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ブルンジ 「セバティジータ農園」 シティロースト 200g

2,000 (税込2,160 円)

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ブルンジから初登場 注目のコーヒー
程よいコクと柑橘の爽やかなニュアンス

ブルンジから驚きのコーヒーが届きました。
滑らかな口当たり。爽やかな柑橘のニュアンス。余韻にほんのり漂う華やかな果実感。クリーンカップも素晴らしく、どこか中米産の高品質コーヒーを彷彿とさせるようなアフリカコーヒーです。

堀口珈琲ではかつて何度かブルンジ産を取り扱ったこともありますが、それも十年以上前のこと。多くの方にとっては“はじめての産地のコーヒー”ではないでしょうか。なぜブルンジからこんなにも素晴らしいコーヒーが届いたのか、そもそもブルンジはどんなコーヒー生産国なのか、ページ下部にてご紹介します。 とにもかくにも、まずは高品質なブルンジ産コーヒーをぜひご賞味ください。

POINT

 久しぶりに登場 「ブルンジ」産
 程よいコクと柑橘の爽やかなニュアンス
 中米のマイルドなコーヒーがお好きな方にもおすすめ

ロースターコメント

滑らかな口当たり。柔らかな酸と甘みがバランス良く備わっており、オレンジや赤く熟した果物のような華やかなフレーバーも感じられます。冷めてくると甘みに黒糖のようなニュアンスが表れてきます。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2025/12/10 〜 2026/1月下旬

産地情報

生産者:
エフレム・セバティジータ氏
地域:
ブタンイエレラ州カヤンザ県ブエンジ地区
標高:
1,800〜2,000m
品種:
ブルボンミビリジ
精製:
発酵槽を使用したウォッシュト

産地の紹介

北をルワンダ、東をタンザニアと隣接するアフリカの内陸国ブルンジ。人口は約1,200万人、面積は四国の1.5倍ほどの小さな国です。山や丘が多い地形で全体的に標高が高く、冷涼な気候から「アフリカのスイス」とも呼ばれています。

ブルンジは1962年にベルギーから独立するまでは隣のルワンダとともに「ルアンダ=ウルンディ」として統治されていました。 スペシャルティコーヒーの産地として発展を遂げたルワンダと似た地理的特徴を備え、高品質コーヒーを生み出すポテンシャルがありながら、不安定な国の情勢を背景に非常に厳しい経済状況が続き、コーヒーの生産量は年々減少、質も高めることができていないのが実情です。

一方で、ブルンジ国民の4人に1人がコーヒー産業に従事し、ブルンジの全輸出額の約80%をコーヒーが占めており“コーヒー依存型”の経済とも言えます。コーヒーの生産量の減少は国の経済に直結します。2022年の国連人間開発指数世界ランキングでは193ヵ国中187位。こうした状況の中で、コーヒーの生産量、質を高めようと努力する生産者によって生み出されたのが「セバティジータ農園」のコーヒーです。

「ブルンジってどこ?」という方がほとんどだと思いますので、まずは地図を見てみましょう。ブルンジはアフリカ内陸部の小さな国です。北側をルワンダ、東側をタンザニアと接しています。地図を拡大してみます。

ブルンジは全国土が標高1,000m以上と高くさまざまな地域でコーヒーが生産されていますが、主要な生産エリアは特に標高の高い北部のカヤンザとエンゴジです。この2つのエリアで生産量全体の約50%を占めています。今回の「セバティジータ農園」もカヤンザに位置しています。

カヤンザのコーヒー産地の様子です。山や丘が多い地形は“千の丘を持つ国”ルワンダと共通しています。スペシャルティコーヒーの産地として発展を遂げた隣国ルワンダと似た地理的特徴を備え、高品質コーヒーを生み出すポテンシャルがありそうです。しかしながら、生産量はルワンダの1/2〜1/3と少なく、スペシャルティコーヒー店でブルンジ産を見かけることはほとんどありません。なぜでしょうか。

主な理由は“国の情勢”です。
隣国ルワンダは1994年に起きたジェノサイドによって国家経済は大打撃を受けましたが、その後の30年間は国の情勢が安定し、高い経済成長率を維持し続けています。 これに伴いコーヒー産業においても国による積極的な設備投資や人材投入がおこなわれ、国際機関の援助や海外資本も入り“スペシャルティコーヒー産地”として急成長を遂げました。
一方のブルンジは1993年〜2003年まで内戦が続き、その後10年は安定するも2015年に再び内戦状態に陥り、不安定な情勢が今も続いています。国際機関による援助は停止し、海外資本も入ってきません。こうした厳しい状況下でコーヒー産業が成長へ向かうことは容易ではないのです。

ただ、ブルンジにおいてコーヒー産業は極めて重要な位置づけです。ブルンジの全輸出額の約80%をコーヒーが占めており、他の産業が発達する素地もなく、古くから続いてきたコーヒー産業に依存せざるを得ない経済構造です。 ブルンジ国民の4人に1人がコーヒー産業に従事し、国民の生活を支える基幹産業でもあります。
にもかかわらず、コーヒー生産量は減少を続け、この25年の間で半分以下に。新しい木への植え替えがなされず、樹齢30年以上の古い木が約3割にのぼり、木を若返らせるためのカットバック(剪定)もされず、肥料が足りないので木に十分な栄養も与えられない、といった理由から生産性が下がり続けているのです。 コーヒーの生産量の減少は国の経済、国民生活の悪化に繋がります。

そんなブルンジから届いた「セバティジータ農園」のコーヒー。中米のスペシャルティに比肩するようなクリーンカップに驚きました。なぜ、こんなにも素晴らしいコーヒーがブルンジから届いたのか。
その背景には厳しい情勢が続く中でもコーヒーの品質を高めようと努力を続けるプロフェッショナルの仕事がありました。

「セバティジータ農園」の生産者、エフレム・セバティジータさん。
ブルンジにおいて歴史ある農家の三代目として約40年に渡ってコーヒーを作り続けてきた大ベテランです。標高1,800m〜2,000m付近の高標高に農地を所有し、10ha(東京ドーム約2個分)の広い敷地でコーヒーの生産に取り組んでいます。

エフレムさんは自身の農園でコーヒーを育てるだけに留まらず、2013年には地域にウォッシングステーション(コーヒーチェリーの集積・加工施設)を設立し、近隣の350農家へ技術指導を行って地域全体の生産性と質の向上を図ります。さらに輸出会社まで立ち上げてコーヒー生豆の流通にも取り組み始めます。

そして2018年にはアフリカ初のCQI(Coffee Quality Institute)インストラクターに認定され、国内のみならずアフリカ各国で生産者支援に取り組んでいます。いわば、ブルンジのスペシャルティコーヒーのパイオニア的存在。齢70歳だそうですが、その情熱とエネルギッシュな行動力に脱帽です。

こちらはエフレムさんが運営する「セバティジータ農園」の農地の様子です。栽培している主な品種はブルボンミビリジ。ブルボン品種とミビリジ品種(※)が混植され、自然交雑したとされる品種です。この伝統的な品種が「セバティジータ農園」のクリーンカップや爽やかな風味に寄与しているのではと想像が膨らみます。
※ミビリジ品種:1910年代にグァテマラからルワンダに持ち込まれたティピカ系統の品種。

エフレムさんが運営するムンカゼウォッシングステーションの様子です。「土地と品種が持つ特性を十二分に活かすクリーンなコーヒー」を信条に、周辺の350農家から持ち込まれたチェリーを買い上げ、栽培された丘ごとに細かくロットを管理して丁寧なウォッシュト精製を施しています。

持ち込まれたチェリーはハンドピックと浮力選別で未熟豆を除去した後、パルパー(果肉除去機)で果皮・果肉を取り除き、8‐12時間のウェットファーメンテーションにかけられます。その後、水路でミューシレージを洗い流し、比重選別によって4段階のグレードに分類していきます。 水路の長さと幅はしっかりと取ることで、比重選別もしっかりとできるように工夫しているそうです。

水路での選別が行われた後はすぐさまハンドソーティングに移ります。欠点豆を除去した後、アフリカンベッドでの乾燥工程に移ります。トップグレードのロットは15分に一回攪拌して乾燥ムラや過度な日焼けが起きないようにしています。

恵まれた生産環境、伝統的な品種、確かな知見に基づくつくりの良さ。この三拍子で実現した、貴重なスペシャルティ・ブルンジが「セバティジータ農園」のコーヒーです。堀口珈琲としては今回が“初”の取り扱いですが、今後も継続的に取り扱うことができ、それが地域全体の豊かさにも繋がっていけばとても喜ばしいことです。 今後の展開に期待を膨らませつつ、とにもかくにも、まずはブルンジから届いた「セバティジータ農園」の素晴らしい風味をご堪能ください!

※<ポテト臭について>
ブルンジのコーヒーからはポテト臭が発生する豆が混入していることがあります(ポテト臭という名前で浸透していますが、日本人の感覚だとゴボウのような匂いです)。「セバティジータ農園」のコーヒーに関しては現地ドライミルにおいてブラックライトを活用した選別を実施しており、ポテト臭の豆が混入する確率は何万粒にひとつ程度です。万が一ポテト臭が出た場合は、大変恐縮ですが抽出をやめ、臭いの出た粉のみ廃棄していただければ幸いです。どうか前述の事情をご理解のうえ、お買い上げくださいますようお願いいたします。尚、仮に該当の豆を抽出して飲んでも健康に害を及ぼすことはございませんので、その点はどうかご安心下さい。