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コスタリカ 「【ラ・ロカ】ラ・ケブラダ」 シティロースト 200g



 

品質への共通意識がつなぐ深い信頼関係
ジューシーな果実味とふくよかな触感

 

<【ラ・ロカ】との出会い>

2014年のコスタリカ訪問で一番目に出会ったのがまさにこの【ラ・ロカ】です。訪問したのは偶然。 コスタリカに入ってチリポをまず訪問し、明日からタラスの生産者達に会いに行くぞ!という前日でした。チリポからの移動が予想以上スムーズで予定よりだいぶ早くタラスに着いてしまいました。案内してくれていたコスタリカ人から「できたばかりのミルが近くにあるんだけどついでに行ってみる?俺も行ったことないんだけど」と聞かれました。できるだけ多くのタラスの生産者を見たいと前のめりだった私は二つ返事で行きたいと伝えました。今でもこの偶然を与えてくれたコスタリカ人には感謝です。
 

途中道を間違えながらも、登る登る。標高は1800m, 1900mを超え遂に2000mに達した時にミルのゲートに到着しました。当時2000mの農地なんてコスタリカではほとんど耳にしません。もしかして、とんでもないとこに連れてこられたのかもしれない。どんなクレイジーな奴がこんなところにミルを作ったんだろう。期待が膨らみます。
 

 

<購入を即決>

迎えてくれたのは意外にも若者3人。満面の笑みで初めて顧客が自分達のところに来てくれたと大喜びしています。「まだ購入するって決めたわけじゃないんだけど...」と思った直後に見た、ベッドの上にある美しいパーチメント(殻付きの生豆)。すぐに設備と農地を見せてくれるように頼みました。使用直後にも関わらずピカピカに掃除された加工設備。2000m級の厳しい環境下にも関わらず健康そのもののコーヒーノキ。
 

自分達の取り組みを熱心に説明してくれ、それがまだ発展途上であることも包み隠さず伝えてくれる3名の若者。環境、設備、マインド、3拍子揃った素晴らしい生産者と出会えたことを確信しました。買付担当としてやってはいけないことかもしれませんが、まだ一度もテースティングをしていないにも関わらず、その場で「ここのコーヒーを買わせて欲しい」と伝えてしまいました。



その判断が間違っていなかったことは、これまでに日本に入荷した全ての【ラ・ロカ】のコーヒーが証明してくれています。【ラ・ロカ】には3つの農地があります。
「エル・アルト」
「ラ・グラナディージャ」
「ラ・ケブラダ」
今回はラ・ケブラダ農地からのコーヒーです。 ジューシーで果実感溢れるコーヒーに仕上がりやすい農地で、今年は特にらしさ全開の年と評価しています。 早いものでもう5シーズン目。 進化を続ける彼らの取り組みをこれからも見守ってください。



 

【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

コスタリカ 「【ラ・ロカ】ラ・ケブラダ」 シティロースト 200g

商品コード : cfe01684
価格 : 1,500 円(税込1,620 円)
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<ロースター秦のコメント>

ジューシーな果実味とふくよかな触感と蜂蜜のような華やかな風味。長く甘い余韻。『ラ・ケブラダ』はラ・ロカのもつ3つの農地の中でも、味わいの要素の多さ、質感の厚みが特に感じられます。昨年のロースターズブレンドの主軸で、『ラ・グラナディージャ』という別の農地を抜擢しましたが、最後の最後までこのラ・ケブラダ農地のコーヒーにするか迷いました。もうファンも多いことと思いますが、今期のラ・ロカで作られたコーヒーの出来は、目を見張るものがあります。是非お試しください。
 

農園主:エルマノス・ウマーニャ
地域:サン・ホセ州タラス市サンマルコス、カネット・アリバ
標高:1850〜1950m
品種:カトゥアイ
精製:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

コスタリカには8つのコーヒー生産地域があり、なかでも特に主要な地域がタラスです。タラス市街地の中心から北に5キロほど進んだ場所にラ・ロカミルがあります。首都からも近く、他のコーヒー生産国と比べるとアクセスの良さが魅力的です。


ラ・ロカミルを設立したウマーニャ3兄弟。左側が長男のフアン・カルロス、中央が三男のダリオ、右側が次男のフェリックスです。土地の購入資金はフアン・カルロス18歳、フェリックスが17歳のときに出稼ぎに行き、5年間働いて貯めた資金で用立てました。アメリカのニュージャージーに渡り、フアン・カルロスはダイナー、フェリックスはイタリアンでウェイターや皿洗いをしていたそう。ミルを設立した理由は、 「自分達で作ったコーヒーを誰がどんな風に扱っているのか知りたかった」とのこと。兄弟の総意の下に設立を決心したそうです。


手前は父のエルマノスさんです。「ラ・ケブラダ」の農園主でもありますが、管理は息子たちが主導で行っています。アメリカでのフアン・カルロスとフェリックスは、同じく出稼ぎに来ていたコスタリカ人8人くらいとルームシェアし生活費を節約。食事もまかないで済ませ、稼いだお金はそのほとんどを土地の購入資金にあてました。出稼ぎにくる人のなかには目的を忘れ、遊びほうけてしまう人もいましたが、彼らは一切遊びに行かず農地を取得するためだけにお金を溜め続けたというから素晴らしいです。
※のちに筋トレが好きなフェリックスはジムには通っていたと白状してきました。


次男フェリックスと三男ダリオ。フェリックスはあまり変わりませんが、ダリオは年を追うごとに貫禄が増しています。


彼らは3つの農地を持っています。今回販売する「ラ・ケブラダ」に加え、「エル・アルト」と「ラ・グラナディージャ」です。いずれも販売経験がありますので、記憶に残っている方もいるかもしれません。


山の斜面に広がっている農地「ラ・ケブラダ」はもともと牧草地だった土地を10年前に購入しました。コーヒーの栽培を開始したのはその3、4年後から。植えている品種はイエローカトゥアイとレッドカトゥアイです。コーヒーの木を直射日光から守る「シェードツリー」が全体的に多く、それには伝統的にこの土地に生えている木をうまく使っているそうです。


現地を訪れたスタッフは「ラ・ロカのチェリーが一番おいしい」と語っています。

ミルの名前の由来は、当地から望む Cerro La Roca(ロカ山)から。Rocaは”岩”の意味。2014年に設立しました。


こちらがラ・ロカミル。兄弟は土地取得時からミルの設立を考えていました。しかし、新たな土地取得のためにフェリックスの車を売却したり、ローンを組むなどしていたため、資金的に問題があり同時には実行できませんでした(土地取得に苦労した背景には、この周辺でもコーヒーが生産できることがわかったため土地の価格が高騰していたことも挙げられます)。土地の購入から一年かけて資金を工面し、ミルを設立しましたが、目下借り入れの返済中です。私たちと取引するようになったことで、買取価格も向上し安心して生産に取り組んでもらっています。


ここに収穫したコーヒーチェリーを投入して精製が始まります。


斜面を利用した浮力選別を行った後に、果肉を除去していきます。


すぐ脇には付着しているミューシレージを取り除く機械があります。コスタリカでは水の使用量に制限がかかることがあり、大量の水を必要とする発酵槽を用いたミューシレージの除去ではなく、機械で取り除く方法が増えてきています。


アフリカンベッドに並ぶパーチメントコーヒーは非常に美しく、常に撹拌しながらハンドソーティングを行っているそうです。ラ・ロカミルは標高が高く気温が低いため、乾燥には時間がかかりますが、豆へのストレスは低減されて品質にはプラスに働きます。ウォッシュト精製では10〜12日間かけて乾燥させていきます。


テントで覆うことで、過度な直射日光や雨からコーヒーを守ります。密閉してしまうと極端に温度が上がり、豆へのストレスが高くなってしまうので、適度な通気を意識した作りになっています。