ペルー 「フェスパ農園 ゲイシャ」 フレンチロースト 100g
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【こちらの商品は100gでの販売です】
ペルーの優良農園が手掛ける注目の品種
深煎りのゲイシャ上品な甘みと華やかさ
今期もペルー屈指の優良農園「フェスパ農園」のウィルダー・ガルシア氏が手掛ける様々な品種をお届けします。今回はファンのお客様待望のゲイシャ品種を販売します!
栽培が難しく、生産量も少ないゲイシャ品種ですがウィルダーさんの様々な取り組みの成果が見事にカップに表れています。
ホットもアイスも美味しい夏のこの時期に合わせ、今回初のフレンチローストでご用意しました。普段はハイローストで提供することの多いこちらのコーヒー、深煎りで魅せる華やかで甘美な味わいをお楽しみください。
POINT
✔ ペルーの優良農園が手掛ける、注目のゲイシャ品種
✔ ゲイシャの深煎りでしか味わえない華やかさ
✔ 上質なチョコレートのような甘い風味
産地の紹介
日本においてペルーはまだまだメジャーなコーヒー産地ではありません。日本のペルーからの生豆輸入量(年間約4,746トン)はブラジル(年間約116,816トン)やコロンビア(年間約60,430トン)、エチオピア(年間約25,012トン)などの生産大国と比較しても低く、特に高品質なコーヒーを扱う市場においてはこれからもっと伸びていく余地のある産地でしょう(注1)。生産量という点では、南米に限ってみればブラジル、コロンビアに次ぐ3位(注2)。世界でも7番目に入る生産国です。コーヒー生産自体は比較的活発に行われていますが、いずれにせよ高品質コーヒーという舞台ではまだ脇役という印象かもしれません。
これには、険しい地形が多くコーヒーを流通させるインフラがしっかりと整備されていないことがひとつの要因となっていました。しかし、ペルー北部は当社がコーヒー産地として注目しているコロンビア南部と近く、地理的状況も似ているため、栽培環境として高いポテンシャルを秘めていると考えていました。そのため私たちはペルーの香味の可能性を求めて優れた豆の発掘に努めてきました。その結果出会えたのがフェスパ農園です。本農園には当社のスタッフも度々訪れていて、品質向上のための意見交換などを行っています。かれこれ9年近く毎年ご紹介しており、安定した品質と生産量を誇る当店有数のパートナーになりました。ここ数年ではペルー南部からも良いコーヒーが入り始め、同国は当店の注目している産地のひとつです。
注1)全日本コーヒー協会「統計資料」
注2)The Food and Agriculture Organization
販売予定期間
2023/05/24 〜 2023/6月下旬
産地情報
- 生産者:
- ウィルダー・ガルシア氏
- 地域:
- カハマルカ県ハエン郡ウワバル地区ウアコ
- 標高:
- 1,926m
- 品種:
- ゲイシャ
- 精製:
- 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
農地は全体で50ヘクタールもありますが、現在コーヒーの栽培に使用しているのは14ヘクタールほど。農園主のウィルダーさんは飽くなき探求心で多くの品種栽培に挑戦しています。ゲイシャは高標高の厳しい環境下においてこそ無類のユニークさに磨きがかかると考えられており、フェスパ農園においても最も標高が高い区画で栽培されています。(写真は別の区画です)
ゲイシャは栽培が難しい品種と言われています。根の構成が他の品種に比べて相対的に脆弱な傾向があり、防風対策と施肥管理が必須となります。高標高の栽培環境では生育が遅く、湿度が高いと病害虫発生のリスクもあるため、病害虫対策も求められます。そこは農業指導員としての顔も持つ農園主ウィルダー・ガルシア氏の腕の見せ所です。
防風対策としてゲイシャの区画にのみシェードツリーを植樹。また、通常の施肥に加えてゲイシャ(及びティピカ、パカマラ)区画では、果肉除去の際に発生した果肉を3ヶ月間熟成(1〜2週間に一度攪拌しながら必要に応じてCaを補充)して堆肥化し、施肥しています。病害虫対策としての除草作業(落下したチェリーの取り残しによる虫の発生を防止)もしっかり行っています。
ゲイシャは細かな農事管理や施肥に時間とコストがかかる割に収穫量は少なく、他の品種に比べて生産性は高くありません。それでもウィルダーさんはゲイシャ品種の栽培を増やしていきたいと考えているそう。その理由を「他の品種とは異なるカップ傾向があり、やり甲斐もある品種だから」と語るウィルダーさん。様々な取り組みの成果が見事にカップに表れており、そのフレーバーとコクはフェスパ農園ならではのゲイシャです。今後もゲイシャの区画は広げていくそうです。
フェスパ農園の農園主ウィルダー・ガルシアさん。祖父の代からコーヒーを生産している一家に生まれ、コーヒー栽培の基礎知識も父親に学びました。18歳の頃には品質のさらなる向上を目指し、ペルーの輸出業者が主催する農園指導員研修に参加して、農園管理に関する最新の専門知識を得ました。
この経験を自らの農園でも実践して生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現させた実績から、今ではフェスパ農園は他の生産者が訪問し学べるよう解放されたモデル農園になっています。初めはウィルダーさんのやり方に父親が反対し、農地の10%の土地しか与えてもらえなかったそうですが、着実に生産量を増やしたことで認めてもらったそうです。自身も農園指導員として約200農家のコーヒー栽培の教育・指導に当たっていて、その知識と実績から若いながらも高い評価と信頼を得ています。