多様性を育む「ウイラ」
 南北7500kmに連なるアンデス山脈と、同じくコロンビアを南北に貫く全長1,540kmの雄大なマグダレナ川に抱かれるウイラ県。コロンビア南部に位置し、火山性の肥沃な土地にマイクロクライメイトが加わることで多様な生態系が存在する自然豊かなこの地域は、同国のなかでも最高品質のコーヒーが生産されるエリアとして世界的にも有名です。コーヒーの作地面積は約100,000ヘクタール。80,000人以上もの人々がコーヒー生産に従事しており、主に地域ごとに生産者の組合を作って日々コーヒーを栽培しています。

 皆様覚えておられますでしょうか。ウイラ県といえば、2年前のこの時期に約2ヶ月かけて16種類ものコーヒーをリリースしたことがあります。あまりのラインナップの多さに、当社のなかでもそのコーヒーの栽培地域と味わいをリンクさせて覚えるのが精一杯というスタッフがいたほどです。それでも、私達が販売に踏み切った大きな理由としては、きちんとした酸とボディが一体となって表れるという共通項を持ちつつも、酸の出方や質感において多様な個性を見せる質の高いウイラのコーヒーをぜひ知っていただきたかったからです。これだけの企画ができる産地は世界中を探してもなかなか見つかりません。ひとつひとつの生産エリアや香味の特徴は覚えていなくとも、産地としての底知れない魅力は皆様に伝えられたと思っております。

 そんな2年前を踏まえた上で、今回は今クロップにおいて特に優れた品質、キャラクターを備えた4種のコーヒーを取り上げ、同時に販売することにしました。ウイラのコーヒーをこのような形で存分に楽しめる機会にはなかなか出会えません。私達スタッフも大いに楽しみにしていました。余すことなくご堪能いただければ幸いです。


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ウイラ4種のご紹介



【販売終了】■コロンビア 「ラ・ファルダ」 シティロースト 200g■

ラ・ファルダは優良生産地域ウイラ県の中部ガルソン市にあるコーヒー生産者組合に所属する農家が生産するコーヒーブランドです。華やかなフレーバー、クリアに感じられる柑橘の上品な酸、それらの要素がもたらす明るく軽快な印象。一方で程よく感じられるコクが口全体に広がり、派手さだけではない絶妙なバランスを保っています。






■コロンビア 「ラ・カシーカ」 シティロースト 200g■

ラ・カシーカはウイラ県の南部オポラパ市の生産者組合ADPASOに登録している農家が生産するコーヒーを集めた高品質ブランド。ほんのり感じる柑橘のニュアンスに重なって赤や紫などのベリー系の酸が感じられる複雑なカップが特徴的。温度の変化によってそのバランスも変わり、色々な顔を見せてくれる面白いコーヒーです。






【販売終了】■コロンビア 「ロス・グァチャロス」 フレンチロースト 200g■

グァチャロスはウイラ県最南端の街サン・アドルフォにあるコーヒー生産者組合に登録している36の農家が栽培したコーヒーから厳選した高品質ロットです。柑橘やベリーを連想させる酸と甘みが複雑に重なり合い、赤い果実のニュアンスものぞかせます。確かなボディとしっかり残るコクの上で、果実の甘みをともなった酸がしっかり存在する稀有なコーヒー。






■コロンビア 「ブエナ・ビスタ農園」 フレンチロースト 200g■

農園主のエディエールさんは優れた味わいのコーヒーを作るため、収穫のタイミングを科学的に判断するべく、コーヒーチェリーの熟度チェックにBrix計を導入したり、密閉樽を使用し発酵工程を行うなど、品質の向上に向けて様々な取り組みを行っています。そうした努力が結果となって見事にカップに表現されています。