなく、舌触りも重要なポイントになってきます。現在使用しているのは「【ウォルカ】アダメ・マゾリョ ナチュラル」。そのきめ細やかでシルキーな触感が、ベルベットのような舌触りの創出に一役買っています。
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さいごに
堀口珈琲が誇る豊富なエチオピアのラインナップ。
それは創業以来幾度となく現地を訪れてより良いコーヒーを探し求めてきた知見の蓄積と、「集落単位でロットを作ってほしい」「この地における最高のコーヒーを」という私たちの希望や理想に応えてくれる現地の方々の協力があってこそのものです。
近年では「ウォルカ集落指定ロット」、「ハバシラサ」、「ディダオラブルカ」など毎年のようにエチオピアから新しいコーヒーが届き、そのたびに発見や驚きがあります。そして今回新たにお届けする「ファロ」と「ゴロ・ベデッサ」。さらにエチオピアの風味の多様さ、楽しみ方の幅が広がりました。
アラビカコーヒー発祥の地であり、多くの在来品種が自生するエチオピア。その底知れぬ可能性に、楽しみは尽きません。今回の特集がエチオピアをより深く楽しむきっかけになれば幸いです。
