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コスタリカ 「【ラ・ロカ】ラ・グラナディージャ」 シティロースト 200g

1,700 (税込1,836 円)

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バイヤーも太鼓判を押すマイクロミル
花の香りと明るい柑橘果実の様な甘み

当店の生豆バイヤーも「環境、設備、マインド、3拍子揃った素晴らしい生産者」と太鼓判を押す【ラ・ロカ】マイクロミル。生産者は若きウマーニャ3兄弟。整備・清掃や農地の管理など、非常に細かな箇所まで手が行き届いており、その丁寧な仕事ぶりに、訪問する度に"おいしいコーヒーを作るんだ"という意欲がみなぎっていることを感じます。

今期は同マイクロミルが所有する3つの農地のうち「ラ・ケブラダ」「エル・アルト」と続き、久しぶりに「ラ・グラナディージャ」農地からもコーヒーが届きました。瑞々しい果実感と華やかさが存分に感じられるコーヒー、普段はエチオピアのコーヒーがお好みの方にもおすすめしたくなる一杯です。在庫が少なめなのでお早めにお楽しみください!

POINT

 信頼を置くマイクロミルのコーヒー
 華やかな香りと瑞々しい柑橘果実の風味
 ブレンド#1,#2が好きな方へ

産地の紹介

コスタリカでは2000年代前半からのマイクロミルの隆盛が高品質コーヒーの生産を牽引してきました。小型の加工設備を用いることで、これまでは他と混ぜられてしまっていた高標高産の高品質なコーヒーチェリーを分けて加工できるようになり、突出した品質が生まれたのです。設備の小型化は加工精度の向上や加工方法の多様化にも寄与し、コスタリカコーヒーは新しい時代を切り開いたと言って良いでしょう。2014年、そんなマイクロミルの成功を目にして、自分達も栽培したチェリーを自ら加工し、自分達のコーヒーとして扱ってくれる人に届けたいと考えた若き3兄弟によって設立されたミルが【ラ・ロカ】です。【ラ・ロカ】には「エル・アルト」「ラ・グラナディージャ」「ラ・ケブラダ」の3つの農地があります。それぞれキャラクターの異なる素晴らしいコーヒーを毎年届けてくれています。

ロースターコメント

クリーンな飲み口に花の様な香りが広がります。シルキーな質感が心地よく、明るい柑橘果実の風味と品の良い甘みが特徴です。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2024/1/17 〜 2024/1月下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
フアン・カルロス、フェリックス、ダリオのウマーニャ3兄弟
地域:
サン・ホセ州タラス市カネット・アリバ
標高:
1,960-2,000m
品種:
カトゥアイ
精製:
機械的にミューシレージを除去するウォッシュト

コスタリカは中央アメリカの南部に位置する国です。北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しており、南は太平洋、北はカリブ海に面しています。九州地方よりやや大きいくらいの国土に、約500万人が暮らしています。 コスタリカには8つのコーヒー生産地域があり、なかでも特に主要な地域がタラスです。タラス市街地の中心から北に5キロほど進んだ場所にラ・ロカミルがあります。首都からも近く、他のコーヒー生産国と比べるとアクセスの良さが魅力的です。

ラ・ロカミルを設立したウマーニャ3兄弟。左側が長男のフアン・カルロス、中央が三男のダリオ、右側が次男のフェリックスです。土地の購入資金はフアン・カルロス18歳、フェリックスが17歳のときに出稼ぎに行き、5年間働いて貯めた資金で用立てました。アメリカのニュージャージーに渡り、フアン・カルロスはダイナー、フェリックスはイタリアンでウェイターや皿洗いをしていたそう。ミルを設立した理由は、 「自分達で作ったコーヒーを誰がどんな風に扱っているのか知りたかった」とのこと。兄弟の総意の下に設立を決心したそうです。

 
 

ミルの名前の由来は、当地から望む Cerro La Roca(ロカ山)から。Rocaは”岩”の意味。設立は2014年で、比較的新しいマイクロミルです。

 
    
 

彼らとの出会いは偶然の賜物でした。2015年に当時生豆のバイヤーとして現地を訪れていた若林がたまたま近くを通りかかった際、「新しいマイクロミルがある」と聞き立ち寄ったのがきっかけ。若林も「日も暮れかかっていたこともあり、あと一時間遅かったらおそらく出会っていなかっただろう」と当時を振り返っています。

彼らは3つの農地を持っています。先日まで販売していた「ラ・ケブラダ」、販売中の「エル・アルト」、そして今回販売する「ラ・グラナディージャ」です。(写真に映っているのは「ラ・ケブラダ」です)

「ラ・グラナディージャ」農地はもともとグラナディージャと呼ばれるパッションフルーツの一種が栽培されていた農地です。コーヒー栽培を始めた当初は、グラナディージャの木をシェードツリーとして使用していたそうですが現在は伐採してしまったそうです。

こちらがグラナディージャ。日本では馴染みのない果物ですが、酸が穏やかなパッションフルーツです。

見事なまでに赤く熟したコーヒーチェリー。別の農地では、土地に合う品種の選定のために試験的にティピカ・メホラード、カトゥアイ、ビジャ・ロボス、ゲイシャなどの品種を少量植えています。

ここからはミルのご紹介です。兄弟は土地取得時からミルの設立を考えていました。しかし、新たな土地取得のためにフェリックスの車を売却したり、ローンを組むなどしていたため、資金的に問題があり同時には実行できませんでした(土地取得に苦労した背景には、この周辺でもコーヒーが生産できることがわかったため土地の価格が高騰していたことも挙げられます)。土地の購入から一年かけて資金を工面し、ミルを設立しましたが、目下借り入れの返済中です。私たちと取引するようになったことで、買取価格も向上し安心して生産に取り組んでもらっています。

ここに収穫したコーヒーチェリーを投入して精製が始まります。

斜面を利用した浮力選別を行った後に、果肉を除去していきます。

すぐ脇には付着しているミューシレージを取り除く機械があります。コスタリカでは水の使用量に制限がかかることがあり、大量の水を必要とする発酵槽を用いたミューシレージの除去ではなく、機械で取り除く方法が増えてきています。

アフリカンベッドに並ぶパーチメントコーヒーは非常に美しく、常に撹拌しながらハンドソーティングを行っているそうです。ラ・ロカミルは標高が高く気温が低いため、乾燥には時間がかかりますが、豆へのストレスは低減されて品質にはプラスに働きます。ウォッシュト精製では10〜12日間かけて乾燥させていきます。

テントで覆うことで、過度な直射日光や雨からコーヒーを守ります。密閉してしまうと極端に温度が上がり、豆へのストレスが高くなってしまうので、適度な通気を意識した作りになっています。