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コロンビア 「キトパンバ」 フレンチロースト 200g

1,890 (税込)

ポイント : 56

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コロンビア南部ナリーニョから初登場
滑らかな質感に柑橘や赤果実の華やかさ

コロンビア南部の優良生産地ナリーニョから初登場のコーヒーが登場します!昨年、生豆買付担当の大瀧が現地で惚れ込み、買付した商品のひとつです。

ナリーニョらしいしっかりとしたボディに加え、柑橘果実の爽やかさや赤色果実の甘みも加わった複雑な味わいのコーヒーです。ページ下部で大瀧が買付の際の話を熱く語りますのでこちらも是非ご覧ください!

POINT

 優良産地ナリーニョの初登場コーヒー
 生豆買付担当が太鼓判を推す一品
 ブレンド#6やケニアが好きな方には是非飲んで欲しい

産地の紹介

ナリーニョ県は太平洋に面したコロンビア南西部に位置しています。ほぼ赤道直下に位置するこの県では日差しは潤沢に降り注ぎ、火山性の肥沃な土壌が広がっています。内陸部に向かうにつれて標高が高くなり、県南東部には2,500m〜3,000mを超えるアンデスの山々が連なります。県都パストの標高は約2,500m。慣れていない私たちでは小走りするだけで息が上がってしまうほどです。

ここまで標高が高いと夜間の厳しい冷え込みでコーヒー栽培は難しいと言われますが、日中に注いだ日光はアンデス山脈の谷底で蓄積され、夜になるとその熱は暖かく湿った空気となって上昇して夜間の寒さからコーヒーを守ってくれます。まさに自然が生んだ理想的な環境が広がっているのです。

ブレンダーコメント

ブラッドオレンジの様な酸と甘み。しっかりとしたボディがあり、ビターチョコレートの様な滑らかな触感が感じられます。冷めてくると赤果実のニュアンスが表れ、ジューシーさが一層増して感じられる所も特徴です。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2023/5/17 〜 2023/6月中旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
キトパンバの組合所属生産者
地域:
ナリーニョ県ブエサコ市キトパンバ
標高:
2,000-2,050m
品種:
カトゥーラ, コロンビア, カスティージョ
精製:
発酵槽を使用した伝統的なウォッシュト

コロンビア出張記

今回訪れた先はコロンビアの優良なコーヒー生産地、ナリーニョ。当店が常に熱い視線を送り続けている産地の一つです。昨年の夏、新たなコーヒーの出会いを求めて現地を訪れた際に出会った生産者組合でのお話です。

語り手:生豆事業部 大瀧 雅章

2004年に堀口珈琲入社。現在は生豆事業部に所属し、品質管理・生豆買付を担当。
入社後の関心事の移り変わり。“ワインとフレンチレストラン” → “カメラ” → “うつわ” → “ランとグルテンフリー”。現在地は “コーヒー”。

今回ご紹介するキトパンバは、コロンビア南部ナリーニョの東にあるブエサコ市にあります。
ドニャ・ファナ火山麓に位置しており、ナリーニョの中でもコーヒー生産量が多く、高い品質のコーヒーを多く産出します。

買い付けの全権を委ねられ、初めて足を踏み入れたナリーニョ。5時ボゴタ発の早朝フライトで到着するやいなや、すぐさま迎えの車に乗り込み、生産者組合のあるブエサコの街に向かいます。

出迎えてくれたのは、小柄ながら骨太な壮年の組合長と、ユニフォームと思しきポロシャツをさっと着こなした品質管理責任者の女性。
彼らの第一印象は「職人集団」。その瞳には、私たちの来訪に対する歓迎のしるしと、「お手並み拝見」とばかりに試すような怪しい光が浮かんでいるようにも感じられました。

最初に通されたのは、こじんまりとした、だけど無駄のない機能的なカッピングルーム。 そしてすぐさま買い付け開始とばかりに、彼らはコーヒー豆を挽き始めカッピングの準備に取り掛かります。私は、緊張と少しの疲労のせいか彼らのペースに飲まれかけましたが、声を張り作業をすぐ中止するように伝えます。 なぜかというと、コーヒーの粉の粒度と使用量を日本でカッピングする時と可能な限り近い状態に調整してカッピングする必要があったからです。これなくしては、適正な買い付け判断を行うことはできません。

いざ始まると、一つのロットが、湯を注ぐ前の粉の香りの段階から私の注意を釘付けにしました。それがキトパンバ。 湯を注ぎ、ブレイクの後(グラス上面に浮いたコーヒー粉の層を崩して攪拌し、テイスティング可能な状態にすること)口に含むと、果実感の複雑さとその密度の高さに驚きました。 明らかに他のコーヒーとは異質なカップクオリティです。キトパンバというエリアの自然環境がもたらすものか、あるいは加工処理などの人為的要素による偶然の産物ではないか、慎重にカッピングを進め見極めていきます。

時間が経過した後に口に含んでみても、クリーンさは損なわれず、果実感の複雑さは増すばかり。 ブエサコ産のコーヒーの典型的な風味傾向を内包しながらも、さらにそこから独特の果実感が派生していくようなイメージ。 柑橘以外にも、さくらんぼや、パッションフルーツを想わせる華やかさが口の中にの残ります。温度が下がるにつれて、ほんの少しの疑いは晴れ、自信は確信に変わっていきました。

深煎りにしても崩れることのない複雑な果実感はおそらく「本物」です。皆様にもその「証人」となっていただけますと幸いです。