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インドネシア 「マラバール」 シティロースト 200g



 

インドネシアコーヒーの新たな可能性
ジャワ島西部の「マラバール」新登場

当社のインドネシアコーヒーといえば、まずLCFマンデリンを思い浮かべる方が多いと思います。同国のなかでも高品質なコーヒーを栽培できる地域としてスマトラ島には長年力を入れてきました。その結晶がLCFマンデリンであることは間違いありません。一方で、ジャワ島やその他の地域でもコーヒーは多く栽培されています。それぞれ産地のひとつとして注視はしていましたが、正直なところ当社で扱える品質のものがほとんど現れてきませんでした。しかし、今回ジャワ島の西部バンドゥンから届いた「マラバール」は、スマトラ以外からもこのクオリティのものがやっと来たかと思えるほど、インドネシアの新たな可能性を感じさせてくれるコーヒーです。

首都ジャカルタが存在するジャワ島の人口は約1億2400万人。インドネシアのみならず、世界第1位の人口を有する島です。島の形状は東西に長く全長は1,040kmに上り、東京-福岡とほぼ同じ距離に匹敵します。今回販売するマラバールは6つに分かれる州のなかでも西ジャワ州に属しており、アジアのコーヒー生産地としては標高も十分高く、環境としては非常に優れています。

この地で2011年からコーヒー生産を続けるウィルダンさんは4つの農地とウェットミルに加えドライミルまで所有する熱心な生産者。コーヒー生産の経験はまだ浅いですが、様々な品種を試験的に植えたり、収穫に際しては独特の取り組みによって熟度の高いチェリーのみを選択的に摘み取るなど、高品質なコーヒーを生産するという熱意を強く感じる生産者です。今後もより良い品質を一緒に目指していきたいと考えています。

一口飲んだ瞬間にマラバールの独特な世界に引き込まれるはずです。程よいコクとソフトな触感のなかに感じる酸はドライマンゴーや赤い果実の印象でしょうか。冷めてくると少しスパイシーなニュアンスも表れてきます。それらが複雑に重なり合うことで生まれるマラバール特有のキャラクターを最後の一滴までお楽しみください。

昨年の7月に当社社長の伊藤とスタッフ薄波が現地を訪れています。農地や精製工場を視察し、現地のスタッフとの交流や生産設備の確認を行いました。ページ下部にて、その視察の詳細を写真と共に紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
 

こちらの商品は6月13日(水)午前8:00で販売を終了いたします。ローストの都合上、期限内にご注文いただいても6月15日(金)以降の納期をご指定された場合、商品を発送することできません。また、在庫が限られておりますので、期限内よりも早く販売を終了することがございます。何卒ご了承ください。まだ購入されていない方はもちろん、また飲みたいと考えていた方はぜひお買い逃がしのないようお早めにご注文ください。

【賞味期限】 豆のまま:60日 粉に挽く:30日

インドネシア 「マラバール」 シティロースト 200g

商品コード : cfe00306
価格 : 1,300 円(税込1,404 円)
ポイント : 42
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<ロースター小林のコメント>

 当社でジャワ島のコーヒーを販売するのは実に7〜8年ぶりのことですが、正直これだけ明確なキャラクターのクリーンなジャワコーヒーは初めて体験しました。
 ドライマンゴーやほんのりベリーを思わせる甘み、舌触りの滑らかさが印象的です。LCFマンデリンに比べソフトな口当たりながら複雑なフレーバーが感じられ、両者を比較するのも面白いと思います。いま少し深めの焙煎にすればミルクチョコレートのようなニュアンスも 取り出せそうですが、初登場となる今回は酸と苦みのバランスに優れたシティローストに仕上げました。
 

生産者:ウィルダン氏
地域:西ジャワ州バンドゥン県
標高:1,650〜1,750m
品種:シガラーウタン
精製:スマトラ式

インドネシアは世界最多の島嶼を抱える国です。1万3,466もの島々で構成されていて、東端の島から西端の島まで距離が5,110キロメートルもあります。そのなかでもジャワ島は首都ジャカルタを擁する世界第1位の人口を有する島です。今回販売する「マラバール」は西ジャワ州バンドゥン県にあります。


マラバールとは農地の近くにある山の名前が由来になっています。農園主のウィルダンさん曰く「偉大な山の名前を農地につけることで、そこで働く労働者のみんなのモチベーションも上がる」とのこと。奥に見えるのがマラバール山。


周辺には茶畑も広がっています。ジャワ島のコーヒーは1870年代に一度さび病によって壊滅しており、茶畑へと切り替わっていましたが、近年では政府の支援もありコーヒー農地が復興しつつあります。


こちらがマラバールの農地です。非常にきれいに整備されています。コーヒーの樹を過度な直射日光から守るシェードツリーにはユーカリが使われています。見事に整然と植えられていますね。


今回販売する品種は「シガラーウタン(Sigarar utang)」。皆様には聞きなれない品種だと思います。未解明な部分の多い品種ですが、現地では耐さび病性に優れ、1-2年で実を付け通年収穫できるため非常に生産効率が高いと言われています。


このリストバンドは収穫に際しピッカーに配られるものです。このバンドの色と同じ色にまで熟したチェリーのみを収穫するよう指導しているとのこと。直観的でわかりやすく、ピッカーを多く抱える農園にとっては指導の労力を軽減出来るので非常に効率的です。


収穫したチェリーはまず浮力選別にかけられます。水を張ったバケツとザルを使用して浮いたチェリーを丁寧に除去していきます。収穫の精度が高いため、未熟豆の混入はほぼないそうです。


チェリーをパルパー(果肉除去機)に投入し、果肉を取り除いていきます。
※移動式のパルパーは撮影できませんでしたので、別の農地(ウェニンガリ)の近くにある固定式のパルパーの様子をご覧ください。マラバールのコーヒーチェリーもこちらで精製することもあるそうです。



除去された果肉(パルプ)は背面部から排出され、集められたのち肥料として再利用されます。


その後は発酵槽にて約16時間のドライファーメンテーション。取り残している果肉と豆の粘着物(ミューシレージ)を自然な酵素によって発酵させて除去します。


ファーメンテーションが終わると水路で水洗されます。


水洗後の粗選別も欠かしません。ザルを使ってふるいにかけます。


乾燥棚を利用した一次乾燥。定期的に撹拌することで乾燥ムラや過度な日当たりを防ぎます。一次乾燥を終えるとドライミルへ運ばれます。


ドライミルへ移送されたのち二次乾燥に入ります。ブラックシートに広げられ、ここで豆の水分値が30〜35%(計測器使用)になるまで乾燥させます。


そして、脱殻。パーチメントと呼ばれる殻を機械で取り除き生豆を取り出します。


脱殻後は7-10日間かけて水分値を11〜12%になるまで乾燥させます。


比重選別です。斜めに設置された板が振動することによって、重さごとに生豆を分けることができます。


見事に選別されています。一番上が軽いもの、一番下が重いものです。


次はスクリーン選別です。ふるい(穴の開いた板)を積み重ね、振動にかけます。するとスクリーンサイズ(大きさ)の小さい豆ほど下に落ちてくる仕組みです。


仕上げは人の手によるハンドソーティングです。ベルトコンベア式の台を使用しています。ハンドソーティングは人件費が、ベルトコンベアは設備費が多くかかるため導入している精製工場は多くありませんが、導入することで確実に品質にはプラスに働きます。


ハンドソーティング中も品質チェックが入ります。ベルトコンベアの末端部分にひもの付いたペットボトルを釣り下げておきます。一定時間経過すると生豆が溜まってくるのである程度の量になると別室でチェックを行います。ここまで徹底した選別とチェックによって品質を担保しているのです。


代表のウィルダンさん。視察に際しては、熱烈に歓迎していただき、農地や施設の案内も細かく丁寧に行っていただきました。