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メキシコ 「ユクカフェ」 シティロースト 200g

1,800 (税込1,944 円)

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堀口珈琲として“初”のメキシココーヒー
優しいコクと甘みのマイルドな味わい

堀口珈琲35年の歴史において初となる“スペシャルティ”のメキシコです。
上品な口当たりから始まり、ほどよく滑らかで、ほんのり華やかで、穏やかな酸味があって、優しい甘みの余韻でフィニッシュしていく。その滋味深さは日本の喫茶店で愛されてきた素晴らしい品質のハワイコナやブルーマウンテンを彷彿とさせる“古き良き”味わいです。

スペシャルティメキシコの黎明期です。私たちはメキシココーヒーを通じて、スペシャルティコーヒーの新たな風味を提示していきます。長年ご愛顧いただいている皆さまも、初めましての皆さまも、とにかくまずは飲んでみてください。そしてこの先の発展をともに楽しみましょう! 特集ページではメキシコの味わい解説や抽出レシピ、産地の背景を詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。

【完売のお知らせ】
想定を遥かに上回るご反響をいただき、本商品は完売しました。予定よりも早く完売となり、楽しみにしてくださっていた皆さまには、心よりお詫び申し上げます。この先、メキシコの他のラインナップも準備中です。どうぞご期待ください。

POINT

堀口珈琲35年の歴史にして“初”のメキシコ
優しいコクと甘みの“古き良き”味わい
シティとフルシティの2つの焙煎度で用意しました

ブレンダーコメント

柔らかい口当たりに程よいコク。熟度の高い柑橘果実を思わせる果実味。そこにブラウンシュガーのような甘みも備わった、マイルドで飽きのこない風味です。初めて扱うコーヒーですが、どなたにもおすすめできる優しい風味です。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2025/2/12 〜 2025/2月下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
ユクカフェ生産者組合
地域:
オアハカ州ミステカ地区サンタ・マリア・ユクヒティ村
標高:
1,650-1,800m
品種:
ティピカ、ブルボン
精製:
発酵槽を使用したウォッシュト

産地の紹介

メキシコは中米において最も経済発展している国です。かつては農業中心の経済でしたが、アメリカに近いという地理的優位性や低い労働コストを背景に自動車産業や電子機器産業といった製造業が発達、特に北部のアメリカ国境付近や中部の首都メキシコシティ周辺では経済活動が盛んです。 翻って、コーヒー産地のある南部は依然として伝統的な農業中心の経済が続いてます。

産業としてのコーヒー生産に目を向けてみると、隣国グァテマラと比肩するコーヒー生産量があり、コスタリカと比較すると2倍以上の生産量です。しかしながら、メキシコは質ではなく量の産地として「他国より安い」こと、もしくはオーガニックやレインフォレストアライアンスの「認証」で付加価値をつけてきたコーヒー産地であり、「高い品質」を軸にしたスペシャルティとしてはこれまでほとんど流通してきませんでした。 一方で伝統品種が多く残る高い潜在性があり、かつてのジャマイカ「ブルーマウンテン」やハワイ「コナ」のようなコーヒーを産出できる可能性を秘めています。気候変動の影響でそういったコーヒーの栽培が難しくなりつつある現在、とても注目すべき産地です。

メキシコは北側をアメリカ、南側をグァテマラと国境を接しています。最も南に位置するチアパス州はグァテマラのウエウエテナンゴ県と隣接しています。メキシコ南部に地図を拡大してみましょう。

コーヒー生産のほとんどは南部で行われており、ベラクルス、オアハカ、チアパス、プエブラ、ゲレロの5州で生産の約94%を占めています。中でも私たちが取り扱い、今後発展の中心地となるのはチアパスとオアハカです。聞きなれない地名だと思いますが、今後たびたび出てくると思いますのでこれを機になんとなく覚えておいてください。今回紹介した「ユクカフェ」もオアハカのコーヒーです。

メキシコ南部オアハカ州のコーヒー産地の風景です。山脈が入り組んでいて自然豊かな環境が広がっています。グァテマラのウエウエテナンゴやコロンビアのナリーニョを彷彿とさせる地形で、標高が高いエリアではしっかりとした寒暖差があり良質なコーヒーを産出できる環境が広がっていることを予感させてくれます。

農地の様子です。物理的にアクセスの悪いメキシコ南部オアハカ州やチアパス州にはまだ伝統品種ティピカ・ブルボンが比較的多く残っており、スペシャルティコーヒーという観点においては高いポテンシャルを秘めています。

コーヒー産地であるメキシコ南部の州ではそれぞれに先住民がいて、部族の数は38にも及びます。コーヒー生産者のほとんどは小規模生産者で、かつ半数以上の生産者がいずれかの先住民部族に属しています。 言語の壁や物理的なアクセスの悪さが壁となり、メキシコ南部では知識や技術がアップデートされず昔ながらの商習慣も残り、いいものも悪いもの関係なく混ぜられて現地の仲買人に安く買い叩かれてしまう。そんな状況がありました。

その様な中で2020年、流通業者が高品質化プロジェクトをスタートさせます。 定期的に現地を訪れて成果や改善点をフィードバックし、収穫・精製・乾燥工程における精度向上のための知識共有や技術指導を継続的におこない、約4年の歳月を経て私たちの元に“スペシャルティ”のメキシコが届けられました。

2025年、当社生豆バイヤーが実際にメキシコを訪れて現地を視察し生産者とコミュニケーションをしてくる予定です。いかんせんアクセスが悪い場所ですので、日本のスペシャルティロースターはもちろん、世界のロースターもまだ足を踏み入れたことがないであろう場所です。

高いポテンシャルを有していながら質ではなく「量の商品」としての流通を余儀なくされていた産地に日本のロースターとして初めて足を踏み入れ、スペシャルティの産地として二人三脚で発展を遂げていき、それが地域全体の豊かさにも繋がっていく。堀口珈琲がこれまでコスタリカのチリポエリアやホンジュラスのセルグァパエリアで実現してきたような発展を目指して、メキシコ南部でも地道に取り組んでいきたいと考えています。

特集ページ「MEXICO! 新しいスペシャルティの形、滋味深いメキシコが登場」ではより詳しくメキシココーヒーの味わいや産地の背景をご紹介しています。ぜひご覧ください。