<ロースター秦のコメント>
カカオのような風味、ローストアーモンドのようなほろ苦さと甘さの調和。ほのかに華やかさも感じられ、濁った印象を全く感じさせないクリーンなブラジル。
地域:ミナスジェライス州セハードエリア・パトロシーニョ市
農園主:グラウシオ・ジョゼ・デ・カストロ氏
品種:ブルボン
標高:1,000m
精製:ミューシレージを機械的に除去したウォッシュト
コーヒー生産量の世界1位を誇るブラジル。コーヒー生産は主に南部のサンパウロ州、ミナスジェライス州、パラナ州で行われていて、特にミナスジェライス州はブラジルの総生産量の約半分を占めています。
農園の様子。農地周辺はすべて開発されている訳でなく、森も残して生態系の維持に努めています。
マカウバ・デ・シーマ農園はミナスジェライス州のセハードエリアにあります。ポルトガル語で未開の大地を意味するセハードは30年以上前にブラジルと日本両政府の協力のもと開発が始まりました。
この地域では広大な土地を生かした大規模農業も行われています。
農園内にはブルボン品種の他にもムンドノーボ品種やカトゥアイ品種を栽培しています。
こちらはマカウバ・デ・シーマ農園のブルボンが植えられている区画です。
機械での収穫を行うため、コーヒーの木をまっすぐきれいに植えています。
ブラジルの農園は広大な土地でコーヒーを栽培しているところがほとんどです。そのため、機械を使わないと適切なタイミングでの収穫が難しいのが現状です。その分、高品質のロットを仕立てるためには収穫後の選別により高い精度が求められます。
写真のウェットミルでは、収穫したチェリーを水に浮かべ、熟度の高い沈んだ豆のみをパルパー(果肉除去機)にかけていきます。また、ドライミルでは風力を利用した比重選別、豆を大きさごとに分けるスクリーン選別、振動を利用した比重選別、そして最後に電子選別を行います。このようにマカウバ・デ・シーマ農園では非常に丁寧な選別がされているため、クリーンでクリアな味わいを実現できているのです。
農園主のグラウシオさん。当社と初めてパートナーシップを結んだ生産者です。今販売している商品のなかでは一番の古株ですね。
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ご家族に囲まれてとても幸せそうなグラウシオさん。これからも私たちのために、そしてご家族のためにも美味しいコーヒーをよろしくお願いします!
こちらがご自宅。奥に植えられているのが、パイネイラという木です。桜と同時期に咲くことから、現地日系人からは「ブラジル桜」と呼ばれているそうです。