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コロンビア 「サン・フランシスコ農園」 フレンチロースト 200g

1,620 (税込)

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"ナリーニョ"の超高標高で育まれた一杯
力強いボディとオレンジのような果実感

多様で高品質なコーヒーを生み出す産地コロンビア南部。中でも赤道直下に位置するナリーニョ県のコーヒーは力強いボディを備えたコーヒーが多く、深く焙煎するとまるでビターチョコレートのような滑らかなコクを帯びます。 その個性を生み出す背景を特集ページ「赤道直下3ヶ国 ‐良いコーヒーが育つ場所‐」にて解説しています。キーワードは緯度と気温、標高と寒暖差です。

サン・フランシスコ農園は2,150mの超高標高に位置します。農園主のディエゴ・ロペスさんは品質向上に熱心な方。地域のコーヒー生産者への指導なども行っています。8ヘクタールのうちコーヒーを栽培しているのは6ヘクタール。残りは自然保護林として大切に管理しています。保護林内には滝もあり、ロペスさんの自慢なんだそう。

産地の紹介

ナリーニョ県は太平洋に面したコロンビア南西部に位置しています。ほぼ赤道直下に位置するこの県では日差しは潤沢に降り注ぎ、火山性の肥沃な土壌が広がっています。内陸部に向かうにつれて標高が高くなり、県南東部には2,500m〜3,000mを超えるアンデスの山々が連なります。県都パストの標高は約2,500m。慣れていない私たちでは小走りするだけで息が上がってしまうほどです。

ここまで標高が高いと夜間の厳しい冷え込みでコーヒー栽培は難しいと言われますが、日中に注いだ日光はアンデス山脈の谷底で蓄積され、夜になるとその熱は暖かく湿った空気となって上昇して夜間の寒さからコーヒーを守ってくれます。まさに自然が生んだ理想的な環境が広がっているのです。

ブレンダーコメント

濃縮感のあるボディ。ブラッドオレンジを想起させる甘みとフレーバーを備え、ビターチョコレートの様な滑らかなコクも感じられます。ナリーニョエリアのコーヒーに求めている力強い味わいがしっかりと表れており、ブレンド#7のフルボディの創出に於いても活躍しています。

ブレンダー
田中圭祐

販売予定期間

2022/8/10 〜 2023/1/下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。

産地情報

生産者:
ディエゴ・ロペス氏
地域:
ナリーニョ県ラ・フロリダ市サンフランシスコ・バホ村
標高:
2,150m
品種:
カトゥーラ
精製:
発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト

県都パストの脇にそびえる活火山ガレラス山(標高4,276m)。ラ・フロリダ市はその北側に広がっています。気候が不安定なことが多く、首都ボゴタからの飛行機が欠航することもよくあるそうです。

農地の標高は2,100mと非常に高く、通常夜間の冷え込みが厳しくなりコーヒーの栽培は困難ですが、ここではナリーニョ独自の地理的環境のおかげで寒くなりすぎることなく適度な寒暖差を確保することができています。

8ヘクタールのうちコーヒーを栽培しているのは6ヘクタールで、残りは自然保護林として大切に管理しています。保護林内には滝もあり、ロペスさんの自慢なんだそう。

主な栽培品種はカトゥーラ。園内に約20,000本植えられています。また、コロンビア品種やカスティージョ品種の栽培も行っているとのこと。

農地内にはコーヒーの他にトウモロコシなども栽培されています。トウモロコシは中米や南米で主食として好まれるトルティーヤの原材料で、1日でも滞在すれば必ずと言っていいほど出てきます。トマトや肉、豆類など様々なものを巻いて食べるのが一般的です。ちなみに、スペインでは"トルティーヤ"ですが、中米南米では"トルティージャ"と発音することが多いようです。"〜lla"を"ヤ"、"リャ"ではなく"ジャ"と訛る傾向です。ですのでパエリアもパエージャとなります。

コーヒーの樹を過度な直射日光から守るシェードツリーとしてアボカドやバナナが多く植えられています。

こちらがディエゴさんご自慢の滝です。辿り着くまでには急斜面を上がらなければなりません。ちなみに現地を訪れたスタッフの小野塚はこの滝に盛大に転げ落ちたらしいです。(そのおかげで仲良くなれたんだと言っています。)

自宅横に設置されたウェットミル。収穫されたチェリーはパルパー(果肉除去機)にかけられたのち、取り残している果肉と豆の粘着物(ミューシレージ)を自然な酵素によって発酵させて除去するドライファーメンテーションに移ります。これを36時間行い、その後4回水洗されて乾燥工程に進みます。

最近乾燥棚を新たに設置しました。網を張った棚の上でコーヒーを乾燥させます。棚の下からも空気が当たるため、比較的均一に乾燥を進めることが可能です。
継続的な取引のなかで生まれた資金をこのように次のコーヒーのための投資に使用してくれるのは非常にありがたいと感じます。

以前はこのようにグリーンハウス内での天日乾燥でした。乾燥場(パティオ)にコーヒーを一面に敷いて乾燥させています。コンクリートを使用した乾燥場では、直射日光よりもコンクリートからの熱の方が高く、豆へのダメージが大きいのですが、ここではそのダメージを少しでも和らげるように、乾燥面下にハスク(脱殻で分離した殻部分)を敷いていました。これにより日中は急激に表面が高温になることを避け、夜間も保湿する効果を得られます。

乾燥工程を終えたコーヒーは倉庫で保管されます。秤を使用して決められた量ごとに麻袋に詰めています。

カラフルで素敵なご自宅です。中米や南米では自宅に花壇や鉢植えがたくさんあります。

犬もたくさんいます。