ペルー 「フェスパ農園 パカマラ」 シティロースト 200g
2,100
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ペルー屈指の優良農園のパカマラ
爽やかな酸味とすっきりした甘み
コーヒー栽培に理想的な環境に、農園指導員としての確かな知識と技術。そして、好奇心旺盛にチャレンジする姿勢。今期も「フェスパ農園」のウィルダー・ガルシア氏が手掛けた様々な品種のコーヒーをお届けしてまいりましたが、満を持して!とっておきパカマラ品種を販売します!
パカマラ特有のきめ細かい質感とフェスパ農園特有の複雑な果実感。今年は八朔のような柑橘果実を思わせる爽やかな風味もお楽しみいただけます。
POINT
✔ ペルー屈指の人気農園のパカマラ品種
✔ 八朔のような爽やかな酸とすっきりとした甘み
✔ 期間限定でゲイシャもあります
販売予定期間
2024/12/4 〜 2025/1月上旬
産地情報
- 生産者:
- ウィルダー・ガルシア氏
- 地域:
- カハマルカ県ハエン郡ウワバル地区ウアコ
- 標高:
- 1,700m〜2,000m
- 品種:
- パカマラ
- 精製:
- 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
産地の紹介
日本においてペルーはまだまだメジャーなコーヒー産地ではありません。日本のペルーからの生豆輸入量(年間約4,746トン)はブラジル(年間約116,816トン)やコロンビア(年間約60,430トン)、エチオピア(年間約25,012トン)などの生産大国と比較しても低く、特に高品質なコーヒーを扱う市場においてはこれからもっと伸びていく余地のある産地でしょう(注1)。生産量という点では、南米に限ってみればブラジル、コロンビアに次ぐ3位(注2)。世界でも7番目に入る生産国です。コーヒー生産自体は比較的活発に行われていますが、いずれにせよ高品質コーヒーという舞台ではまだ脇役という印象かもしれません。
これには、険しい地形が多くコーヒーを流通させるインフラがしっかりと整備されていないことがひとつの要因となっていました。しかし、ペルー北部は当社がコーヒー産地として注目しているコロンビア南部と近く、地理的状況も似ているため、栽培環境として高いポテンシャルを秘めていると考えていました。そのため私たちはペルーの香味の可能性を求めて優れた豆の発掘に努めてきました。その結果出会えたのがフェスパ農園です。本農園には当社のスタッフも度々訪れていて、品質向上のための意見交換などを行っています。かれこれ7年近く毎年ご紹介しており、安定した品質と生産量を誇る当店有数のパートナーになりました。ここ数年ではペルー南部からも良いコーヒーが入り始め、同国は当店の注目している産地のひとつです。
注1)全日本コーヒー協会「統計資料」
注2)The Food and Agriculture Organization
ペルーは南米大陸の西側に位置する国。周辺はコロンビア・ブラジル・ボリビア・エクアドルに囲まれています。
今回ご紹介する「フェスパ農園」はペルー北部のカハマルカ県にある農園です。
カハマルカ県の中心地ハエン。ペルーの首都リマからこの街に来るまでに飛行機と車ですでに10時間近く移動しています。現在は空港が完成したため、リマから直接来られるようになりました。少しずつですがインフラも整備されてきています。
ハエンの中心地から、2時間ほど山道を走ってエル・ウアコの町に向かいます。
エル・ウアコの町。とても小さな町で、奥に見える3階建てが一番高い建物でした。
エル・ウアコからの景色。中央にかすかに見えるのがフェスパ農園です。
農地は全体で50ヘクタールもありますが、現在コーヒーの栽培に使用しているのは14ヘクタールほど。農園主のウィルダーさんは飽くなき探求心で多くの品種栽培に挑戦しています。
パカマラはエルサルバドルのコーヒー研究所で人工的に交配された品種です。木が高く収穫効率の悪い一方、優れた香味で品質の高い傾向にある「マラゴジペ」と、単位面積当たりの収穫量が多い「パカス」が交配され、それらの良いとこ取りの品種として誕生しました。名前はそれぞれの頭の文字を取っています。
パカマラ(及びティピカ、ゲイシャ)区画では、通常の施肥に加えて果肉除去の際に発生した果肉を3ヶ月間熟成(1〜2週間に一度攪拌しながら必要に応じてCaを補充)して堆肥化し、施肥しています。病害虫対策としての除草作業(落下したチェリーの取り残しによる虫の発生を防止)もしっかり行っています。
農園主ウィルダー・ガルシアさん。祖父の代からコーヒーを生産している一家に生まれ、コーヒー栽培の基礎知識も父親に学びました。18歳の頃には品質のさらなる向上を目指し、ペルーの輸出業者が主催する農園指導員研修に参加して、農園管理に関する最新の専門知識を得ました。
この経験を自らの農園でも実践して生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現させた実績から、今ではフェスパ農園は他の生産者が訪問し学べるよう解放されたモデル農園になっています。初めはウィルダーさんのやり方に父親が反対し、農地の10%の土地しか与えてもらえなかったそうですが、着実に生産量を増やしたことで認めてもらったそうです。自身も農園指導員として約200農家のコーヒー栽培の教育・指導に当たっていて、その知識と実績から若いながらも高い評価と信頼を得ています。