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イエメン 「ガルビ ナチュラル」 フルシティロースト 100g

1,944 (税込)

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【こちらの商品は100gでの販売です】
熟度管理を徹底した集落指定特別ロット
ドライフルーツを連想させる華やかさ

今期入港したイエメンの中でもフレーバーとボディ感に一線を画す密度と複雑さがある「ガルビ ナチュラル」。同時に販売している「ハラーズ」と同地区のコーヒーですが、こちらはさらにエリアを限定することでより一層高品質で均一化された特別なロットです。主任ブレンダーが「まったく飲んだことのない香味に衝撃を受けた」と語り、現在販売中の特別ブレンド「ハッピーホリデー」の主軸素材としても使用しています。

ここまで良質なイエメン産コーヒーをご紹介できる背景には、より良いイエメンコーヒーを多くの人々に届けたい、そして生産者の生活をより良くしたい、そう願う若者が起業した現地のコーヒー流通を担うQIMA COFFEEの存在があります。これまででは考えられなかった均一で高い熟度での収穫、トレサビリティの明確化、さらにはイエメン国内での多様性を意識したロット作り。さらには、イエメンで唯一のコーヒー精製施設を建設し、丁寧に管理されたプロセスを実現しました。それがようやく形になり、今回堀口珈琲で大々的に扱うことができました。ページ下部にて詳しくご紹介していきます。

産地の紹介

イエメン共和国は中東アラビア半島の南部に位置しています。西端は紅海の出入口に面し、紅海やアデン湾を挟んでアフリカ北東部の国々(ジブチやソマリアなど)と向かい合っています。面積は日本の約1.5倍弱。人口約3000万人の国です。 コーヒーの栽培は紅海沿岸からやや内陸に上がった高原地帯で主に行われています。堀口珈琲で扱うロットもこのエリアで収穫・精製されたコーヒーです。

コーヒー豆(アラビカ種・カネフォラ種合計)の生産量は年間で約2万トン。南米のブラジル(370万トン)やコロンビア(83万トン)と比べるとはるかにその量は少なく、 中米のグァテマラ(20万トン)やコスタリカ(7万トン)と比較しても、コーヒーの生産規模は小さいことがわかります。(※) 一方で、その独特の風味や流通量の少なさからコアなファンが多く、また高値で取引される傾向が強い産地でもあります。

※国際連合食糧農業機関 - Food and Agriculture Organization of the United Nations (FAO) 資料:Global Note 2022年1月7日発表された2020年76か国のデータ

ブレンダーコメント

厚みのあるボディ感。口の中で溶けていくチョコレートのような滑らかな質感。ベリー系の風味に加え、乾燥させた南国果実を連想させる華やかな甘みを感じさせ、複雑な果実感を楽しめます。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2022/11/23 〜 2022/12/下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
ガルビ村の農家
地域:
サナア県ハラーズ地区ガルビ村、フード村、アルカハ村
標高:
1,900-2,400m
品種:
イエメニア
精製:
ナチュラル

熟度を均一に揃えて収穫されたレッドチェリー。高品質なコーヒー生豆を得るためには重要で、これをイエメンにおいて実現することがどれほど困難かは同時販売中の「イッブ ナチュラル」のページでご紹介している通りです。ここからは精製工程の様子をご紹介していきます。

イエメンでは各農家が屋根の上や地面で天日干しするのが一般的であるため、精製の精度にもバラつきがあります。一方、QIMA COFFEEはイエメンで唯一の精製施設を設立し、丁寧なナチュラル精製を施しています。

まずはQIMA COFFEEの担当者が車で農家に赴いて収穫したチェリーを買い付けします。道路は整備されておらず、タイヤのパンクは日常茶飯事なんだそう。買い付けたチェリーは農家ごとにロットを分けて細かく管理します。

乾燥棚に並べられたチェリーは乾燥ムラがでないように2時間に1度撹拌し、10日から14日程かけて乾燥させていきます。イエメンは降水量が極端に少なく乾燥しているため、他のコーヒー産地に比べて乾燥に要する日数は短めです。

水分値を計測し、乾燥を終えたコーヒーはロットごとに袋分けされた状態でドライミルへ。

脱殻された生豆は機械による選別工程を経た後、約20名の女性たちのハンドソーティングによって選別され、さらに品質を磨いていきます。

これらの工程、スペシャルティコーヒーの産地においては当たり前かもしれませんが、イエメンにおいては当たり前ではありません。ここまで丁寧にやり切る業者は他におらず、彼らが起業した当時は不可能とさえ言われたそう。

2016年にイエメンで初の精製施設を設立して以降、QIMA COFFEEは地道な活動を続けて今では5つの自治区に8箇所の精製施設を設け、提携している農家の数は30農家→2,600農家まで増えました。

堀口珈琲のラインナップに良質なイエメンが復活したのは、彼らの存在があってこそ。先日はQIMA COFFEEの三名がなんと当社の横浜ロースタリーまで足を運んでくださいました!

当社HP内のHORIGUCHI COFFEEチャンネル「イエメンのコーヒー流通に革命を起こす若者たち 前編」に主任ブレンダー秦とQIMA COFFEE代表ファリスさんとの対談記事を掲載しておりますので、イエメンのコーヒーを飲みながらご参照いただければ幸いです。

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