コロンビア 「ラ・クンブレ農園」 フレンチロースト 200g
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コロンビア南部ナリーニョのティピカ
力強さと品の良さ エレガントな深煎り
コロンビア南部の優良生産地ナリーニョ。ほぼ赤道直下に位置し、肥沃な土壌や標高、適度な寒暖差などコーヒーの栽培に理想的な環境が揃っています。このエリアの良質なコーヒーの特徴は力強いボディ。こちらの「ラ・クンブレ」もそのナリーニョらしい力強いボディが魅力のコーヒーですが、そこにティピカ品種の華やかで上品なニュアンスが感じられる稀有なコーヒーです。普段浅めの焙煎で仕上げることが多いティピカ品種をフレンチローストまで深く焙煎すると、華やかで濃厚な素晴らしい一杯になりました。ナリーニョのティピカを、深煎りで。どうぞご堪能ください。
産地の紹介
ナリーニョ県は太平洋に面したコロンビア南西部に位置しています。ほぼ赤道直下に位置するこの県では日差しは潤沢に降り注ぎ、火山性の肥沃な土壌が広がっています。内陸部に向かうにつれて標高が高くなり、県南東部には2,500m〜3,000mを超えるアンデスの山々が連なります。県都パストの標高は約2,500m。慣れていない私たちでは小走りするだけで息が上がってしまうほどです。
ここまで標高が高いと夜間の厳しい冷え込みでコーヒー栽培は難しいと言われますが、日中に注いだ日光はアンデス山脈の谷底で蓄積され、夜になるとその熱は暖かく湿った空気となって上昇して夜間の寒さからコーヒーを守ってくれます。まさに自然が生んだ理想的な環境が広がっているのです。
販売予定期間
2022/4/13 〜 2022/11/下旬
※上記の日程は在庫状況などにより予告なく変更する場合がございます。※上記の日程は在庫状況などにより
予告なく変更する場合がございます。
産地情報
- 生産者:
- ビビアナ・メナ氏、ルイス・ブルゴス氏
- 地域:
- ナリーニョ県エル・タンボ
- 標高:
- 1,850m
- 品種:
- ティピカ
- 精製:
- ウォッシュト
実際にコーヒーを栽培、農地を管理しているのはこちらのルイス・ブルゴスさん(左)です。
さて、これだけではさみしいので、ここからはナリーニョにあるドライミルをご紹介します。農家やウェットミルと違い、普段あまりご紹介ができていないドライミル。小野塚が訪れた際の写真がありますのでご紹介いたします。
県内にいくつかある集買ポイントから県都パストにあるドライミルへと運ばれてきたパーチメントコーヒーはまずベルトコンベアで倉庫へ運搬します。
保管庫にはものすごい量のパーチメントが保管されています。下の方の袋だけいくつか取り出したい場合はどうするのか気になり尋ねたところ、そんなことにならないように考えて積み上げていると言われました。それはそうでしょうが、万が一あった場合どうするのでしょう...。
オファーがあったロットはこの巨大な機械で精製を行っていきます。
石や木片などの大きな異物が取り除かれた後、まずはパーチメントを脱穀していきます。
脱穀は二度機械にかけて行うのですが、こちらは1回目。シャッタースピードをギリギリまで上げて撮るとこんな感じです。
2回目の様子。パーチメントの殻が明らかに減っているのがわかると思います。
その後スクリーン選別(豆の大きさを揃える選別)をした後に比重選別にかけます。豆の大きさを揃えておくことで比重選別の精度が上がります。
凹凸のある振動する板の上を豆が進んでゆくと、比重ごとに分かれます
最後にカラーソーターと呼ばれる機械で色差選別を行い色付きの悪いものを除去します。上の写真の右側、数本あるレーンに豆が流れ、青い線の入った部分で選別されます。
ここのおじさんは選別の結果を細かくチェックしては機械の設定の微調整を繰り返していました。
すぐ横でカッピングによる検査も行われます。規模もほどほどで且つ合理的なラインが組まれ、品質を最大限に重視した仕事が行われています。ナリーニョで作られるコーヒーのレベルの高さはこのような組織の素晴らしい取り組みの賜物と言っても過言ではないでしょう。
作業場には欠点豆の一覧表や異物の種類一覧も掲示されており、スタッフへの教育も抜かりありません。精度の高い機械を入れても結局はそれを操作・調整する人間のレベルが品質に大きく関わってくる、ということですね。