グァテマラ 「エル・インヘルト農園 パカマラ」 フレンチロースト 200g
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世界中から注目を集める名門生産者
厚みのあるボディに熟した桃の様な風味
グァテマラ「エル・インヘルト農園」。コーヒー好きの方であれば一度は耳にしたことがあるかもしれません。
品質、生産量共にグァテマラ最高クラスの農園で、コーヒー品評会では毎年のように章を受賞するなど、世界的に有名な農園です。
今回お届けするのは同農園のパカマラ品種。大粒な豆のサイズのみならず、味わいにも特徴のある品種です。
同農園のパカマラは〈滑かな質感〉と〈華やかで繊細な酸〉が素晴らしく、深めに焙煎することで甘く濃厚なコクを帯び、
その華やかな酸と甘みはまるで桃のような果実感を連想させてくれます。
名門エル・インヘルト農園×堀口珈琲の深煎り。当店の焙煎によって引き出された、同農園でしか味わうことができないエレガントな味わいをお楽しみください。
産地の紹介
エル・インヘルト農園はメキシコとの国境に近いウエウエテナンゴ県に位置しています。広大な農地に加え、ウェットミルおよびドライミルを完備。各工程で多くの専門スタッフを抱え、さらには焙煎所や直営カフェの経営までも行っております。国内のコーヒー品評会では毎年のように賞を受賞するなど、名実ともにグァテマラのスペシャルティコーヒーを牽引する存在です。
毎年高い品質を誇り、生産量もあるので世界中の多くのロースターで扱われています。比較される相手が多いからこそ、このコーヒーを焙煎するということは、素材の"料理人"としてより一層腕の見せ所というわけです。
販売予定期間
2023/2/1 〜 2023/4月下旬
産地情報
- 生産者:
- アルトゥロ・アギーレ
- 地域:
- ウエウエテナンゴ県ラ・リベルタ
- 標高:
- 農園1,500m〜1,920m
- 品種:
- パカマラ
- 精製:
- 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
エル・インヘルトのあるウエウエテナンゴはメキシコとの国境に近いエリアです。グァテマラシティからは遠路でなかなか行きづらいのが残念ですが、温暖な風が吹くため、高標高であっても霜を防いでくれるのでコーヒー栽培が可能になります。
1900年からコーヒー栽培を始める歴史ある農園です。標高は1,500m〜1,920m。平均気温は22℃、年間降水量1,800〜2,000mm、日照時間7-8時間。コーヒー栽培には恵まれた環境が整っています。
彼らは基本的に量より質を優先すると言います。生産量を犠牲にしてでも品質を大事にしたいと考えており、それを求めると生産性が低く、天候や病気の影響も受けやすくなりますが、自らの豆を品質によって特別なものにしたいと語っています。そして、テロワールと品種由来のキャラクター双方が表現されたコーヒーが理想的と考えているそうです。
こちらが今回販売するロットを栽培するパンドラ区画。農園では毎年土壌と葉を解析し、それぞれの栄養状況を把握することで、必要としている要素や量を判断し肥料を与えています。このような徹底した管理により、常に木は健康に保たれてます。また、木の状態の良さに加え、高い標高に農園があるため、殺虫剤や殺菌剤は必要としていません。
適切な熟度のチェリーを手作業のみで収穫しています。これほど見事に完熟し、粒のそろったチェリーはなかなかありません。さすがです。
パルパーで果肉を除去していきます。その後、ウェットパーチメントを比重選別、サイズ選別にかけます。
発酵槽の様子。48時間以上かけミューシレージ(生豆を覆う粘着物質の層)を発酵させ、除去します。その後、湧き水を使用して水洗し、新しい水に24時間漬けます(ソーキング)。豊富な湧き水を利用できる農園は国内でも数少なく、環境としても非常に恵まれています。
エル・インヘルトはウェットミルに加え、ドライミルまでも所有しているため、すべての工程を農園内で行うことができます。
農園で働く方々。農園では労働者の方の住居や食事を用意しており、働く環境にも配慮されています。学校や医療クリニックもあり、農園の枠を超えて地域のコミュニティセンターとしての役割も担っています。彼らは良いコーヒー生産を行うために、環境・人・地域のコミュニティを非常に大切にしているそうです。
輝かしい世界的評価を受けているエル・インヘルト農園のオーナーであるアルトゥロ・アギーレさん。初代オーナーであるヘスス・アギーレ・パナマさんは1874年にこの地を取得しました。当初はサトウキビ(パネラと呼ばれる中米の黒砂糖の材料)やトウモロコシ、豆類、タバコの栽培を行い、コーヒーの栽培を始めたのは1900年頃のこと。この頃に農園をエル・インヘルトと呼ぶようになりました。インヘルトとはこの地域に自生していたフルーツの名に由来しているそうです。現在はアギーレ一族の3、4世代目によって管理されています。