ペルー 「フェスパ農園 ブルボン」 シティロースト 200g
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ペルー屈指の優良農園
柔らかな口当たりと滑らかな甘いコク
当店が誇る人気農園ペルー「フェスパ農園」から今年もニュークロップが届きました!農園主のウィルダー・ガルシア氏はまだ30代半ばの若手生産者ですが、弱冠18歳で輸出業者の農業指導員研修に応募して農園管理の専門知識を習得。その経験から自身の農園の生産性と品質を飛躍的に向上させるだけでなく、農園指導員として約200農家のコーヒー栽培の教育・指導に当たっています。フェスパ農園では複数の品種栽培を行っており、どのコーヒーも品種の個性が現れた素晴らしい品質ですが、それは恵まれた生産環境とウィルダーさんの確かな知識と技術、そして好奇心溢れる情熱があるからこそ成せる技だと感じます。
こちらのブルボン品種。特徴として挙げられるのは豊かなコクです。フローラルな華やかさ、明るい酸味に加え、濃縮感のある甘みや柔らかなコクがゆっくりと広がります。毎日飲んでも飽きることのない極上のマイルドさをご体感ください。
産地の紹介
日本においてペルーはまだまだメジャーなコーヒー産地ではありません。日本のペルーからの生豆輸入量(年間約4,746トン)はブラジル(年間約116,816トン)やコロンビア(年間約60,430トン)、エチオピア(年間約25,012トン)などの生産大国と比較しても低く、特に高品質なコーヒーを扱う市場においてはこれからもっと伸びていく余地のある産地でしょう(注1)。生産量という点では、南米に限ってみればブラジル、コロンビアに次ぐ3位(注2)。世界でも7番目に入る生産国です。コーヒー生産自体は比較的活発に行われていますが、いずれにせよ高品質コーヒーという舞台ではまだ脇役という印象かもしれません。
これには、険しい地形が多くコーヒーを流通させるインフラがしっかりと整備されていないことがひとつの要因となっていました。しかし、ペルー北部は当社がコーヒー産地として注目しているコロンビア南部と近く、地理的状況も似ているため、栽培環境として高いポテンシャルを秘めていると考えていました。そのため私たちはペルーの香味の可能性を求めて優れた豆の発掘に努めてきました。その結果出会えたのがフェスパ農園です。本農園には当社のスタッフも度々訪れていて、品質向上のための意見交換などを行っています。かれこれ7年近く毎年ご紹介しており、安定した品質と生産量を誇る当店有数のパートナーになりました。ここ数年ではペルー南部からも良いコーヒーが入り始め、同国は当店の注目している産地のひとつです。
注1)全日本コーヒー協会「統計資料」
注2)The Food and Agriculture Organization
販売予定期間
2023/5/10 〜 2023/8月下旬
産地情報
- 生産者:
- ウィルダー・ガルシア氏
- 地域:
- カハマルカ県ハエン郡ウワバル地区ウアコ
- 標高:
- 1,700m〜2,000m
- 品種:
- ブルボン
- 精製:
- 発酵槽を使用した伝統的ウォッシュト
ペルーは南米大陸の西側に位置する国。周辺はコロンビア・ブラジル・ボリビア・エクアドルに囲まれています。
ブラジルやコロンビアといったコーヒー大国と比べると、ペルーのコーヒーはあまり聞きなじみのないお客様も多いかもしれません。インフラに乏しい一方で、地理的・気候的に恵まれたポテンシャルの高い産地が眠っていると考えており当店が目をつけている産地の一つでもあります。
今回ご紹介する「フェスパ農園」はペルー北部のカハマルカ県にある農園です。
フェスパ農園の様子です。農地は全体で50ヘクタールもありますが、現在コーヒーの栽培に使用しているのは11ヘクタールほど。現在は多くの品種に挑戦しており、栽培面積も増えつつあります。
樹間や枝の量が適正で木は健康そのものです。日当たりや水源も適量で優れた栽培環境であるといえます。しっかりと区画整理され、人が通れる道が確保されているため、木の健康状態を確認しやすくなっています。木の異変に対しても早く気づき、迅速に対応できるのです。
スタッフ小野塚は「多くの農園を見て来たが、ここまで木が健康で元気な農園は見たことがない」と語ります。
完熟したチェリーを指で強くつまむと果汁が溢れますが、同農園の場合は3滴果汁が垂れれば摘み頃だと判断するそうです。
自宅の目の前がウェットミルです。まだまだ規模も小さく、最新式とはいきませんが、年々改良を加えています。
乾燥棚の様子。こちらも年々増設や新調を繰り返していますが、そのための費用を私たちが援助しています。
フェスパ農園の農園主ウィルダー・ガルシアさん。祖父の代からコーヒーを生産している一家に生まれ、コーヒー栽培の基礎知識も父親に学びました。18歳の頃には品質のさらなる向上を目指し、ペルーの輸出業者が主催する農園指導員研修に参加して、農園管理に関する最新の専門知識を得ました。
この経験を自らの農園でも実践して生産性・品質双方で飛躍的な向上を実現させた実績から、今ではフェスパ農園は他の生産者が訪問し学べるよう解放されたモデル農園になっています。初めはウィルダーさんのやり方に父親が反対し、農地の10%の土地しか与えてもらえなかったそうですが、着実に生産量を増やしたことで認めてもらったそうです。
自身も農園指導員として約200農家のコーヒー栽培の教育・指導に当たっていて、その知識と実績から若いながらも高い評価と信頼を得ています。