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コスタリカ 「【ロス・クレストネス】エル・セロ ビジャサルチ」 フレンチロースト 200g

1,650 (税込1,782 円)

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「チリポ」を代表するマイクロミル
しっかりとしたコクとカカオの様な風味

コスタリカ最高峰チリポ山の西側山麓に広がるコーヒー生産エリア「チリポ」。 その中心には【ロス・クレストネス】マイクロミルの存在があります。 ミルが設立された2008年にコーヒーのサンプルが私たちの元に届き、あまりの出来の良さに即購入を決断したのがお付き合いの始まり。 設立当初から、今もなお地道に品質向上を目指す姿勢に信頼を寄せています。

こちらの「エル・セロ」は【ロス・クレストネス】マイクロミルの管理責任者であるエルメス・カルデロンさんが手掛けたコーヒーです。 主に精製工程を中心に運営を取り仕切っていた精製のプロフェッショナルが自身でもコーヒーを栽培したいと考え、所有していた牧草地の中で標高の高いエリアをコーヒー農地として開墾しました。 高標高農地ならではの厚みのあるボディが特徴的で、余韻には華やかさも感じられるコーヒーに仕上がっています。

POINT

 安定した品質が特徴の「チリポ」エリアのコーヒー
 厚みのあるボディとチョコレートの様な滑らかさ
 コクがしっかりあるコーヒーがお好きな方へ

産地の紹介

今後ますますコスタリカの高品質コーヒーを牽引する生産エリアになるのでは、と期待しているチリポ地域。首都を擁し、海岸線に沿って南東方向に伸びるように広がるサン・ホセ州の東端に位置しています。ここはコスタリカ最高峰のチリポ山に抱かれた、都市部とは違い山と森が大部分を占める自然豊かな地域です。ここ数年、当社でも積極的に扱うようになったエリアであり、【ロス・クレストネス】を筆頭に【インペリオ・ロホ】や【コラソン・デ・ヘスス】など続々とマイクロミルが設立されています。ICAFE(コスタリカコーヒー協会)の生産エリア区分においてこの地域はかつて「ブルンカ」と呼ばれており、主に汎用品のコーヒーを生産するエリアとして認知されていました。

しかし、2000年代初頭から一部の生産者のなかで付加価値を付けた高品質なコーヒーで市場に打って出ようという機運が高まりました。小規模農家がミルの設立資金を集めコーヒーの買い手を探すのは非常に大変なことですが、情熱と努力をもってあきらめず活動を続けたこと、さらに政府の施策やNGOの協力もあり、今では高品質なコーヒーを生産するエリアとして非常に注目されています。堀口珈琲は日本のロースターとして初めてチリポに足を踏み入れ、以降も二人三脚で良いコーヒーのために努めてきました。

ブレンダーコメント

しっかりとしたボディ。カカオの様な風味と、熟した果物の様な華やかなフレーバーが特徴です。ビターチョコレートを思わせる滑らかさと甘みが余韻まで心地よく感じられるコーヒ―です。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2024/01/24 〜 2024/3月中旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
エルメス・カルデロン・ヒメネス
地域:
サンホセ州ペレスセレドン市リバス地区ピエドラ
標高:
1,830〜1,910m
品種:
ビジャサルチ
精製:
機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

コスタリカは中央アメリカの南部に位置する国です。グァテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス……などよく聞く中米諸国が並ぶ中、「中米ではコスタリカが初めてコーヒーを輸出した国」と言われています。

コスタリカ国内のコーヒー生産エリアは大きく8つに分類されます。その中で特に覚えていただきたいのが「タラス」と「チリポ」です。(当社が取扱うコスタリカのほぼすべてがこの二つのエリアに属しています。)今回ご紹介する【ロスクレストネス】マイクロミルがある「チリポ」は土地の大部分が山や森などの自然に囲まれており、常に「高品質なコーヒーが安定的に作られる」生産エリアです。

クレストネスミルがあるピエドラ集落を農園から撮影しました。南にある町リバスから入るルートと山越え谷越えの北側から入るルートがあります。

この地域の特徴として、午前中は日が差しているのですが、午後になると雲や霧が立ち込めて日光を遮ります。撮影した日も最初は晴れていたのですが、次第に雲がでてきました。

コスタリカの主要な生産地域から離れたチリポを一躍有名にしたクレストネス生産者組合。定期的に勉強会を開くなど、メンバーは品質向上に積極的。設備投資もしっかり行っています。

収穫されたチェリーはパルパーで果肉を削ぎ落した後、ミューシレージリムーバー(機械式)によって豆を覆う粘着質(ミューシレージ)を除去します。驚くべきはこの清潔さです。隅々まで非常に丁寧に清掃されています。

ここまで清潔なミルはなかなかありません。経年劣化はありますが、一粒のチェリーも一かけらのパルプ(果肉)も落ちていません。

そして乾燥場に運ばれます。多段式の乾燥棚とパティオを使い分けていますね。乾燥棚は多いところでは5段になっており、乾燥の進行によって細かな高さ調節が行われています。5段は他のウェットミルでもなかなかありません。

乾燥後のパーチメントコーヒーを保管する倉庫です。ここもしっかり農園ごと、ロットごとに管理されています。

ドライミルにはパーチメントコーヒーをレスティングするための倉庫や脱殻機が整備されています。脱穀後は、カタドーラと呼ばれる風力を利用した簡易的な選別機にかけられたのち、サン・ホセまで運ばれます。脱殻まで行うことで一度にたくさんの豆を運搬できるようになりました。

エルメス・カルデロンさん。【ロス・クレストネス】マイクロミルの管理責任者で精製工程を中心に運営を取り仕切っています。

そんなエルメスさんが自身でもコーヒー栽培を始めるべく、所有する牧草地の中で標高の高いエリアをコーヒー農地として開墾したのが農地「エル・セロ」です。「エル・セロ」のコーヒーは高標高農地ならではの厚みのあるボディが特徴的です。

エルメスさんはとても物静かで一見強面ですが、話すととても優しい方ですよ。どんな帽子もよく似合います。

長年、二人三脚で共に歩んできた「ロス・クレストネス」。そんな彼らが届けてくれるコーヒーには敬意を払って、特別なラベルを使用しています。当店が扱うラベルデザインの中でも人気のアイテムの一つです。

彼らのコーヒーにスポットライトを当てた特集「パートナー生産者-ロス・クレストネス-」を現在公開中です。お互いの理想を目指し、15年という歳月を共に歩んだその背景もぜひご覧ください。