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ペルー 「フェスパ農園 カトゥーラ」 フレンチロースト 200g

1,700 (税込1,836 円)

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理想的な環境が整うペルーの優良農園
キャラメルを思わせる濃厚な甘み

高い生産技術と理想的な栽培環境を備えた、当店人気のペルー「フェスパ農園」からカトゥーラ品種が入荷しました。 幅広い品種を積極的に手掛ける農園主のウィルダーさん。彼との運命的な出会いも実はこの「カトゥーラ品種」が始まりでした。

驚くほどクリーンなことはもちろん、幅広い焙煎度でお楽しみいただける懐の広さが魅力です。今回は焙煎度違いで、そのポテンシャルの高さをご体感いただくべく、フルシティロースト・フレンチローストの二種類でご用意しました。 フレンチローストではクリーミーでほど良く厚みのある口当たりと、キャラメルを思わせる濃厚で甘い余韻が長く続きます。フレンチローストのコーヒーで迷った際には一つ手元に置いておきたくなるコーヒーです。

POINT

 当店を代表するペルーの優良農園
 クリーミーな質感とキャラメルを思わせる甘い余韻
 フルシティローストでもご用意しています

ブレンダーコメント

クリーミーな質感とほのかに若草のような清々しい風味。キャラメルのようなしっかりとした甘みが特徴。程よく濃厚でバランスの優れた深煎りです。

主任ブレンダー
秦はる香

販売予定期間

2024/03/13 〜 2024/5月下旬

産地情報

生産者:
ウィルダー・ガルシア氏
地域:
カハマルカ県ハエン郡ウワバル地区ウアコ
標高:
1,700m〜2,000m
品種:
カトゥーラ
精製:
発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト

産地の紹介

日本においてペルーはまだまだメジャーなコーヒー産地ではありません。日本のペルーからの生豆輸入量(年間約4,746トン)はブラジル(年間約116,816トン)やコロンビア(年間約60,430トン)、エチオピア(年間約25,012トン)などの生産大国と比較しても低く、特に高品質なコーヒーを扱う市場においてはこれからもっと伸びていく余地のある産地でしょう(注1)。生産量という点では、南米に限ってみればブラジル、コロンビアに次ぐ3位(注2)。世界でも7番目に入る生産国です。コーヒー生産自体は比較的活発に行われていますが、いずれにせよ高品質コーヒーという舞台ではまだ脇役という印象かもしれません。

これには、険しい地形が多くコーヒーを流通させるインフラがしっかりと整備されていないことがひとつの要因となっていました。しかし、ペルー北部は当社がコーヒー産地として注目しているコロンビア南部と近く、地理的状況も似ているため、栽培環境として高いポテンシャルを秘めていると考えていました。そのため私たちはペルーの香味の可能性を求めて優れた豆の発掘に努めてきました。その結果出会えたのがフェスパ農園です。本農園には当社のスタッフも度々訪れていて、品質向上のための意見交換などを行っています。かれこれ9年近く毎年ご紹介しており、安定した品質と生産量を誇る当店有数のパートナーになりました。ここ数年ではペルー南部からも良いコーヒーが入り始め、同国は当店の注目している産地のひとつです。

注1)全日本コーヒー協会「統計資料」
注2)The Food and Agriculture Organization

カハマルカ県の中心地ハエン。ペルーの首都リマからこの街に来るまでに飛行機と車ですでに10時間近く移動しています。現在は空港が完成したため、リマから直接来られるようになりました。少しずつですがインフラも整備されてきています。

ハエンの朝焼け。朝の5時頃から車が行き交い、クラクションが鳴り響いています。

ハエンの中心地から、2時間ほど山道を走ってエル・ウアコの町に向かいます。

エル・ウアコの町。とても小さな町で、奥に見える3階建てが一番高い建物でした。

ペルーの地方では、よく民家の壁に選挙の立候補者の名前が書いてあります。そうすることで自宅を建てる際に費用を一部負担してくれるようです。

エル・ウアコからの景色。中央にかすかに見えるのがフェスパ農園。ここからは徒歩で向かいます。

道はぬかるみ、急こう配。移動手段は徒歩のみの非常に険しい道のりです。同行者のスタッフ若林はあまりの険しさにへばっていました。

悪路を標高100〜200mほど上り下りしてフェスパ農園に到着します。遠くには先ほどまでいたエル・ウアコの町がかすかに。このように、たどり着くまでが非常に困難なフェスパ農園。まさに秘境で出会った農園です。

フェスパ農園の農園主ウィルダー・ガルシアさん。祖父の代からコーヒーを生産している一家に生まれ、コーヒー栽培の基礎知識も父親に学びました。18歳の頃には品質のさらなる向上を目指し、ペルーの輸出業者が主催する農園指導員研修に参加して、農園管理に関する最新の専門知識を得ました。

この経験を自らの農園でも実践して生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現させた実績から、今ではフェスパ農園は他の生産者が訪問し学べるよう解放されたモデル農園になっています。初めはウィルダーさんのやり方に父親が反対し、農地の10%の土地しか与えてもらえなかったそうですが、着実に生産量を増やしたことで認めてもらったそうです。

自身も農園指導員として約200農家のコーヒー栽培の教育・指導に当たっていて、その知識と実績から若いながらも高い評価と信頼を得ています。