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ルワンダ 「ニャミラマ」 シティロースト 200g



 

取り組みの成果が着実に一杯のおいしさへ
穏やかに寄り添うきれいな酸と華やかさ

 

<ルワンダコーヒー>

毎回、驚きとさらなる期待をもたらすルワンダコーヒー。ここ数年でカップのクリーンさやキャラクターの明確さなど、あらゆる面で品質が劇的に向上しました。いまや他の優良産地に比肩する存在であることは間違いありません。それは、すでに多くの方に気付いていただいていると思っております。そしてこの変化には、ひとつのプロジェクトが大きく関わっていることもご存知であるかもしれません(私がしつこくご紹介してきましたので)。今回は、改めてこのプロジェクトの紹介と深堀り、最新情報をお届けし、皆様のお手元に届くルワンダコーヒーに対する、私達の取り組みと今後のさらなる発展の可能性をお見せできたらと思っております。
 

<品質を支えるニャミラマプロジェクト>
 

現在、堀口珈琲と「コアカカ協同組合(コーヒー生産者組合)」では「ニャミラマプロジェクト」という活動を通じて、コーヒーの品質強化と生産者の生活向上、さらにはそれらに基づく持続的な生産活動の実現を目的として様々な施策を行っております。2017年から始まるこのプロジェクトは、単なる思い付きで始まったわけではありません。まだルワンダが"新興産地"として紹介されていた数年前から、素晴らしい品質のものも見受けられました。しかし、ポテト臭の問題、貧困や土壌貧弱・浸食の問題もあり、なかなか品質が安定しないことが課題でした。

一方で、クリーンなコーヒーを生産できる非常に高いポテンシャルを備えていることや、ケニアやエチオピアなどの派手さの際立った個性ではなく、柑橘のきれいな酸やバランスに優れた味わいといった、他のアフリカ産地には見られない特性があることもあり、堀口珈琲としても積極的に活動していこうという流れができました。そこで立ち上がったのがニャミラマプロジェクトです。今では専任スタッフもおり、今後益々活動を強化したいと考えています。

 

<短中長期的なサイクル>

そんな大きな目標を掲げて走り出したはいいものの、いきなり実現することは不可能です。現地との習慣の違いや農業に対する考え方の違いもあるため、足並みを揃えて進めなくてはなりません。そこで、この3本の柱を中心に活動することにしました。
 

<短期>肥料の施肥
<中期>コーヒーの樹の剪定
<長期>シェードツリーの定植


3年前からの活動ではありますが、すでに効果は出てきています。もちろん、今回のニャミラマでもそれは感じていただけるはず。下部では専任スタッフの報告を交えて活動の一部を紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

 



こちらの商品は3月27日(金)午前8:00で販売を終了いたします。ローストの都合上、期限内にご注文いただいても3月31日(火)以降の納期をご指定された場合、商品を発送することできません。また、在庫が限られておりますので、期限内よりも早く販売を終了することがございます。何卒ご了承ください。まだ購入されていない方はもちろん、また飲みたいと考えていた方はぜひお買い逃がしのないようお早めにご注文ください。
 
【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

ルワンダ 「ニャミラマ」 シティロースト 200g

商品コード : cfe00838
価格 : 1,400 円(税込1,512 円)
ポイント : 45
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<ロースター秦の味わいコメント>

生豆の色づきもよく、精製の丁寧さが手に取るようにわかります。オレンジのような柑橘の風味としっかりした蜜の甘さが感じられ、まるでオレンジママレードのようです。冷めてくると、ほんのりカシスのような赤い果実のニュアンスもあり、複雑で独特な華やかさを醸し出しています。
 

生産者:ンザバムウィタ・ビンセント氏を中心とした12農家
地域:南部州ニャマガベ郡キビリジ市ブガルラ地区ニャミラマ集落
標高:1,850〜2,000m(ビンセント氏の農地は1,850m付近)
品種:ブルボン(ブルボン・マヤグエスが主、ミビリジが少し)
精製:発酵槽を使用しソーキングも行うウォッシュト
 

 
ニャミラマプロジェクトを支える3つの柱

<短期>肥料の施肥
短期的に不足した栄養素を補う目的と、それらを長期にわたって保持できる優れた土壌を作る目的があります。土壌有機物がないと窒素・リン酸・カリウムなどの植物が主に必要な養分を与えてもそれを土中に蓄えることができないのです。豚のフンはそれら双方の効果があるので、農家へのブタの配布も行いました。

<中期>コーヒーの樹の剪定
ルワンダには剪定(カットバック)の文化が根付いておらず、枝が生え放題の状態でした。これでは栄養の行き渡るバランスも悪く、害虫発生のリスクも高まるため、定期的な剪定が必要です。各農家へ剪定器具を配布して実施してもらっています。やりなれない作業ですが、皆さん協力的にやっていただいております。

<長期>シェードツリーの定植
コーヒー農地にとって非常に重要なシェードツリー。過度な陽射しや雨・雹からチェリーを守るだけでなく、土壌流出を防ぎ、落ち葉は土壌有機物になります。ルワンダでは内戦の影響もあり、燃料にするため木が切り倒されてしまっていることが多く、シェードツリーはほとんどみられません。

 
<短期>肥料の施肥


目に見える効果

現在、最も品質向上に対して効果が表れているのは、肥料をあげることです。品質の高いコーヒーを持続的に生産していくためには土作りが非常に大切です。土作りは短期的に効果を上げる施肥(それを見た農家のモチベーションも上がります)と、将来的に土を使っていくために必要な腐植をじっくりと増やすための施肥に分けて行っています。腐植(土壌有機物)が増えることにより土の養分保持能力が上がり、また適度な保水性と適度な排水性も備えることができます。

生産量が倍に

プロジェクト開始後、2017年から2018年にかけて収穫量が倍増したため、農家の土作りと堀口珈琲との協働に対する関心は高まりました。そこから家畜の配布による家畜フンの利用促進やウェットミル(精製場)で排出されたコーヒーパルプ(果皮や果肉)を肥料として使うことで徐々に地力を高める活動も行なっています。

 

上の説明でご紹介した土壌有機物は植物の発育に必要な栄養素を土の中に保持する働きがあり、これが含まれるほど土壌は黒くなる傾向があります。上の写真、同じ農地の様子ですが、土壌改善を行った左のパートでは、土が黒くなっていることがお分かりいただけるはず。

 
 
<長期>シェードツリーの定植


長期的な視点

今のところ目に見えるような効果は出ていませんが、シェードツリーの植え付けも長期的には大事な活動になると考えています。ルワンダは他のコーヒー産地と比べると農園内にシェードツリーが少なく、中には全く植えられていない農園もあります。シェードツリーを植えることでコーヒーにとって好適な農地環境を作れるだけでなく、激しい雨から土が流れるのを防いでくれたり、落ち葉が土を豊かにしてくれる効果もあります。

波及効果の期待

またルワンダは内戦中の伐採や薪炭にするために多くの木が切られてしまっています。その代わりにユーカリやグラベリアなど、建材や豆類栽培の添え木として使えるような実用的な木が植えられている状況です。コーヒー農園内にルワンダに自生していた木をシェードツリーとして植えることで地域の自生植物の保全に繋がりますし、このような取り組みがニャミラマ以外にも波及することで不法な森林伐採の防止に繋がると期待しています。

 
考え方の違い

このシェードツリーの定植は、正直農家からの協力が最も得にくかった活動です。農家の希望として、地域に自生していた樹木よりも外来種でも実用的な木を植えたいというのが本音で、最初はあまり木を植えてくれませんでした。コアカカ協同組合の農業技官との話し合いの結果、自生樹木と実用的な苗を組み合わせて配ることで自生樹木の植え付けを促進しました。



苗木で植えたシェードツリーのなかでも、すでにここまで成長しているものもあります。早いものだとレセナという植物は、シェードツリーとして機能するまでに3年ほどで成長します。

 
 

※<ポテト臭について>
ルワンダのコーヒーからはポテト臭が発生する豆が混入していることがあります(ポテト臭という名前で浸透していますが、日本人の感覚だとゴボウのような匂いです)。当社で扱うルワンダの商品に関して、ポテト臭の豆が混入する確率は何万粒にひとつ程度です。万が一ポテト臭が出た場合は、大変恐縮ですが抽出をやめ、臭いの出た粉のみ廃棄していただければ幸いです。どうか前述の事情をご理解のうえ、お買い上げくださいますようお願いいたします。尚、仮に該当の豆を抽出して飲んでも健康に害を及ぼすことはございませんので、その点はどうかご安心下さい。