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コロンビア 「ラ・チョレラ農園」 シティロースト 200g



 

先進的な栽培に取り組む農園
優しい触感と共に広がるきれいな酸

世界的にも有名なコーヒー産地コロンビア南部のウイラ県から、毎年安定して質の高いコーヒーを届けてくれる農園「ラ・チョレラ」。今年も期待通りの品質を備えて入港しました。肥沃な土壌やコーヒー栽培に適した気候などの優れた自然環境のみならず、品質管理や設備投資にも余念のない熱心な姿勢が素晴らしいキャラクターを備えたコーヒーを育んでいます。

同農園があるのはウイラ県ピタリト市。交通の要衝として人々が集まる活気のある南部の主要都市です。中心街から南西に10キロほど離れた場所に約6.5ヘクタールの農地を構えています。主な栽培品種はカトゥーラ品種。その他カスティージョ品種やコロンビア品種も栽培していますが、今後はブルボン品種やティピカ品種に植え替えていくそうです。ちなみに、現在販売している「ブエナ・ビスタ農園」も同じ地域にあります。

農園を管理するペドロ・クラロスさんは、周辺地域のなかでも傑出した生産者のうちの一人です。コーヒーチェリーの熟度管理や、精製時における発酵時間の調整、スロードライに早くから取り組み成果を上げていて、地域の先駆者的存在。その功績が評価され、約30軒の農家の栽培指導にもあたっています。

優しい口当たりの後に口いっぱいに広がるのは柑橘のきれいな酸です。それは柔らかく、とげとげしさを一切感じさせません。冷めてからも非常に心地よく感じられます。すっきりとした印象は夏らしさを楽しむコーヒーとしてもおすすめです。

【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

コロンビア 「ラ・チョレラ農園」 シティロースト 200g

商品コード : cfe01123
価格 : 1,500 円(税込1,620 円)
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<ロースター小林のコメント>

 ウイラ県はコロンビアのみならず世界的にみても優れたコーヒー産地であり、堀口珈琲は毎年継続して数多くのウイラ県産コーヒーを扱っています(ウイラ探求のハイライトといえるのが2016年秋のウイラ県内エリア別16種飲み比べ企画でしょう)。
 そんなウイラ県のなかでも、高い品質を維持し続ける農家といえばまず『ラ・チョレラ農園』が思い浮かびます。ラ・チョレラ農園の特徴は温州みかんのような瑞々しい酸と甘み、そして柔らかく優しい舌触りにあります。ウイラは香味の面でも多様性に富んだ産地ですが、同県のコーヒーが少なからず備えている特徴を見事に捉えたラ・チョレラは『良質なウイラの典型』ともいえるコーヒーです。
 

生産者:ペドロ・クラロス氏
地域:ウイラ県ピタリト市ブルセラス
標高:1,735〜1,830m
品種:カトゥーラ
精製:発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト

コロンビア南部にあるウイラ県。県都は北部のネイバ市です。コロンビア西部を南から北へ流れる全長1,540kmの大河、マグダレナ川の源流がウイラ県にあります。


ピタリト市から農園に向かう道中にマグダレナ川を見ることができます。全長は約1,540km。コロンビア西部を南から北に向けて流れ、遠くカリブ海に注いでいます。その源流がウイラ県なのです。


だいぶ山間にあります。ここまで来るのに険しい山道を車で何時間もかけています。コロンビアの農園はたどり着くまでが往々にして長いです。


こちらが農園主のペドロ・クラロスさん(写真上)。農園を始めてから3代目、今では息子さん達(写真下)とともに切り盛りしています。


農園の面積は9ヘクタールあり、うち6.5ヘクタールがコーヒーを栽培している面積です。同地域の周辺農家と比べると、比較的大きな規模の農園です。


栽培品種は主にカトゥーラ品種。他にもカスティージョ品種やコロンビア品種を栽培していますが、カスティージョ品種はピンクブルボン品種に、コロンビア品種はティピカ品種かブルボン品種に植え替える予定とのこと。


こちらがすでに植え替え始めているピンクブルボン品種。現地ではさび病に強いとされ、コロンビアコーヒー生産者連合会(FNC)も栽培を推奨しているそうです。


苗木を育てるナーサリーもありました。ここで一定期間育てられた後、農地へと植え替えられていきます。


農地からは素晴らしい景色も。つい数十分前までは雨が降っていたのが嘘のように晴れます。山沿いは天気の移り変わりが激しいです。


どの木も健康そうで、しっかり育っています。コーヒーの樹を過度な日差しから守るシェードツリーには、バナナが主に使われています。


シェードツリーの落ち葉が土壌を覆って保水性を高めています。


土壌分析の結果、足りない成分が判明すればその成分を局所的に与えて成分のバランスを整えます。特定の成分が足りない場合、このように葉に変化がみられることが多く、それを目安に分析を行っています。分析対象となる成分はリンや窒素、カリウムなど、かなり細かく分類されており、ベテランの方は葉を見た瞬間に何が不足しているか判断していました。正直、適当に言っているのでは・・・と思うほどです。


収穫されたチェリーはこのホッパーに入れていきます。このホッパーに一工夫が。予め水を張ったホッパーにチェリーを投入すると、軽くて未熟な豆や熟しすぎて乾燥した豆、ダメージを受けた豆などのフローターと呼ばれる欠点豆が水に浮きます。それを取り除いてから栓を抜き、下のパルパー(果肉除去機)へと流していきます。この段階から選別を加えているのです。


こちらが果肉を除去するパルパーとその後豆に付着したぬるぬるの粘着質(ミューシレージ)を自然発酵させて分解するための発酵槽。非常に清潔に保たれています。発酵槽に置いておく時間は品種によって変えており、カトゥーラ品種は24時間〜28時間、コロンビア品種は30時間、カステージョ品種は35時間だそうです。品種によって最適な時間が違うので気を使っているとのこと。その後3回の水洗を経て乾燥工程に進みます。


多段式の乾燥棚(写真上)で8日〜10日乾燥の進行によって位置を変えながらプレドライングした後、パティオ(写真下)で8日〜10日の本乾燥を行います。室温は30°〜35°の間で一定に保たれており、温度計を使って管理しています。


こちらはスクリーン選別機です。ふるい(穴の開いた板)を積み重ね、振動にかけます。するとスクリーンサイズ(大きさ)の小さい豆ほど下に落ちてくる仕組みです。ただ、こちらは本来脱殻が終わった生豆に対して行われるものが多いのですが、ここではパーチメントコーヒー(脱殻前)に対しても行っています。もちろん、スクリーンのサイズはパーチメント(殻)の分を考慮しているとのこと。一段階目ではピーベリー(家庭用)を取り、二段階と三段階でスクリーンサイズが14以上のものと未満のものに分けています。


ここにもかわいい猫が。農家には決まって猫がいます。「名前は?」と聞くといつも「名前はないよ」という答えが。


この農園は規模こそ大きいですが、設備としては特に最新鋭のものではなく一般的な農家とあまり変わらないものを使っています。しかし、知恵と工夫をこらして高品質なコーヒーを作ろうと熱心に取り組んでいます。その姿勢が安定した品質に繋がっていると実感します。
訪問の最後にご夫婦には日本酒をプレゼント。「ぜひまた来て欲しい、いつでも歓迎するよ。」と言っていただきました。「来て欲しい」の際に、「venir(スペイン語で「来る」の意)」ではなく「volver(スペイン語で「戻ってくる」の意)」を使ってもらえたところに親密さを感じました。