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コスタリカ 「【セロ・ベルデ】カタリーナ」 フレンチロースト 200g



 

誠実な姿勢で品質向上に取り組む生産者
高次元でバランスの取れた上品な深煎り

コーヒーのみならず、農作物、ひいては"ものづくり"において、高い品質を実現するには欠かせない大切なことがあります。生産環境や素材の良さはもちろんですが、ここでは「作り手」に焦点を当てていきましょう。

堀口珈琲と生産者デイネルさんが管理する【セロ・ベルデ】が出会ったのは2015年。生豆買付担当がコスタリカ中の農地を駆け巡っていた時期でした。当時はまだ駆け出しで経験も浅く、【モンテス・デ・オロ】や【ドン・ホセ】といった同国のマイクロミルムーブメントを牽引してきた古参のミルと比べると、まだ発展途上の若いミルというのが最初の印象です。しかし、私たちは彼らに作り手の工夫とマインドがいかに品質にとって大切かを改めて教えられました。

彼らは家族経営で小規模にならざるを得ない状況でしたが、数人でも隅々までしっかりと管理できるよう精製設備をコンパクトな設計にすることで品質に集中。元々牧草地として利用されていて、牛が踏み固めて硬くなった土壌は、農地名にもなっている一年草「カタリーナ」を育てては敷いていくという継続的な取り組みによって柔らかくしつつ、有機物の蓄積を図りました。そしてなにより、語り出すと止まらないコーヒーへの情熱と努力を惜しまない向上心。普段は物静かで気遣いを欠かさない人間性。毎年確実に良くなるカップの原点はここにあるのか、と実感しています。

世界中、良いコーヒーが栽培できる土地は少なくありませんが、やはり最終的な差は"人の差"なのかもしれません。今後、当店のコスタリカを支えていく存在となる可能性を大いに秘めた素晴らしいカップです。今年はフレンチローストでお楽しみください。

【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

コスタリカ 「【セロ・ベルデ】カタリーナ」 フレンチロースト 200g

商品コード : cfe01640
価格 : 1,500 円(税込1,620 円)
ポイント : 48
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<ロースター秦のコメント>

香りは華やかながらも、厚みのある口当たりに引き締まった酸を感じさせ、品の良さと重厚さを兼ね備えています。熟れたカシスを連想させる濃厚な甘さが心地よいコーヒーです。アイスコーヒーにして華やかさを楽しむもよし、ホットコーヒーで濃厚な味わいをゆっくり楽しむもよし。今の時期にぴったりなコーヒーです。是非ご賞味下さい。
 

所有:ファジャス・モラ家
地域:サン・ホセ州レオンコルテス市サンフランシスコ
標高:1,860〜1,960m
品種:カトゥアイ
精製:機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

彼らが所有するサンフランシスコ農地は4つの区画に分けられています。「カタリーナ」と「エンシノ」には主にカトゥアイ品種が植えられていて、「ビジャサルチ」と「ゲイシャ」ではそれぞれ農地の名前がついた品種が栽培されています。今はまだ収穫量が少なく入荷がありませんが、将来的には皆さまのもとへお届けできるかもしれません。


「カタリーナ」は区画「1」。ウェットミル(Beneficio)に一番近いところに位置しているので収穫してからすぐに精製が始められます。また、このカタリーナ区画は4つの区画のなかでも一番標高の高い区画です。


この土地は常に夕方16時頃になると霧に覆われる環境です。標高も高く厳しい寒暖差があるためチェリーの成長管理は非常に大変ですが、その分糖度の高い引き締まったチェリーが実る傾向があります。


こちらがが土壌改善にも使われた「カタリーナ」。この植物をたくさん植えることで、土壌を柔らかくしつつ有機物の蓄積を行っています。


精製設備はコンパクトであるものの、自然の傾斜を利用した無駄のないレイアウトになっており、かつ綺麗に整備されていました。


訪問したときは丁度収穫の真っ盛り。熟したチェリーがピッカーの手によって収穫されています。


収穫されたチェリーはまずフローター選別にかけられます。水に浸けることで、浮いてくる不良豆や異物を取り除くことができます。


選別されたチェリーをパルパーに通して果皮や果肉を分離させます。下の円筒の形をしたものは不純物を取り除くクリバと呼ばれる機械です。


パルピング後の生豆はまだミューシレージと呼ばれる粘着質の膜で覆われているため、それを取り除く機械にかけられます。


使い終わったらしっかり清掃をするデイネルさん。きれい好きなことが垣間見えます。


ミューシレージを取り除いた後、最後は乾燥工程です。天候や気温、時間帯によってシートをかけて豆にできるだけストレスがかからないようにしています。


デイネルさんは漢字が好きらしく、訪れたスタッフが漢字の名前をリクエストされたので、その仕事ぶりから「丁寧流(デイネル)」という名前をプレゼントしたところ大変よろこんでくれました。今後は今育てているコーヒーのクオリティをどんどん高めて行きたいと語ります。その他にも、新しい品種へのトライや、今植えている樹の生育を促し生産量も増やしていきたいと考えているなど、現状に満足していない姿勢が印象的でした。カップの素晴らしさは勿論、仕事へきめ細やかさやコーヒーへの情熱は人一倍。近い将来必ずレオンコルテスを代表するマイクロミルになるのは間違いありません。「セロ・ベルデ」というマイクロミルと「丁寧流」さんの名前は覚えておいて損はありませんよ。


デイネルさんと彼のお姉さんには2年前の9月に狛江店(現在焙煎機能は横浜ロースタリーに移転しております)を訪れていただきました。とても嬉しそうなロースター小林。30秒ほど手を放しませんでした。


選別機やハンドソーティングの様子をじっくり観察し、どういった豆がはじかれるのか、はじかれる率はどれぐらいか、など質問しながら熱心に説明を聞いてくださいました。ネットショップの商品ページを見せると、とても嬉しそうに「よく撮れているね。これは僕でも買えるの?」。残念、海外発送はしていないんです。そこで終わるわけにはいかないので、焙煎した豆をプレゼント。


これから長くより深い関係を築いていきたい生産者です。今後も美味しいコーヒーを期待しています。