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コスタリカ 「【モンテス・デ・オロ】カリサル・アリバ SL28」 シティロースト 200g

2,300 (税込2,484 円)

ポイント : 74

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信頼のおける古参マイクロミル
プラムや赤果実を思わせる豊かな果実味

【モンテス・デ・オロ】は2000年代前半から始まるコスタリカのマイクロミルムーブメントのなかでも創成期に設立された古参のマイクロミルで、いわば火付け役的な存在です。 タラス地域の北西レオンコルテス市にて長期的に高品質な生産活動を続けており、同国でもトップクラスの実力と経歴を兼ね備えた素晴らしい生産者です。

彼らが生産するコーヒーの中でみなさまお馴染みとなった「ジャサル」と「カリサル・アリバ」の2つの農地。今回は「カリサル・アリバ」から初めて届いたSL品種のコーヒーをご紹介します。 もともと柑橘を思わせる明るく爽やかな風味が特徴的な農地ですが、そこにケニアで主要に栽培されている「SL28」という品種由来の果実味が加わることでより複雑で豊かな風味がお楽しみいただけます。「これってコスタリカのコーヒーなの!?」と思ってしまうようなフルーティさを兼ね備えたコーヒーです。是非一度ご賞味ください!

POINT

 名門マイクロミルが扱うケニア発の品種
 豊かな果実味とすっきりとした余韻が魅力
 ケニアの複雑な果実味が好きなお客様にもおすすめ

産地の紹介

ニカラグアとパナマの間に位置するコスタリカ。首都のサン・ホセは国のほぼ中心にあります。下の写真の黄色で囲っているのがタラス地域。国内総生産量の約3割を占め、多くの優良農家・マイクロミルがしのぎを削っている生産エリアで、当店のコスタリカコーヒーもこのタラス地域から多く届きます(右下の赤色で囲っている地域が「チリポ地域」です)。

タラスはさらに3つのエリア「レオンコルテス」「タラス」「ドタ」に分けられ、【モンテス・デ・オロ】マイクロミルはタラスの北西エリアに広がるレオンコルテスでコーヒーを栽培しています。乾燥の厳しい地区が多いエリアで、【ブルマス・デル・スルキ】、【アルトス・デル・アベホナル】、【セロ・べルデ】などのマイクロミルがしのぎを削っています。


ブレンダーコメント

口当たりは柔らかく、プラムを想起せる華やかな酸と甘みが特徴です。冷めてくると赤果実の様なニュアンスが顔を覗かせ、風味の複雑さも感じられます。豊かな果実味とスッキリとした余韻が魅力のコーヒーです。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2023/11/15 〜 2023/11月下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
エミリオ・ガンボア氏
地域:
サンホセ州レオンコルテス市サンパブロ
農地:
カリサル・アリバ
標高:
1,900m
品種:
SL28
精製:
機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

彼らはタラスの北西エリアに広がるレオンコルテス市のサンパブロという地域でコーヒーを栽培しています。

ミル自体の歴史は古く、コスタリカのマイクロミルムーブメントの火付け役的な存在です。彼の父はコスタリカの輸出業者のロゴにもなっていて、彼ら家族の密かな自慢だそうです。古参のマイクロミルにも関わらず非常に清潔に保たれていて、管理もきちんと行われているのが印象的でした。

上の写真の左がコンクリートパティオ(乾燥場)と右がアフリカンベッド(乾燥棚)です。モンテス・デ・オロミルは他にも農地を所有していて、生産量に対する乾燥場のスペースが足りていませんでした。その問題を解消するために機械乾燥(グァルディオラ)も導入しました。廉価な商品については乾燥場と乾燥機を用いて、高付加価値商品についてはコンクリートパティオとアフリカンベッドで仕上げています。なかでもアフリカンベッドは地面からの熱が直接当たらず、風通しもよいので乾燥ムラを一番軽減できる有効な方法です。当社向けのロットは100%ベッド乾燥で行われています。

こちらがその乾燥用の機械(グァルディオラ)です。円筒の中にコーヒーを投入し、回転させながら熱風を当てることで乾燥させます。

牛の血を意味する「sangre de toro」を合言葉に、真紅に染まったコーヒーチェリーのみを収穫するようピッカーに指導していきました。今ではコスタリカのどの農家でも使うまでに浸透している言葉です。

これが「sangre de toro」を合言葉にして収穫されたコーヒーチェリーです。確かに深い赤色をしています。“牛の血”といわなかったら、もう少し明るい色の段階で収穫されていたかもしれませんね。

以前に当社スタッフがカッピングセッションを行っていた際、奥様も駆けつけて他の農園と自分たちのコーヒーの出来を比べていました。その姿をみて、おいしいコーヒーを作りたいという情熱に溢れるファミリーのコーヒーを扱うことができてよかったと心から思うことができました。すでに素晴らしいカップクオリティのコーヒーを生産している彼らですが、更なる質の向上に期待してしまいます。

今回ご紹介する「SL品種」はもともとアフリカの研究機関「スコットラボラトリー(Scott Laboratories)」で研究され、登場した品種です。20世紀初頭に世界的に問題となっていた「さび病」や東アフリカ特有の「乾燥」に耐性のある品種を生み出す過程で登場した品種です。

SL品種は優れた風味を持つことが評価され、今ではケニアの主要な栽培品種の一つとなっています。 その後、中米の生産達者は自分たちの商品に付加価値をつけるために2000年代初頭からこのSL品種に目をつけ、栽培を始めた背景があります。