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ケニア 「カイナムイファクトリー」 フレンチロースト 200g

2,052 (税込)

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素晴らしい出来のニュークロップ
リッチなボディにジューシーな酸と甘み

ケニアからニュークロップが入港しました!今期のケニア、存分にご期待ください。どれも素晴らしい作柄で届いております!まず最初にお届けするのはおなじみの「カイナムイファクトリー」のコーヒーです。

ケニアはここ数年は天候不順などの影響で不安定な作柄が続いていましたが、その様な中でも毎年安定して高品質なコーヒーを届けてくれていた「カイナムイファクトリー」。今期は例年以上に素晴らしい品質に仕上がっています。深煎りにすることで立ち現れる圧倒的な重量感と、深煎りにしてもなお個性を放つ華やかな果実感。 その唯一無二の個性から、COEDOブルワリーとの共作「克一黒」(傑作!)の素材にも抜擢しています。「克一黒」と共に、素晴らしい出来のカイナムイを味わっていただきたいと思います!


産地の紹介

ケニアは国のほぼ中心を赤道が貫き、標高5,199mを誇るケニア山南麓の「ニエリ」「キリニャガ」「エンブ」3県を中心とする一帯に高品質なコーヒーを生産する農家とファクトリー(精製施設)がいくつも存在しています。カイナムイファクトリーは「キリニャガ」県で運営されています。コーヒーは周辺に住む約2,800の農家によって栽培されています。農家から集められたコーヒーは品質毎に分けられ、その後、精製処理が施されていくというのがケニアのファクトリーにおける一般的な流れですが、カイナムイでは精製時に非常にきれいな水を使ったり、パーチメントコーヒーの乾燥時には水分値を管理するなど、細やかで適切な管理が行われています。

ブレンダーコメント

重量感を感じられる豊かなボディ。カシスやプルーンの様な、赤黒い果実を想起させる華やかなフレーバー。冷めてくるとジューシーな酸と甘みが引き立ち、果実のニュアンスが一層強く感じられます。時間をかけてゆっくりと楽しみたいコーヒーです。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2022/11/9 〜 2023/1月上旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

地域:
中央州キリニャガ東部Gichugu地区Ngariama
標高:
1460〜1750m
品種:
SL28, SL34, Ruiru11
精製:
発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュト

カイナムイファクトリーはケニア最高峰のケニア山の南麓に位置しています。当店でも扱いのあるキウニュファクトリーとは10キロも離れていません。カラツファクトリーとは少し離れています。(地図データ: Google、DigitalGlobe)

カイナムイファクトリーはキリニャガの東部kiamutuguという町から3kmほどにあり、ケニア山の南麓に位置します。設立から50年ほどの歴史があるファクトリーです。

農家の方が収穫したコーヒーチェリーを持ち込んでいました。この作業は換金する前に選別している様子。

ファクトリーマネージャーのパトリック・カムリさん。

ファーメンテーションを終えたパーチメントコーヒーは水路で水洗していきます。カイナムイは水洗工程時に非常にきれいな水を使っています。

特に力をいれていたのが、パーチメントコーヒーの乾燥です。乾燥工程が適切に行われないと品質に影響が出て、商品の価値が下がってしまうため、カイナムイでは水分計を使って科学的に水分値を図り、乾燥状態を見極めていました。水分値が10.5〜11%になるまで乾燥させるそうです。この水分計は各テーブルにつき1つ置かれていました。

アメリカナイズされた若者がハンドソーティングしていました。やはり乾燥工程には神経をつかっているのか、木製の棚やパーチメントコーヒーを広げるための網もまっすぐきれいに貼られていました。歪みやへこみがあるとその部分に豆が溜まってしまい乾燥ムラの原因となることがあります。

乾燥後はこの倉庫で保管されます。レスティングと呼ばれ、豆の水分値や温度を安定化させて豆へのストレスを軽減させる効果があります。

ファクトリーの脇には川が流れており、ここから精製に使用する水を確保しています。ファクトリーやウォッシングステーションの近くには必ずと言っていいほど川があり、また川に向かう傾斜を利用して乾燥ベッドを並べることが多いです。

ファクトリー近くの農地。シェードツリーはサイプレスやグラビレアが使われています。

ナーサリーではケニアで一般的なSL品種に加え、バティアンという品種も育てられていました。苗の割合としてはSLが1に対し、バティアンは5。バティアンは病気に強いといわれ、また、酸が強く感じられることからここ数年ケニアで栽培されている品種です。バティアンを植えて安定した収量を求めたい生産国と、一方、SLの複雑で濃縮感のあるカップキャラクターをケニアの魅力と捉え、SL品種などカップキャラクターに優れたコーヒーを植えてほしいと願う消費国の考えにギャップが生まれてしまうことを懸念しています。