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コスタリカ 「【セロ・ベルデ】カタリーナ」 シティロースト 200g



 

地道な努力と情熱で品質向上に挑む生産者
引き締まった甘みとクリアな味わい

<生豆バイヤー若林のコメント>

生産者のデイネルさんとの出会いは2015年8月14日。新しい品質のコーヒーを求めてタラス中の農地を何十と駆け回っていた時期でした。その年の2月に、今では当社自慢のコスタリカである【モンテス・デ・オロ】や【ドン・ホセ】といったこの上なく素晴らしい農地と出会っており、タラスの一地域である「レオンコルテス」にはまだまだ素晴らしいコーヒーがあるかもしれないという大きな期待を持って訪れました。

しかしながら、彼らはマイクロミルを設立して間もない頃で、前年に初めて精製に取り組み自分達のコーヒーを作り始めたばかり。経験豊かな生産者とは言えず、家族経営の非常に小規模な生産者でもあったので、期待通りという訳ではなかったのが実際のところです。ただ彼らの農地・設備を見て、実際に話しているうちに大きな可能性を秘めた生産者であることが理解できました。

自分たちが隅々までしっかりと管理できる規模のコンパクトな精製設備。農地名にもなっている一年草「カタリーナ」を育てては土壌に敷いていくという継続的な土壌改善。そして「この家に初めて自分たちのコーヒーを扱ってくれるかもしれない人が来てくれた。もう一歩で夢が叶うかもしれない。我々はまだ学ぶことがたくさんあるが、家族一丸となって努力していくので、できればその成果をもう一度見に来て欲しい。」という熱い言葉を聞いて非常に好感を持ちました。

それから何度も彼らの元を訪れていますが、彼らは手間を惜しむことなく品質向上に関する知識の向上や農地での実践を欠かしていません。また、互いに訪問を重ねることでデイネルさんとは良き友人にもなれました。語り出すと止まらないコーヒーへの情熱と普段は物静かで気遣いを欠かさない人間性に非常に感銘を受けています。コスタリカで彼と出会えたことは素晴らしいことだったと今では感じています。そして、彼らの努力はコーヒーの品質にも明確に現れており、今クロップはこれまでで最高の出来と言えるでしょう。ひたむきに挑戦してきたことが花開きつつあることが明確に感じ取れる一杯になっています。




【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日
 

コスタリカ 「【セロ・ベルデ】カタリーナ」 シティロースト 200g

商品コード : cfe01643
価格 : 1,500 円(税込1,620 円)
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<ロースター小林のコメント>

コスタリカのニュークロップ販売に先駆けサンプルをカッピングした際、良い意味で最も驚きの出来だったのがこの【セロ・ベルデ】カタリーナでした。カタリーナは例年カカオのような香ばしさを伴った甘みがあり、シングルオリジンのみならずブレンドの素材としても重宝するコーヒーというイメージを持っていました。しかし、今シーズンは香りの段階から柑橘のニュアンスが強く、一口含むと引き締まった甘みとクリアさが際立って感じられます。生豆の外観の美しさも目を見張るものがあり、初年度と比べると飛躍的に洗練された印象を受けました。硬い豆質で深い焙煎でもポテンシャルを発揮出来るコーヒーなのですが、まずは今シーズンのきれいな酸とクリアさをご紹介したい…そんな想いからシティローストに仕上げました。今後も大いに期待したい作り手です。
 

所有:ファジャス・モラ家
地域:サン・ホセ州レオンコルテス市サンフランシスコ
標高:1,860〜1,960m
品種:カトゥアイ
精製:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

彼らが所有するサンフランシスコ農地は4つの区画に分けられています。「カタリーナ」と「エンシノ」には主にカトゥアイ品種が植えられていて、「ビジャサルチ」と「ゲイシャ」ではそれぞれ農地の名前がついた品種が栽培されています。今はまだ収穫量が少なく入荷がありませんが、将来的には皆さまのもとへお届けできるかもしれません。


「カタリーナ」は区画「1」。ウェットミル(Beneficio)に一番近いところに位置しているので収穫してからすぐに精製が始められます。また、このカタリーナ区画は4つの区画のなかでも一番標高の高い区画です。


この土地は常に夕方16時頃になると霧に覆われる環境です。標高も高く厳しい寒暖差があるためチェリーの成長管理は非常に大変ですが、その分糖度の高い引き締まったチェリーが実る傾向があります。


こちらがが土壌改善にも使われた「カタリーナ」。この植物をたくさん植えることで、土壌を柔らかくしつつ有機物の蓄積を行っています。


精製設備はコンパクトであるものの、自然の傾斜を利用した無駄のないレイアウトになっており、かつ綺麗に整備されていました。


訪問したときは丁度収穫の真っ盛り。熟したチェリーがピッカーの手によって収穫されています。


収穫されたチェリーはまずフローター選別にかけられます。水に浸けることで、浮いてくる不良豆や異物を取り除くことができます。


選別されたチェリーをパルパーに通して果皮や果肉を分離させます。下の円筒の形をしたものは不純物を取り除くクリバと呼ばれる機械です。


パルピング後の生豆はまだミューシレージと呼ばれる粘着質の膜で覆われているため、それを取り除く機械にかけられます。


使い終わったらしっかり清掃をするデイネルさん。きれい好きなことが垣間見えます。


ミューシレージを取り除いた後、最後は乾燥工程です。天候や気温、時間帯によってシートをかけて豆にできるだけストレスがかからないようにしています。


デイネルさんは漢字が好きらしく、訪れたスタッフが漢字の名前をリクエストされたので、その仕事ぶりから「丁寧流(デイネル)」という名前をプレゼントしたところ大変よろこんでくれました。今後は今育てているコーヒーのクオリティをどんどん高めて行きたいと語ります。その他にも、新しい品種へのトライや、今植えている樹の生育を促し生産量も増やしていきたいと考えているなど、現状に満足していない姿勢が印象的でした。カップの素晴らしさは勿論、仕事へきめ細やかさやコーヒーへの情熱は人一倍。近い将来必ずレオンコルテスを代表するマイクロミルになるのは間違いありません。「セロ・ベルデ」というマイクロミルと「丁寧流」さんの名前は覚えておいて損はありませんよ。


デイネルさんと彼のお姉さんには今年の9月末に狛江店を訪れていただきました。とても嬉しそうなチーフロースター小林。30秒ほど手を放しませんでした。


選別機やハンドソーティングの様子をじっくり観察し、どういった豆がはじかれるのか、はじかれる率はどれぐらいか、など質問しながら熱心に説明を聞いてくださいました。ネットショップの商品ページを見せると、とても嬉しそうに「よく撮れているね。これは僕でも買えるの?」。残念、海外発送はしていないんです。そこで終わるわけにはいかないので、焙煎した豆をプレゼント。


これから長くより深い関係を築いていきたい生産者です。今後も美味しいコーヒーを期待しています。