TOP > 魅惑のコスタリカ 2つの精製方法飲み比べ
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コスタリカの熟練マイクロミル【ドン・マジョ】
当店のラインナップにおいてトップレベルのボリュームを誇るコーヒー生産国コスタリカ。コーヒー農家は8万軒以上といわれていますが、その9割ほどが5ヘクタール未満の小規模農家です。 小規模農家の中でも独自の精製施設を持ち、コーヒーの栽培〜精製までを自身で手がける生産者を「マイクロミル」と呼びます。
2000年代初頭からスペシャルティコーヒー市場の発展を背景に誕生したコスタリカの「マイクロミル」。自分たちのコーヒーにより付加価値のつけた高品質なコーヒーを生産することで成功を収め、国内各地で花開き、同国の高品質コーヒーを支える存在となっていきました。
そんなマイクロミルムーブメントの先駆者として君臨しているのが【ドン・マジョ】です。
生産者ボニージャ・ソリス一家はコーヒー栽培に対しての確かな見識の持ち主。土地柄に適した品種を採用したり、その外見上の出来だけでなく、実際に自分たちでカッピングまでして品質を見極めています。
また、たとえゲイシャであっても、自分たちが納得するカップキャラクターを呈さなければ単体で販売することを認めず、他の品種と混ぜて価格の低い商品として扱ってしまうそうです。
まさにコーヒー栽培のプロフェッショナルです。
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飲み比べのポイント
精製方法による風味の違い
今回は熟練のマイクロミル【ドン・マジョ】の精製方法が異なる2つのコーヒー(ウォッシュト/ナチュラル)を同時に販売いたします。
同じ農地のコーヒーを精製違いで飲み比べられるのは貴重な機会です。しかも、この2つのコーヒーはテンプレートと言ってよいほど「わかりやすく」その違いを感じらますので、ぜひこの機会に試していただき、その風味の違いを楽しんでいただきたいと思います。
>>精製について詳しく知る:「好みのコーヒーに出会うために知っておきたい4つの精製方法と味わい」
「滑かな質感」「華やかさ」「甘み」に注目
一般的に、ウォッシュトは果肉が取り除かれた状態で乾燥されるためきれいな酸やクリアな味わいが特徴なのに対し、
ナチュラルは果肉をつけたままの状態が長く続くことが影響して、熟したベリー系の果実、スパイス感、ワインやウイスキーを思わせる芳醇さ等、独特の香りと味わいに仕上がると言われています。
今回販売する「エル・ハルディン」においても、精製方法による風味の違いをわかりやすく感じていただけます。焙煎度はいずれもフレンチロースト(深煎り)。
共通して感じられるのは「滑かな質感」「華やかさ」「甘み」。その"質の違い"に注目です。
ウォッシュトはビターチョコレートの様な滑らかな触感に、黒糖を思わせるコクのある甘みが心地よく、冷めてくるとほのかに赤い果実を思わせる華やかさが感じられる品の良い深煎りです。
一方、ナチュラルでは舌の上を滑っていくかのような滑らかな触感に、洋酒を思わせる華やかなフレーバーと熟したベリー系の果実の様な甘みが感じられ、芳醇な印象の深煎りです。