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ライブラリーブレンド フレンチロースト 200g

1,800 (税込1,944 円)

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10/18 AM8:00までの期間限定販売!
コラボレーションブレンド
「ライブラリーブレンド」を期間限定販売

2021年10月1日にオープンした早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)。建築家の隈研吾氏が設計を担当された美しい空間に、村上春樹氏が寄贈された直筆原稿や関連資料、数万枚にも及ぶCDやレコード等が展示されています。

ライブラリーブレンドは同施設内のカフェ「オレンジキャット(橙子猫-ORANGE CAT-)」様とコラボレーションして創作したオリジナルブレンドです。 普段はお店でしか飲めない特別なコーヒーですが、今回オレンジキャット様のオープン3周年を迎えるにあたり、記念として期間限定で販売することになりました! 期間中、ライブラリーブレンドをお買い上げのお客様には”特製しおり”もプレゼントします。※なくなり次第終了します。

ページ下部では創作を担当したブレンダーの秦からブレンドのご紹介と、オレンジキャット様との創作の裏側をご紹介しておりますのでぜひご覧ください。また、お店の近くを訪れる際にはぜひ足を運んでみてくださいね。

ブレンドノート


ブレンドコンセプトは【resonance“共振”】
異なる要素を掛け合わせたときにおこる相乗。少し抽象的ですが、響きや振動が連動して伝わっていく様をイメージし “発散的なのに調和しながら広がっていく”不思議な一体感を感じさせるような味わいを表現しました。

華やかで甘い香り。クリーンかつ滑らかな質感。ほのかに差し込むハーブのような涼感。柑橘の果物、カカオやほんのりスパイシーなニュアンスを感じさせる複雑な風味。その複雑な風味が口内の隅々まで響き渡った後は、うっとりするような甘苦い余韻が残ります。

こちらのブレンドは紹介文にもあるように、早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)内のカフェ「オレンジキャット(橙子猫-ORANGE CAT-)」様からのご依頼で創作しています。
実際に場所を訪れ、カフェのコンセプトも咀嚼しつつ、氏の作品からごく個人的に感じるエッセンスも少し取り入れながら、「文学や音楽」「空間」「人」などの数ある要素が“共振”していき、そこに流れる時間をより心地よいものにできるように、という想いを込めてブレンドを創りました。 皆さまが普段過ごす生活の中でも、読書をするとき、音楽を聴くとき、友人と語り合うとき……、そんなゆるやかに流れる時間をいつもより少しだけ深みのあるものにするような、【resonance“共振”】を起こす和音の一部として、このコーヒーがお手伝いすることができればこの上なく嬉しく思います。


 

ブレンドができるまで

「クリーン、濃厚、華やか、バランス」
創作の依頼をいただいた当時、到着したばかりの「サンタカタリーナ農園」をカッピングをして、そんなことを思いました。近年の中で最も良い出来栄えに、驚きと盛大な安心を感じて、ブレンドの主軸に据えました(翌年以降のクロップも安定した高品質で、このブレンドを支え続けています)。 そこに力強く華やかなペルー「フェスパ農園 ティピカ」、そして複雑な風味と涼感伴う強い甘さが特徴なインドネシア「マンデリン "オナンガンジャン"カルドン・エステート」を組み合わせています。 全く異なる個性をもつ素材たちですが、不思議と一体感が感じ得られるように風味の共通点には目を光らせて【resonance“共振”】というコンセプトイメージが出来るだけ伝わるようにと配合を作成しました。

どこか定番ブレンド#6のような複雑さ、#7のような甘苦さ、#8のような華やかさを感じさせます。






ブレンド素材の紹介

●グァテマラ「サンタカタリーナ農園」
華やかな香りにキャラメルのようなしっかりとした甘さ。クリーンカップが素晴らしく、濃縮感を感じさせつつも上品さを存分に感じさせる重たすぎない味わいです。サンタカタリーナ農園を主軸に据えたことでブレンドに重要な“調和”を感じさせています。

●ペルー「フェスパ農園 ティピカ」
濃厚かつ華やか。力強さも感じさせるこのコーヒーは、このブレンドを品よく、発散的な味わいにする役割を担っています。

●インドネシア「マンデリン "オナンガンジャン"カルドン・エステート」
若草を思わせる清涼な香りとしっかりとしたボディ。南国果実を思わせる甘い風味、ほのかに感じさせるスパイシーなニュアンスと長く続く甘い余韻が特徴です。アクセントの役割を果たしそうな素材ですが、複雑な風味と濃厚な質感で不思議な一体感を醸し出しています。

カフェ紹介

オレンジキャット
( 橙子猫 -ORANGE CAT- )

東京都新宿区西早稲田 1-6-1
早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)B1F
平日:10:00〜17:00 土日祝:10:00〜15:00
定休日:水曜日
※オレンジキャットは予約不要です。どなたでもご利用いただけます。

ラベルデザインについて

オレンジキャット様でラベルデザインを進めてくれました。
色は早稲田大学のスクールカラー「えんじ色」を意識したベースカラーに、ブレンドコンセプトの「レゾナンス」という単語から連想した抽象的な絵が描かれています。

ここからはカフェのご紹介と、ライブラリーブレンドができるまでをお届けします。

建築家・隈研吾氏によってリノベーションが施された早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)。早稲田大学の早稲田キャンパス内に建てられました。

館内には村上春樹氏の作品を紹介するスペースに加え、村上氏が寄託・寄贈した小説作品の直筆原稿や執筆活動に関連した資料、蒐集したレコードなどが保管・公開されています。

村上春樹氏が都内で経営していたジャズ喫茶「ピーター・キャット」でライブ演奏の際に使われていたグランドピアノも展示されています。

カフェ「オレンジキャット(橙子猫-ORANGE CAT-)」はこのライブラリーのB1階にオープンしました。公募によって選ばれた早大生が独自に運営・経営するカフェで、メニュー開発も学生たちが手がけています。カフェのコンセプトは【人と物語と触れ合う空間】。「人と人」が出会い、「人と文学」を繋ぐ憩いの場として、このカフェを起点に新しい物語が生まれるような温もりのあるカフェを目指しているそうです。オレンジキャットではこのライブラリーブレンドを1杯ずつ丁寧にペーパードリップで提供し、コーヒー豆の販売も行っています。この他にも堀口珈琲のコーヒーを使用したエスプレッソメニューや紅茶、スムージーなど豊富なドリンクメニューが揃っています。

コラボレーションブレンドを作成するにあたり、当時カフェ運営を担当していた早稲田大学の学生の皆さんが堀口珈琲の横浜ロースタリーを訪れてくださいました。

焙煎や選別の様子に加え、スペシャルティコーヒーとはどのようなプロセスで作られるコーヒーなのか、そしてそのなかで堀口珈琲はどのような事業や活動を行っているのかなどを紹介させていただきました。ブレンドのコンセプトを決めるに当たっては当店のブレンダーと積極的な意見交換を行い、お互いのイメージや方向性をすり合わせました。

その後も定期的に勉強会を行い、お店での提供時の品質確認も行っています。

提供するメニューは学生自らが考えているため、時には堀口珈琲の店舗を訪れながらメニュー開発に関して意見交換も行ったりしています。 積極的に勉強をおこなうメンバーの皆様を見て、私たちももっと勉強をせねばという気持ちになります。

オレンジキャットのメンバーの皆さん。一緒に写っているのは引率の大学教員ではなく営業部の高山です。

【読み物】HORIGUCHI COFFEEチャンネルで商品化までのストーリーも掲載中です!

ライブラリーブレンドができるまで〈前編〉
ライブラリーブレンドができるまで〈後編〉