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グァテマラ 「ラ・メルセー農園」 フルシティロースト 200g

1,674 (税込)

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3月8日8:00販売終了

100年以上の歴史をもつ伝統的な農園
滑らかな口当たりと優しい甘み

グァテマラの代表的産地「サンマルティン」に拠点を置く農園「ラ・メルセー農園」から久しぶりにコーヒーが届きました。
今回はフルシティローストにすることで、柔らかな口当たりとチョコレートやカカオを思わせる優しく甘みのあるコクをお楽しみいただけます。
「#5 SMOOTH&CHOCOLATY」が好きなお客様にもきっと気に入っていただける一品です。当店お馴染み、同じグァテマラで軽快で快活な酸が特徴の「サンタカタリーナ農園」のコーヒーとは一味違ったキャラクターをお楽しみください。



こちらの商品は3月8日(水)午前8:00で販売を終了いたします。最終お届け日は3月10日(金)です。この日より先の配送希望日をご指定の場合は、商品の都合上、最終お届け日に自動変更されますのでご注意ください。また、在庫が限られておりますので、期限内よりも早く販売を終了することがございます。何卒ご了承ください。まだ購入されていない方はもちろん、また飲みたいと考えていた方はぜひお買い逃がしのないようお早めにご注文ください。

産地の紹介

先住民語であるナワトゥル語で「森林の台地」を意味する「グァテマヤン」がその名の由来とされる「グァテマラ」。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接し北東にはカリブ海、南は太平洋に面しています。なんと、国土の約70%が火山に囲まれた山岳地帯。厳しい寒暖差や豊富な雨量、肥沃な土壌などコーヒー栽培には絶好の条件が揃う地域が多く、中米を代表するコーヒー生産大国です。

中でも優良なコーヒー産地として、「アンティグア」、「ウエウエテナンゴ」、「サンマルティン」があります。当店ですでにおなじみのサンタカタリーナ農園は「アンティグア」、エル・インヘルト農園は「ウエウエテナンゴ」にそれぞれ属しています。今回ご紹介するラ・メルセー農園は、首都グァテマラシティから北西に約40kmほど離れた「サンマルティン」のコーヒーです。

ブレンダーコメント

柔らかい口当たり。柑橘の酸と優しい甘さ。ミルクチョコレートのような濃縮感のある甘いコクが感じられます。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2023/2/22 〜 2023/3月中旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
ファン・ルイス・バリオス・オルテガ氏
地域:
チマルテナンゴ県サン・マルティン・ヒロテペケ市近郊
標高:
農地1,880〜1,970m ミル1,755m
品種:
ブルボン
精製:
発酵槽と機械を併用したウォッシュト

グァテマラは北にメキシコ、南にホンジュラスとエルサルバドルに接しています。同農園は首都グァテマラシティの北西に位置しています。(地図データ: Google、DigitalGlobe)

ラ・メルセー農園はフランシスコ・アルブレスさんが1832年に取得してから代々アルブレス家に受け継がれてきました。 ただ、当初からコーヒーを栽培していたわけではなく、フランシスコさんからラ・メルセーを受け継いだ、娘のマリアさんの代まではトウモロコシと黒豆を栽培していました。コーヒーを植たのは1912年からです。1996年にカルロスさんと妻バルビナさんの子供である4世代目が農園の経営を受け継ぎ、現在は彼らの子、孫が農園を運営しています。

こちらが今回販売するラ・メルセー農園のブルボン品種区画です。道を挟んで整然とコーヒーの樹が並んでいます。

収穫はピッカーによる手摘みで行われます。収穫のタイミングは農園主のルイスさんの判断。他の一般的な農園に比べても収穫の精度が高く、熟度が高く均一です。

当社スタッフが訪問するたびに日本の旗を掲げて歓迎してくれます。農園主のファン・ルイスさんはとっても粋な方です。エル・レティロ・デ・キサヤミルの標高は1,755メートルと、一般的なウェットミルの標高よりも高い場所にあります。標高が高いと気温が低く乾燥の進行が遅くなる懸念がありますが、丘陵地の上部に位置していて常に風が吹き抜けるため、むしろ乾燥工程に適していることからこの場所を選びました。

収穫されたチェリーは集められ、まずは果肉を除去します。この滑り台のようなスロープに流され、下の写真の機械に通されます。

ここで異物や未熟豆を取り除き、生豆を覆う果皮を取り除きます。その後、発酵槽と呼ばれる水槽に貯められ、生豆を覆う粘着質の膜(ミューシレージ)を自然発酵させて除去します。その際、表面をシートで覆い温度の低下を防ぐことで自然発酵を促す効果を得ています。ここでおおよそ12時間待機。

ちなみに、この地域は非常に雨が少なく、水はとても貴重な資源です。精製時には果肉除去から最終工程の水洗まで使用した水に新しい水を加えながら再利用しています。精製に使用した水を再利用することでミューシレージを取り除くための発酵時間を短縮させる効果もあると生産者は考えています。

その後、機械で水洗いされ、水路を通って乾燥場へ向かいます。
このミルは新しい設備を揃えているだけでなく、労働者の負担を低減できるように配慮して作られています。例えば、この水路の出口に一輪車が接続できるようになっています。この後どうなるかというと…

すぐ隣にあるコンクリートパティオに移動して、パーチメントコーヒーを広げていきます。広げる際もいちいち一輪車をひっくり返すことなく、底からパーチメントが簡単に出せ、移動しながら広げることが出来ます。楽々と一輪車を動かしていました。水路からパティオに向かってなだらかに傾斜しているため、力を入れずに運搬することができます。労働者に対する配慮がミル内の至る所にちりばめられています。このような取り組みがきちんと認められ、労働環境向上に力を入れている生産者に与えられるUTZ Certifiedの認証も取得しているとのことでした。

乾燥は多段式のアフリカンベッドでも行われています。4段ありますが、最上部は日差しを遮るために使用しているので実際にパーチメントコーヒーを並べるのは3段分とのこと。下段から始まり、4日ごとに1段ずつ上がっていきます。パティオに比べ、若干乾燥にかかる日数を節約することができます。

乾燥後はこちらの倉庫で保管され、水分値を安定させます(レスティング)。

エル・レティロ・デ・キサヤミルを管理しているファン・ルイス・バリオス・オルテガさん。ジョン・レノン似のナイスガイです。