TOP > YEMEN 2.0 〜伝統産地イエメンの新時代〜
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前代未聞!? 3種類のイエメン同時リリース
今回フォーカスを当てるのは「イエメン」。
コーヒー栽培の歴史は数百年以上に及び、伝統的な品種・製法が受け継がれています。その歴史や文化、そして独特の風味はコーヒーファンを魅了してやまないロマンがあります。
一方で、近年は国内で続く内戦の影響で良質なコーヒーが届かない状況が続いていました。しかしながら、今回、イエメンからなんと4種類のコーヒーが入港しました。
コーヒーが届いたこと自体が驚きでしたが、これまでのイエメン産コーヒーでは体験したことがない程にクリーンで、瑞々しい果実感に溢れ、その圧倒的な個性は衝撃的ですらありました。
そんな「驚きのコーヒーを体験していただきたい!」、そして「コーヒーの楽しさや奥深さを改めて感じていただきたい!」。今回はそんな想いから立ち上がった企画です。
本企画でご用意したのは3種類のイエメン産コーヒー。
様々な要因でイエメンのコーヒーはどうしても高価になってしまいます。しかし、今回のコーヒーは一人でも多くの方に体験していただきたく、全て100g販売として、少しでも手に取りやすい価格でお届けできるようにいたしました。
これほどまでに瑞々しくクリーンなイエメンを体験できる、さらには3種類のコーヒーでイエメンの多様性すら感じることができる機会は滅多にありません!(今後ないかもしれません)
未体験の方にはどれか1種類だけでも、コーヒーマニアの方には3種類をセットにしたお得な飲み比べセットもご用意しましたので、ぜひともご体感いただきたいと思います!
じっくり楽しむ
単品紹介
- 「ハラーズ」
シティロースト 100g
1,400円(税込1,512円) - まずは名刺代わりの一杯。
イエメンの有力生産エリア「ハラーズ」で収穫されたコーヒー。
ご好評につき完売しました
- 「イッブ」
シティロースト 100g
1,600円(税込1,728円) - これぞ私たちが求めていた良質なイエメン!
ブレンド#4を支える絶対的主軸。
ご好評につき完売しました
- 「ガルビ」
フルシティロースト 100g
1,800円(税込1,944円) - より洗練された一杯へ。
ハラーズエリアのなかでも熟度管理を徹底した集落指定の特別ロット。
ご好評につき完売しました
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イエメン産コーヒーの
風味の特徴
2−1 風味の特徴
イエメンは伝統的にナチュラル精製が採用されている産地ですので精製由来のベリー系の果実味を感じつつ、ドライフルーツのような甘さ、バニラやシナモンを彷彿とさせる香り、赤ワインやブランデーといった洋酒を思わせる熟成感があり、他国のナチュラルとは明らかに異なる独特の“イエメンらしさ”があります。
一方で、これらの風味を綺麗に感じることができる良質なイエメン産コーヒーに出会える機会は稀でした。詳細は後述しますが「国内における流通の問題」により、いつ・どこで採れた豆なのかも不明瞭で、時には他国のコーヒーと混ぜられて流通されることもあるなど、“良質なイエメン”が日の目を見る機会はあまりありませんでした。そんな状況でこんなにも豪華なラインナップを揃えられたことは本当に貴重な機会と言えるでしょう。
私たちが驚いたのはその「フレーバーの複雑さ」です。
これまでのイエメンは乾燥果実を思わせるドライな果実感が特徴的でしたが、それに加えてフローラルな香り、柑橘や南国果実を彷彿とさせるフレッシュな果実味をも感じることができ、とにかくフレーバーが複雑です。それらの風味を綺麗に感じとることができるのは、未熟豆の混入が少ない「クリーンカップ」であるが故です。
✔ イエメンは伝統的にナチュラル精製が採用されている産地
✔ ドライフルーツのような甘さ、バニラやシナモンを彷彿とさせる香り、赤ワインやブランデーを思わせる熟成感が特徴
✔ 良質なイエメンには、フローラルな香り、柑橘や南国果実を彷彿とさせるフレッシュな果実味をも感じることができる
✔ 堀口珈琲のクリーンカップだからこそ味わえる段違いの「複雑なフレーバー」
2−2 ブレンドにおけるイエメン
上述した「フレーバーの複雑さ」と「クリーンカップ」は、堀口珈琲が“スペシャリテ”とするブレンドにおいて大切な要素です。そして他の産地では現れないイエメンの唯一無二の風味は、ブレンドにおける表現の可能性をより発展させてくれます。
定番CLASSICシリーズにおいてイエメンを素材として使用しているのは「#4 AROMATIC&MELLOW シティロースト」。瑞々しい果実、乾燥果実、花、ハーブ、熟成感のある洋酒。イエメン「イッブ ナチュラル」シティローストのフレーバーの複雑さは、“複雑な香り”を表現するブレンド#4において主軸を担う存在です。
また、現在販売中の特別ブレンド「ハッピーホリデー」にもイエメンを使用しています。
主軸素材として抜擢したのはイエメン「ガルビ ナチュラル」フルシティロースト。今期入港したイエメンの中でもフレーバーとボディ感に一線を画す密度と複雑さがあり、主任ブレンダー秦が「まったく飲んだことのない香味に衝撃を受け、一度飲んだ瞬間から必ず何かしらの特別なブレンドで使用すると決意していた」と語る、とっておきのイエメンです。
シングルオリジン単体で楽しんでいただきたいのはもちろん、他の素材とかけ合わさることで新たな魅力を放つイエメンも感じていただけると、より楽しいコーヒー体験になるのではないかと思っています。
✔ 「複雑なフレーバー」と「クリーンカップ」は堀口珈琲のブレンドにおいて大切な要素
✔ #4とハッピーホリデーにイエメンのキャラクターは欠かせない存在
✔ イエメンは他の素材とかけ合わさることで新たな魅力を放つ
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ロマン溢れる伝統産地イエメン‐歴史と独自性‐
3ー1 コーヒー飲用始まりの地
コーヒー産地イエメン
現在のイエメン共和国は中東アラビア半島の南部に位置しています。西端は紅海の出入口に面し、紅海やアデン湾を挟んでアフリカ北東部の国々(ジブチやソマリアなど)と向かい合っています。面積は日本の約1.5倍弱。人口約3000万人の国です。
コーヒーの栽培は赤い枠で囲ったエリア、紅海沿岸からやや内陸に上がった高原地帯で主に行われています。堀口珈琲で扱うロットもこのエリアで収穫・精製されたコーヒーです。コーヒー豆(アラビカ種・カネフォラ種合計)の生産量は年間で約2万トン。南米のブラジル(370万トン)やコロンビア(83万トン)と比べるとはるかにその量は少なく、中米のグァテマラ(20万トン)やコスタリカ(7万トン)と比較しても、コーヒーの生産規模は小さいことがわかります。(※)
一方で、その独特の風味や流通量の少なさからコアなファンが多く、また高値で取引される傾向が強い産地でもあります。
また、茶色で囲った「モカ」という名前は多くの方がご存知でしょう。イエメンやエチオピア産のコーヒーに付けられるブランド名「モカ」は、このモカ港から輸出されたコーヒー豆をモカと呼んだことが始まりと言われています。
※国際連合食糧農業機関 - Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) 資料:Global Note 2022年1月7日発表された2020年76か国のデータ
コーヒー飲用始まりの地
イエメンとコーヒーの関係は深く、その歴史は1000年以上も遡ることになります。
エチオピアに自生していたアラビカ種の野生種の一部が6〜9世紀にかけて紅海を隔てた向かいのイエメンに伝わります。
当時のイエメン地域はイスラーム拡大期。ムハンマド(マホメット)の出現からウマイヤ朝やアッバース朝が統治するイスラーム勢力圏でした。彼らイスラーム商人が中心となって当時エチオピア地域を支配していた王国との交易ルートを開拓します。
はっきりとした交易記録は残っていないものの、10世紀にテヘラン近郊に住む学者が記したとされる医学書に「コーヒー豆」と思われる意味の単語が初めて現れます。これが、この時期にエチオピアからイエメン地域にコーヒーが伝播した可能性を示す根拠として挙げられています。また、高校世界史で習う、11世紀にイブン・シーナーによって書かれた『医学典範』。これにも「コーヒー豆」を意味すると思われる単語が出現します。
単語からお察しの通り、どうやら薬学、くすり関連の用途として使用されていたと言われています。
しかし、10世紀になりイエメンで姿を現したコーヒーは、再び歴史の記録から消えてしまいます。なんと400年もの間。
次に歴史の表舞台に登場するのは、これまたイエメンです。
15世紀になるとこの地域に「カフワ」という飲み物が現れます。カフワは様々な原料をもとにした飲み物の総称なのですが、コーヒーから作られるカフワはイエメンのアデンという土地で初めて発見されました。
主に、スーフィーと呼ばれるイスラーム一派の宗教組織によって使用されていたようです。コーヒーが備える覚醒作用や食欲抑制などの効果が儀式に必要だったとされています。
コーヒーを利用した飲み物といっても、当時のカフワは現在のコーヒーとはだいぶ異なっていました。コーヒーの殻(カスカラ)もしくはチェリーを丸ごと火で炙ったものを煮出して作られていたようです。いずれにせよ、この頃からコーヒーを飲用する文化が根付き、広まっていくことになります。
これを一気に加速させたのが「カフェハネ」と呼ばれるコーヒーハウスです。
アルコール禁止のイスラーム社会において、このカフェハネはコーヒーを飲むだけでなく人々の交流の場としても人気だったそうです。16世紀以降、このカフェハネ(コーヒーハウス)を中心にコーヒー文化は瞬く間に一般市民にも広がります。
その後、当時の超大国オスマン帝国にもコーヒーが伝わります。カフェハネ文化を継承するだけでなく、この時代には手回し式の焙煎機やコーヒーミルといった器具も考案されたと言われています。
その後17世紀になると大航海時代の影響もあり、地中海やパリなどを通じてコーヒーはヨーロッパ各地に広がっていくことになります。
現在飲用されているコーヒーの起源はエチオピアに自生していた野生種であることから、エチオピアは「コーヒー発祥の地」と呼ばれることがあります。一方、コーヒーを初めて飲み物として使用し、文化として定着させ、商品としたことから、イエメンをこのように呼ぶ人々もいます。
- コーヒー飲用始まりの地 -
✔ エチオピアからイエメンにコーヒーが伝わったのは1000年以上前と言われている
✔ 薬用や宗教儀式など、目的や形を変えながらイスラーム文化のなかで存続した
✔ コーヒーハウスの文化で一般市民にもコーヒー飲用の習慣が定着した
✔ 大航海時代を契機に一気にヨーロッパ各国へ
3ー2 まさに新大陸発見!?「イエメニア」とは
現在のイエメンには、品種について世界的に注目が集まっています。
少し品種についておさらいをすると、普段皆様が口にするアラビカ種のコーヒーはエチオピアや南スーダンが原産と言われています。前の章の述べたように、その一部がイエメンに渡り、長い年月をかけて定着していきます。
17世紀、イエメンから一部の品種がジャワ島を経由しオランダに持ち込まれます。ここに持ち込まれたものの子孫が中米や南米にも広がります。これが後に「ティピカ」と呼ばれる品種の伝播ルートです。さらに18世紀。イエメンからフランス人によってブルボン島(現在のレユニオン島)に持ち込まれた品種があります。その後アフリカや中南米、世界各地にも広がり、後に「ブルボン」と呼ばれるようになります。
私たちが普段口にするアラビカ種のコーヒーには100種類以上の品種(亜種、変種、栽培品種などを総じて)が存在します。コーヒーはその長い歴史のなかで、突然変異や人工交配などを通じて、育つ環境や生産効率、耐病性、品質、様々な部分で進化を遂げてきました。100種類以上というのはその長い旅の結果です。
そんなに多いの!?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、多くのコーヒーショップで扱うのはそのなかでもせいぜい10〜20種類程度でしょう。そしてそのほとんどがエチオピアの在来品種か、上述のティピカ・ブルボン系統に属する品種なのです。
しかし、近年とある機関がこの状況に一石を投じます。
「イエメンで、世界のどの産地においても未発見の全く新しい遺伝子グループを発見した」と。
それが「イエメニア」と呼ばれる品種グループです。
伝播の経路を考えると、イエメンに存在する品種はエチオピアの在来品種か上述したティピカ・ブルボングループと遺伝的共通点を持つはずです。しかし、どうやらイエメンで途方もない時間をかけて長く栽培されてきた品種のなかから、現在主流となっている遺伝グループ以外の品種を新しく定義できそうだ、ということのようです。
まだまだ未知の部分が多く、今後さらなる研究がなされ解明が進む分野ですので詳しいことはお伝え出来ませんが、研究を進める人のなかには「これは新大陸を発見したような感覚だ」と言う人もいます。
詳しい解明が待たれますが、「イエメニア」はコーヒーの品種の世界に大きな旋風を起こしていることは間違いないでしょう。
加えて、極端に降雨量が少なく寒暖差が激しいイエメンで何百年も生き抜いてきた品種には、地球温暖化によってコーヒー栽培に適した土地が少なくなっていく、という問題に対して何らかのヒントが隠されているかもしれません。(コーヒーと環境、これまた長くなりますのでまたの機会に…。)
というわけで、まだまだ謎多き品種「イエメニア」。
独特な味わい、新しい遺伝子グループ、環境適応、様々な面で魅力を感じさせます。
曖昧と捉えるか、ロマンと捉えるかは皆様次第です。今はまだコーヒーのつまみとしていただけますと幸いです。
※販売中の商品では「ガルビ」と「ハラーズ」がイエメニアに該当します。
✔ 私たちが普段口にするアラビカ種のコーヒーは10〜20品種程度
✔ そのほとんどがエチオピアの在来品種かティピカ・ブルボン系統に属する品種
✔ イエメニアはどこの遺伝子グループにも属さない新しい品種の可能性
✔ 独特な味わい、新しい遺伝子グループ、環境適応、あらゆる面で注目されている
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なぜ堀口珈琲のイエメンは
ここまでクリーンなのか
4−1 伝統的なイエメン産コーヒーの課題
これまで良質なイエメン産コーヒーは流通してこなかったのか。そんなことはありません。堀口珈琲でもかつて「アル・ガヨール」や「アブ・アル・ウディヤーン」といった素晴らしいコーヒーを取り扱ってきました。
しかしながら、これらのコーヒーの入港は稀で、確保すること自体が困難。それこそ継続的にたくさんの種類や量を扱うことはほぼ不可能に近いことでした。
その要因はいくつかありますが、ひとつには「カスカラ」を飲む文化があるということです。
カスカラとはコーヒーチェリーの皮と果肉部分を乾燥させたもので、現地では「キシル」と呼ばれています。日本でもシロップやパウダー状などに加工したものが販売されています。イエメンでは伝統的にこのカスカラを紅茶のように飲用する文化があり、その価値はコーヒー生豆と同等程度と言われています。
加えてこのカスカラ、緑や黄色の状態の方が高値で取引される傾向にあるようです。コーヒー豆でいえば未熟です。農家としては真っ赤に熟すまで待つよりも、未熟のまま収穫してカスカラ用に売った方が効率が良いということになります。こんな理由から、多くの未熟豆が流通することになります。
さらに、イエメンにはコーヒー専用の精製場はこれまでありませんでした。そのため、チェリーの乾燥は農家の自宅の庭先や厳しい日差しの屋上で行われます。これでは精度がばらけてしまいます。
また、国内の情勢不安などから流通経路も不透明になりがちで、時には他国の豆を混ぜて売るなど、トレサビリティが不明確でブラックボックス化してしまっているという現状がありました。これは現在でも続いています。
そんなわけで、良質なイエメンコーヒーが入港することは稀で、時期によってはまったく入ってこない期間が続いてしまうような状況でした。
✔ 良質なイエメン産コーヒーは確保自体が困難だった
✔ 未熟の方が価値が高いとされる「カスカラ」を飲む習慣
✔ 専用の精製場がなく、乾燥は農家の屋上か庭先
✔ 国内の情勢不安などから流通経路が不透明
4−2 堀口珈琲のイエメンはここが違う
それでは、今シーズンの堀口珈琲にはいったい何が起きたのか。高品質なイエメンが多彩な4種類、しかもこれだけの量が入港しています。奇跡が起きたのか。
というわけではありません。
今回の背景には、この状況をどうにか改善したい、より良いイエメンコーヒーを多くの人々に届けたい、そして生産者の生活をより良くしたい、そう願う起業家達の存在がありました。それが「QIMA COFFEE(キマコーヒー)」です。
彼らの地道で革新的な活動は堀口珈琲のイエメンに新しい時代をもたらしました。
これまででは考えられなかった均一で高い熟度での収穫、トレサビリティの明確化、さらにはイエメン国内での多様性を意識したロット作り。さらには、イエメンで唯一のコーヒー精製施設を建設し、丁寧に管理されたプロセスを実現しました。
それがようやく形になり、今回堀口珈琲で大々的に扱うことができました。
彼らの努力と私達の素材への熱意がマッチした瞬間です。
言うは易く行うは難し。
地道な活動の背景にはいったい何があったのか。
なんと今年の10月、彼らが当社の横浜ロースタリーまで足を運んでくれました。
ロースタリーの見学や弊社ブレンダーとの対談、彼らの講演会など、みっちり取材させていただきましたので、その内容を順次公開いたします。
これはイエメンのコーヒーの流通に革命を起こす若者たちの紹介記事です。ぜひご期待ください。
イエメンのコーヒーの流通に革命を起こす若者たち
前編:『イエメンとブレンド』
イエメンにおいてコーヒーの流通・加工を手掛ける「QIMA COFFEE」が当社の横浜ロースタリーを訪れてくれました。前編は当社の主任ブレンダー秦と先方代表ファリスさんとの対談記事です。
イエメンのコーヒーの流通に革命を起こす若者たち
後編:『QIMA COFFEEの取り組み』
後編はQIMA COFFEEの取り組み内容についてを掘り下げ、その革新性を紹介します。イエメンにおいて革新的な取り組みにチャレンジしている彼らの熱い想いを感じていただきたいと思います。
イエメンのコーヒーの流通に革命を起こす若者たち 前編:『イエメンとブレンド』
イエメンにおいてコーヒーの流通・加工を手掛ける「QIMA COFFEE」が当社の横浜ロースタリーを訪れてくれました。前編は当社の主任ブレンダー秦と先方代表ファリスさんとの対談記事です。
イエメンのコーヒーの流通に革命を起こす若者たち 後編:『QIMA COFFEEの取り組み』
後編はQIMA COFFEEの取り組み内容についてを掘り下げ、その革新性を紹介します。イエメンにおいて革新的な取り組みにチャレンジしている彼らの熱い想いを感じていただきたいと思います。