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コスタリカ 「【ロス・クレストネス】エル・アルト ラ・クンブレ」 フレンチロースト 200g

1,750 (税込1,890 円)

ポイント : 56

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名門マイクロミルの新しいコーヒー
厚みのある滑らかな質感と華やかな風味

"チリポ"のみならず、今や当店の"コスタリカ"を支える存在となった【ロス・クレストネス】マイクロミル。 何年もの間、二人三脚で歩んできた重要なパートナーである彼らから、今年初登場となるコーヒーをご紹介します。

その名も「エル・アルト ラ・クンブレ」。「エル・アルト」と言えば【ロス・クレストネス】の中ではお馴染みの農地ですが、その農地内の高標高区画に新たに植えられたコーヒーを1つのロットにまとめたものです。

収穫自体は数年前から行われていましたが、品質・収穫量の観点からまとまったロットとしてご紹介できませんでした。ですが今期、ようやくみなさまにお届けできる量が確保できたため、存分にお楽しみいただこうと思います。 カップクオリティも素晴らしく、生豆バイヤーはおもわずにんまり。この農地らしい「華やかさ」が存分に備わった、今後も目が離せないコーヒーの登場です。

POINT

 名門マイクロミルが手掛ける新たなコーヒー
 厚みのある滑らかな質感に加え、余韻に香る華やかさ
 ブレンド#7、#8がお好みのお客様へ

ブレンダーコメント

ほどよく厚みのある滑らかな質感と華やかな風味が特徴です。クリーンカップが素晴らしく、深煎りながらもどこか軽やかさを感じさせるコーヒーです。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2024/3/27 〜 2024/5月下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
グレース・カルデロン・ヒメネス氏
地域:
サンホセ州ペレスセレドン市リバス地区ピエドラ
標高:
1,875〜1,920m
品種:
カトゥーラ
精製:
機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

産地の紹介

今後ますますコスタリカの高品質コーヒーを牽引する生産エリアになるのでは、と期待しているチリポ地域。首都を擁し、海岸線に沿って南東方向に伸びるように広がるサン・ホセ州の東端に位置しています。ここはコスタリカ最高峰のチリポ山に抱かれた、都市部とは違い山と森が大部分を占める自然豊かな地域です。ここ数年、当社でも積極的に扱うようになったエリアであり、【ロス・クレストネス】を筆頭に【インペリオ・ロホ】や【コラソン・デ・ヘスス】など続々とマイクロミルが設立されています。ICAFE(コスタリカコーヒー協会)の生産エリア区分においてこの地域はかつて「ブルンカ」と呼ばれており、主に汎用品のコーヒーを生産するエリアとして認知されていました。

しかし、2000年代初頭から一部の生産者のなかで付加価値を付けた高品質なコーヒーで市場に打って出ようという機運が高まりました。小規模農家がミルの設立資金を集めコーヒーの買い手を探すのは非常に大変なことですが、情熱と努力をもってあきらめず活動を続けたこと、さらに政府の施策やNGOの協力もあり、今では高品質なコーヒーを生産するエリアとして非常に注目されています。堀口珈琲は日本のロースターとして初めてチリポに足を踏み入れ、以降も二人三脚で良いコーヒーのために努めてきました。

クレストネスミルがあるピエドラ集落を農園から撮影しました。南にある町リバスから入るルートと山越え谷越えの北側から入るルートがあります。

この地域の特徴として、午前中は日が差しているのですが、午後になると雲や霧が立ち込めて日光を遮ります。撮影した日も最初は晴れていたのですが、次第に雲がでてきました。

エル・アルト農園を管理しているグレース・カルデロンさんと夫のエウヘニオさんです。行くたびに毎回おもてなしをしてくださいます。

グレースさんはクレストネスのなかでも中心人物。一昨年は日本にも来ていただきました。緊張しいなのか、カメラを向けるとあまり笑ってくれません。
かわいいお子さんもいるようです。

農地「エル・アルト」の様子です。ここではカトゥーラ品種を栽培しています。標高1,800m〜1,900mの非常に高標高な土地です。名前の由来にもなっているだけありますね。(Alto="高い"の意)

ここでも午後になると雲や霧が出てくることが多くあります。同じ角度から撮影した写真です。視界がほとんど奪われてしまいます。

20年前にエウへニオさんが農地を取得し、その5年後に初めてコーヒーが植えられました。その後、新たな農地を取得したり、牧草地であった土地も栽培を始めて生産エリアを拡大した結果、現在はほぼ全域がコーヒー農地に変わりました。

ここからはクレストネスミルのご紹介です。ここで収穫されたチェリーの果肉を削ぎ落した後、ミューシレージリムーバー(機械式)によって豆を覆う粘着質(ミューシレージ)を除去します。驚くべきはこの清潔さです。隅々まで非常に丁寧に清掃されています。

ここまで清潔なミルはなかなかありません。経年劣化はありますが、一粒のチェリーも一かけらのパルプ(果肉)も落ちていません。

そして乾燥場に運ばれます。多段式の乾燥棚とパティオを使い分けていますね。乾燥棚は多いところでは5段になっており、乾燥の進行によって細かな高さ調節が行われています。5段は他のウェットミルでもなかなかありません。

乾燥後のパーチメントコーヒーを保管する倉庫です。ここもしっかり農園ごと、ロットごとに管理されています。

子供たちの遊び場になることも?

コスタリカの主要な生産地域から離れたチリポを一躍有名にしたクレストネス生産者組合。グレースさんはその中心メンバーです。彼らの成功を目の当たりにし、新世代のミルがこの地域にも設立され始めました。いずれタラスに肩を並べる有名な高品質コーヒーの産地となると予想する輸出業者もいて、コーヒー産業の発展に伴う農村地帯の形成が進むことも予想されます。